奈良県の水道料金は高い?主要12市の安い順ランキング【2026年最新】

本記事の情報は2026年6月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 奈良県主要12市の水道料金ランキング(口径13mm・月20m3・税込)
  • 全国平均・大阪市との料金比較(実際に「高い」か「安い」か)
  • 2025年4月発足の奈良県広域水道企業団による料金統一の内容
  • 最安・葛城市と奈良市の料金が安い理由
  • 奈良に引越す際の水道手続きと申し込み方法

「奈良の水道料金は高い」という検索をする方が少なくありませんが、実際のところはどうでしょうか。今回、奈良県主要12市の水道料金(口径13mm・月20m3・税込)を公式料金表から調査したところ、12市すべてが全国平均(月3,274円)を下回ることがわかりました。

ただし、大阪市(月2,112円)や川崎市(月2,321円)など料金が低い都市から引越してくると、奈良県の多くの市では水道代が上がります。また、2025年4月には奈良県広域水道企業団が発足し、奈良市・葛城市を除く26市町村(市は10市・町村は16)の料金が統一されました。引越し先を選ぶ前に、最新の料金と手続き方法を確認しておきましょう。

目次

奈良県12市 水道料金ランキング【2026年最新】

以下の表は、奈良県主要12市の水道料金を安い順に並べたものです。口径13mm・月20m3使用・税込・水道料金(上水道のみ)の条件で統一しています。隔月検針の市は2か月分÷2で月額換算しています。

出典:各水道事業者公式サイト(2026年6月時点)。口径13mm・月20m3・税込・水道料金のみ。隔月検針の市は2か月分÷2で月額換算。
順位 市名 月額(税込) 事業者 検針
1位 葛城市 2,300円 葛城市上下水道部 水道課 隔月
2位 奈良市 2,728円 奈良市企業局 毎月請求(隔月検針)
3位 橿原市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 生駒市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 大和高田市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 桜井市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 大和郡山市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 天理市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 香芝市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 五條市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 宇陀市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月
3位 御所市 2,981円 奈良県広域水道企業団 隔月

最安の葛城市(2,300円)と企業団加入10市(2,981円)を比べると、月681円・年間約8,172円の差があります。県内の格差は1.3倍程度ですが、すべての市が全国平均(3,274円)を下回っています(出典:日本水道協会 水道統計)。

奈良県の水道料金は「高い」か?大阪・全国と比べると

「奈良の水道料金は高い」という声は、主に大阪府から引越してきた方に多いようです。大阪市の水道料金(月2,112円)と比べると、奈良県の企業団エリア(月2,981円)は月869円・年間約10,428円高くなります。

出典:各水道事業者公式サイト(2026年6月時点)。口径13mm・月20m3・税込・水道料金のみ。
地域 月額(税込) 備考
大阪市 2,112円 大阪市水道局
葛城市(奈良・最安) 2,300円 葛城市上下水道部
奈良市 2,728円 奈良市企業局
奈良県企業団エリア10市 2,981円 奈良県広域水道企業団
全国平均 3,274円 日本水道協会 水道統計
大阪から奈良に引越すと、水道代はどれくらい変わりますか?
大阪市(月2,112円)から奈良県の企業団エリア(月2,981円)に引越すと、月869円・年間約10,428円の増加になります。ただし、どの市に住むかで差があり、葛城市(2,300円)なら年間約2,256円の増加にとどまります。

一方、全国平均(3,274円)と比べると、奈良県の12市はすべて安い水準にあります。「奈良の水道料金が高い」という印象は、大阪市・名古屋市などの大都市と比べた相対的な感覚から生まれているものと言えます。全国的に見れば奈良の料金は低い部類です。

2025年4月に「奈良県広域水道企業団」が発足―26市町村の料金が統一された

奈良県の水道事業を理解するうえで欠かせないのが、2025年4月1日(令和7年4月)に事業を開始した奈良県広域水道企業団の存在です(法人設立は2024年11月1日)。

それまで奈良県内の各市町村は、それぞれ独自に水道事業を運営していました。しかし、老朽化した水道設備の更新費用の増大と人口減少による収益減少という二重の課題に直面し、奈良県と26市町村が統合してひとつの事業体を設立しました。これが奈良県広域水道企業団です。

企業団への統合によって、橿原市・生駒市・大和高田市・桜井市・大和郡山市・天理市・香芝市・五條市・宇陀市・御所市の10市を含む26市町村に統一料金(2か月40m3=5,962円・月換算2,981円)が適用されました(出典:奈良県広域水道企業団 水道料金について)。

なお、統合から5年間は経過措置として、旧料金と企業団料金を比較し低いほうが適用されます。市によっては企業団料金のほうが旧料金より安いケースもあり、その場合は即時に企業団料金が適用されます。

奈良市と葛城市はこの企業団に直接加入しておらず、企業団から水を買い(用水供給)、末端の給水は各市が独自に行っています。

最安・葛城市の水道料金が安い理由

奈良県内でもっとも水道料金が安い葛城市(月2,300円)は、奈良県広域水道企業団に加入せず、独自に末端給水を運営しています。葛城市の水道はため池を主な水源とする自己水源で賄われており、需要に応じて奈良県広域水道企業団(御所浄水場系統・吉野川水系)から補完的に受水もしています(出典:葛城市 水道事業の今後の方針について)。

独自運営を続けることで、企業団の統一料金(2,981円)より681円安い水準を実現しています。ただし、今後の設備更新コストや人口動態によっては、料金改定の可能性もゼロではありません。引越し前に葛城市上下水道部の最新情報を確認することをおすすめします。

奈良市の水道料金が安い理由―1999年から据え置き

県庁所在地の奈良市(月2,728円)が、企業団10市(2,981円)より安い背景には、平成11年(1999年)から現在まで約27年間、水道料金の本体改定が一切行われていないという事実があります(出典:奈良市企業局 水道料金表)。

奈良市は独自の水源(布目ダム・須川ダム・比奈知ダム)と企業団からの受水を組み合わせ、比較的安定した水道経営を続けてきました。令和8年(2026年)2〜4月請求分には基本料金の3か月分減免措置も実施されており、市民負担の軽減が図られています。ただし、老朽化対策や設備更新の必要性は奈良市も例外ではなく、将来の料金改定動向には注意が必要です。

奈良県の水道水の水源

奈良県広域水道企業団は2つの系統で水を処理しています。

  • 御所浄水場系統:吉野川(下渕頭首工・下市取水場から取水)。橿原市・大和高田市・大和郡山市・香芝市・御所市などに主に供給(出典:奈良県広域水道企業団 浄水場のご案内)。
  • 桜井浄水場系統:宇陀川・室生ダムから取水。宇陀市などに単独供給。天理市・生駒市・桜井市は御所浄水場系統との両系統から供給を受けている。

奈良市は上記に加え、木津川(比奈知ダム)・布目川(布目ダム)・白砂川(須川ダム)の3系統を独自の水源として活用しています(出典:奈良市企業局 水源のご紹介)。

奈良県南部は吉野川・宇陀川など清澄な河川に恵まれており、良質な原水を確保しやすい環境にあります。

奈良に引越す際の水道手続き

奈良県内に引越す際の水道の使用開始手続きは、引越し先の市を管轄する水道事業者に申し込みます。奈良市と葛城市は各市の窓口、その他の10市は奈良県広域水道企業団の各事務所が対応します。

一般的な申し込みの流れは次のとおりです。

STEP
引越し先の市を確認し、担当する水道事業者を調べる

奈良市は奈良市企業局、葛城市は葛城市上下水道部、それ以外の10市(橿原・生駒・大和高田・桜井・大和郡山・天理・香芝・五條・宇陀・御所)は奈良県広域水道企業団が担当します。

STEP
引越し日の1〜2週間前を目安に「使用開始」を申し込む

電話またはインターネットで申し込みを受け付けています。引越し日・新住所・量水器番号を手元に用意しておくとスムーズです。

STEP
旧住所の「使用停止」も同時に申し込む

引越し前日まで水が使えるよう、使用停止日は退去日に設定するのが一般的です。新旧どちらの申し込みも同じタイミングでまとめておこなうと手間が省けます。

STEP
引越し当日または指定日に開栓確認をおこなう

開栓作業は立ち会い不要の場合が多く、蛇口をひねって水が出れば完了です。水が出ない場合は担当の水道事業者に連絡してください。

奈良県広域水道企業団への申し込みは、企業団の公式サイトから各市の担当事務所を確認できます(奈良県広域水道企業団 組織・窓口一覧)。奈良市への申し込みは奈良市企業局(奈良市企業局公式サイト)、葛城市は葛城市上下水道部(葛城市上下水道部公式サイト)が窓口です。

引越し手続きは水道だけでなく、電気・ガス・住所変更など同時に多くの作業が重なります。余裕をもって早めに手続きを済ませておきましょう。以下のボタンからでも電気・ガス・水道をまとめて手続きできますよ。

よくある質問

奈良県で水道料金が一番安い市はどこですか?

2026年6月時点では、葛城市(月2,300円)が最安値です。奈良県広域水道企業団に加入せず独自の末端給水を維持しているため、企業団統一料金(2,981円)より安くなっています(口径13mm・月20m3・税込・水道料金のみ)。

奈良市の水道料金はいつから変わっていないのですか?

奈良市の水道料金は平成11年(1999年)から約27年間、本体改定が行われていません。消費税改定に伴う調整のみで、基本料金・従量料金の単価は据え置きが続いています(出典:奈良市企業局)。

奈良県広域水道企業団とは何ですか?

奈良県と26市町村が2025年4月に設立した水道事業の統合体です。水道設備の老朽化更新コスト増大と人口減少による収益低下という課題に対応するため、個別事業を統合してコスト分担を図りました。奈良市・葛城市を除く26市町村(市は10市・町村は16)に末端給水を行っています(出典:奈良県広域水道企業団 企業団の概要)。

隔月検針の市は、毎月水道代を払うのですか?

奈良県広域水道企業団加入10市と葛城市はいずれも2か月に1回まとめて検針・請求します(奈良市は隔月検針・毎月請求)。企業団エリアおよび葛城市の口座振替は2か月に1回となり、1回の引き落としは月額の約2倍です。

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料金は改定される場合があります。引越し前に各水道事業者の公式サイトで最新の金額をご確認ください。

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