光回線のONU・ルーター・モデムの違い|機器の役割をやさしく解説

光回線を契約すると、「ONU」「ルーター」「モデム」「ホームゲートウェイ」といった機器の名前が出てきます。似ているようで役割が違い、混同しやすいものです。それぞれの機器が何をしているのかを、やさしく整理します。違いが分かると、トラブルのときに「どの機器を確認すればいいか」も判断しやすくなります。専門的に見える機器ですが、役割さえ押さえれば、難しく考える必要はありません。一つずつ整理していきましょう。

本記事の情報は2026年8月時点のものです。機器の名称や仕様は環境により異なります。最新情報は各回線事業者の公式サイトでご確認ください。

ONUとルーター、名前はよく聞くのに違いがピンときません。どっちがWi-Fiを出しているんですか?

相談員

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Wi-Fiを飛ばしているのはルーターのほうです。ONUは光の信号を受け取る入口の機器で、その先で家中に配るのがルーター、と2つに分けて覚えると混同しにくくなりますよ。

光回線の機器は、役割が分かれている

光回線を使うには、いくつかの機器が連携しています。大きく分けると、「インターネットの信号を受け取る機器」と、「その信号を家の中の機器に配る機器」です。まずは全体像を押さえましょう。

機器 主な役割
ONU(光回線終端装置) 光信号と電気信号を変換する
モデム 電話回線などの信号を変換する(光回線では基本的に使わない)
ルーター 複数の機器をインターネットにつなぐ・Wi-Fiを飛ばす
ホームゲートウェイ ONUとルーターなどの機能を1台にまとめたもの
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ONU(光回線終端装置)とは

ONUは、光ファイバーを通ってきた「光の信号」を、パソコンなどが使える「電気の信号」に変換する機器です(出典:NTT東日本「ONU(光回線終端装置)とは」)。光回線を使うときの“入口”にあたる機器で、壁の光コンセントとつながっています。光回線には欠かせない機器です。

相談員

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機器の名前をひとつずつ暗記するより、「信号を受け取る係」と「家の中に配る係」という役割で見ると整理しやすいです。つながらないときも、どちらの係の機器を確認すればいいか見当をつけやすくなります。

モデムとの違い

「モデム」は、電話回線(ADSLなど)の信号を変換する機器で、役割はONUと似ています。ただし光回線では、信号の変換はモデムではなくONUが担います。そのため、光回線で「モデム」と呼ぶ機器は基本的にありません。以前ADSLなどを使っていた方は、モデムの代わりにONUがあるとイメージすると分かりやすいでしょう。

ルーターとは

ルーターは、複数の機器(パソコン・スマホ・テレビなど)を同時にインターネットにつなぐための機器です(出典:NTT西日本 チエネッタ「光回線で使うルーターとは」)。多くのルーターはWi-Fi機能を備えていて、ケーブルなしで家中の機器をつなげます。ONUが受け取った信号を、家の中に“配る”役割と考えると分かりやすいです。

ホームゲートウェイ(HGW)とは

ホームゲートウェイは、ONUとルーターなどの機能を1台にまとめた機器です。ひかり電話を使う場合は、このホームゲートウェイがレンタルされることが多くあります。1台でいくつもの役割をこなすため、機器の数を減らせるのが利点です。ひかり電話を使わない場合は、ONUとルーターが別々になっていることもあります。自分の家にどの機器があるかは、機器に貼られたラベルや契約書類で確認できます。型番が分かると、サポートに問い合わせるときもスムーズです。

かんたんにまとめると

ONU=光をうけとる入口、ルーター=家中に配る機器、ホームゲートウェイ=その両方を1台にしたもの、モデムは光回線では基本的に使わない——と覚えておけば十分です。機器の役割が分かると、設定やトラブルのときに迷いません。

機器はどう用意する?

機器の用意のしかたは、契約する回線によって異なります。

  • ONU・ホームゲートウェイ:多くの場合、回線事業者からレンタルされます。自分で購入するものではありません。
  • Wi-Fiルーター:事業者からレンタルできる場合と、自分で用意する場合があります。レンタルの有無や月額を確認しましょう。

Wi-Fiルーターを自分で選ぶ場合は、対応する規格や、IPv6 IPoEに対応しているかを確認すると安心です。接続方式については 光回線のIPv6・IPoEとは をご覧ください。

知っておきたいポイント

ルーター機能付きの機器(ホームゲートウェイなど)に、ルーター機能を持つ市販のWi-Fiルーターをそのままつなぐと、ルーターが2台重なった「二重ルーター(二重NAT)」の状態になり、接続がうまくいかない・不安定になることがあります。市販のWi-Fiルーターには、ルーター機能を止めてWi-Fiだけを使う「ブリッジ(AP)モード」への切り替えが用意されていることが多く、上位の機器にルーター機能があるときはこちらに切り替えると、原因の切り分けがしやすくなります(出典:バッファロー公式「ブリッジ設定にする必要はありますか/どのような場合にルーター機能を停止させますか」)。

機器の置き場所と使い方のコツ

機器の性能を活かすには、置き場所も大切です。とくにWi-Fiルーターは、電波が届きやすい場所に置くと快適になります。

  • ルーターは家の中央付近に:壁や家具が少なく、できるだけ高い位置が理想です。
  • 電波を出す家電から離す:電子レンジなどのそばは避けると安定しやすくなります。
  • ONUとルーターはまとめて設置:短いケーブルでつなげる場所に置くと、配線がすっきりします。

置き場所を変えるだけで、Wi-Fiの速度や安定性が改善することがあります。遅いと感じたら、まず置き場所を見直してみましょう(光回線が遅い原因と対処法)。

Wi-Fiルーターは買い替えたほうがいい?

古いWi-Fiルーターを使い続けていると、回線が速くてもルーターが足を引っ張り、本来の速度を活かせないことがあります。次のような場合は、買い替えやレンタルの見直しを検討するとよいでしょう。

  • 何年も同じルーターを使っている
  • 新しいWi-Fiの規格に対応していない
  • 家族が増えて、同時に使う機器が多くなった

事業者からレンタルできる場合は、新しい機器に交換できることもあります。月額や条件を確認してみましょう。

機器のトラブルが起きたら

ネットがつながらないときは、これらの機器のランプやケーブルを確認します。ONUやルーターを再起動すると直ることも多くあります。確認の手順は 光回線がつながらない時の原因と対処法 でくわしく解説しています。

よくある質問

ONUとルーターは何が違う?
ONUは光の信号を電気の信号に変える入口の機器、ルーターはその信号を複数の機器に配る・Wi-Fiを飛ばす機器です。役割が違います。
ホームゲートウェイがあればルーターはいらない?
ホームゲートウェイにルーター機能が含まれていれば、別途ルーターは不要なことが多いです。Wi-Fiの性能を上げたいときに、別のルーターを足すこともあります。
光回線にモデムは必要?
光回線では、信号の変換はONUが担うため、モデムは基本的に使いません。
レンタル機器と市販ルーター、どっちがいい?
回線の速度を活かすには、新しい規格に対応した市販ルーターが有利なことがあります。ただし事業者のレンタル機器でも十分な場合が多いので、まずは今の機器で速度を確かめてから検討するとよいでしょう。

まとめ

光回線の機器は、役割で分けると理解しやすくなります。ONUは光の信号を電気の信号に変える入口、ルーターはその信号を家中の機器に配る・Wi-Fiを飛ばす機器、ホームゲートウェイはその両方を1台にまとめたものです。モデムは光回線では基本的に使いません。

ONUやホームゲートウェイは事業者からレンタルされることが多く、Wi-Fiルーターはレンタルか自分で用意するかを選びます。機器の役割が分かれば、設定やトラブルのときも落ち着いて対応できます。回線や機器のことで迷ったら、特定の回線に偏らない窓口で気軽に相談してください。

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監修者 小林 充

このページの監修者

小林 充(ネット回線アドバイザー)

株式会社ClassLab. 監修者について

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