ドコモ光のONUとルーター|Wi-Fiの用意の仕方と、ルーター01・光電話対応ルーターの扱い

ドコモ光で最初に知っておきたいのは、ドコモから借りるONUやONU一体型のホームゲートウェイには、Wi-Fiの機能がないことです。
Wi-Fiを使うには、無線LANルーターを別に用意します。
用意の仕方は、プロバイダの無償レンタル、ドコモの有料レンタル、自分で用意するの3つで、プロバイダによって使える方法が違います。
ドコモ光ルーター 01やドコモ光電話対応ルーターの扱い、IPv6(IPoE)に合うルーターの条件まで、ドコモの公式の案内をもとに整理します。
ドコモ光の工事が終わって機器も付いたのに、スマホのWi-Fi一覧にそれらしい名前が出てきません。設定が足りないんでしょうか。
相談員
設定ではなく、機器が足りていない可能性が高いです。ドコモの注意事項には、ドコモが貸し出すONUとONU一体型のホームゲートウェイには無線LAN機能が搭載されていないと書かれています。先に確かめたいのは、契約したプロバイダの特典です。ドコモ公式の一覧を見ると、多くのプロバイダにドコモ光の契約期間中は無償で借りられるWi-Fiルーターがありますが、載っていないプロバイダもあります。
ドコモ光で家に置く機器と、借りる先
ドコモ光の家の中の機器は、役割ごとに借りる先が分かれています。
契約内容によって、置かれる機器の組み合わせが変わります。
| 機器 | 役割 | 借りる先・料金(2026年9月時点・税込) |
|---|---|---|
| ONU(回線終端装置) | 光の信号を変換する。パソコンなどを複数台つなぐにはルーターが別に必要 | ドコモから借りる形で、工事のときに設置される。NTTロゴ入りで、返却先はNTT東日本・NTT西日本 |
| ドコモ光電話対応ルーター | ドコモ光電話を使うためのルーター。ONUと一体の機種もある | ドコモ光電話の契約時にドコモからレンタル。無線LAN機能を使わなければ無料 |
| 無線LANルーター(Wi-Fi) | スマホやパソコンをWi-Fiでつなぐ | プロバイダの無償レンタル、ドコモのレンタル(1Gbps対応330円・10Gbps対応550円/月)、自分で用意のいずれか |
ONUの役割と、ONU一体型のドコモ光電話対応ルーターがあることは、ドコモの工事の案内に書かれています(出典:NTTドコモ「ドコモ光/ahamo光の工事内容について」PDF)。
ONU一体型の機種には、差込口(スロット)がなく、契約に応じてルーター機能や無線LAN機能を遠隔でオン・オフするものもあります。
ONUの扱いで見落としやすいのは、返却先です。
ドコモのFAQでは、ONUやホームゲートウェイなどNTTロゴ入りの機器は、NTT東日本・NTT西日本へ返すよう案内されています(出典:NTTドコモ FAQ「解約後に返却が必要なものはありますか?」)。
ONU・ルーター・ホームゲートウェイの違いそのものは ONUとは?ルーター・ホームゲートウェイとの違い にまとめています。
Wi-Fiルーターの用意の仕方は3つ
Wi-Fiルーターの用意の仕方と、それぞれの特徴は次のとおりです。
| 用意の仕方 | 費用(2026年9月時点・税込) | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| プロバイダの無償レンタル | ドコモ光の契約期間中に限り無償 | あるかどうか、申し込み方法、条件はプロバイダごとに違う。解約時はプロバイダへ返却 |
| ドコモのレンタル | 1Gbps対応330円/月、10Gbps対応550円/月 | My docomoで申し込む。途中でやめるとき、東日本エリアの1Gbpsでは廃止工事料3,300円 |
| 自分で用意(市販品) | 購入費用のみ | プロバイダのIPv6(IPoE)の方式に対応している必要がある。不具合の問い合わせは提供元へ |
ドコモのレンタル料金は、FAQに一覧で載っています(出典:NTTドコモ FAQ「1Gbps/10Gbpsの無線LANルーターやドコモ光電話対応のルーターはレンタルできますか?」)。
2026年3月3日以前にNTT西日本エリアで契約した人は、月額110円です。
無線LANカードを追加する場合は、1枚330円/月です。
ドコモのレンタルを途中でやめるときの費用は、見落としやすい点です。
FAQでは、東日本エリアで1Gbpsを使っている場合、廃止工事料が3,300円(税込)かかると案内されています(出典:NTTドコモ FAQ「ドコモからレンタルしている無線LANルーターを解約したい」)。
ドコモの注意事項でも、利用開始後に無線LANルーターを廃止すると、ルーター機能を遠隔で止める工事をするため工事料がかかると書かれています。
レンタル料金は日割りで、解約後は機器を返却します。
「あとで市販品に替えればいい」と考えているなら、最初から市販品にするか、プロバイダの無償レンタルがあるかを先に確かめるほうが余計な費用がかかりません。
プロバイダの無償レンタルがあるかの見分け方
ドコモは、ドコモ光 1ギガのプロバイダごとに、IPv6に対応したルーターを一覧で公開しています(出典:NTTドコモ「ドコモ光 1ギガ対応プロバイダのIPv6対応状況」PDF(2026年9月2日現在))。
この一覧の対応ルーターの欄に、「ドコモ光のプロバイダサービスにて提供するWi-Fiルーター(ドコモ光契約期間中に限り無償レンタル可能)」とあるかどうかで見分けられます。
一覧から3つの例を挙げます。
| プロバイダ(タイプA) | 無償レンタルのWi-Fiルーター | IPv6(IPoE)の申し込み |
|---|---|---|
| OCN インターネット | 記載あり | 不要(自動適用) |
| GMOとくとくBB | 記載あり | 不要(自動適用) |
| エディオンネット | 記載なし | 必要 |
一覧の注記では、無償レンタルのWi-Fiルーターは、プロバイダによって申し込み方法や提供条件が異なり、詳細は各プロバイダの「プロバイダ提供条件書」で確認するよう書かれています。
plalaのように、同じ欄に「新規受付停止」と付いているプロバイダもあります。
プロバイダで迷っている段階なら、月額や特典と並べて、この欄も見ておくと選びやすくなります。
ドコモ光のプロバイダの考え方は ドコモユーザーの光回線の選び方 にまとめています。
相談員
プロバイダから借りたWi-Fiルーターは、解約のときにプロバイダへ返します。NTTロゴ入りのONUの返却先はNTT東西です。ドコモの注意事項には、ONUやONU一体型のホームゲートウェイを、プロバイダのルーターと間違えて返さないようにと書かれています。借りた先ごとに、箱や書類を分けて保管しておくと迷いません。
ドコモ光ルーター 01は、今は動作保証の対象外
「ドコモ光ルーター 01」は、ドコモが以前から案内している無線LANルーターです。
いま持っている人が使い続けられるかについて、ドコモのFAQは次のように答えています(出典:NTTドコモ FAQ「「ドコモ光ルーター 01」はドコモ光/ahamo光の料金プランに対応していますか?」)。
| 確認したいこと | ドコモの案内(2026年9月時点) |
|---|---|
| 使えるか | ファームウェアが1.3.0以上なら使える場合がある |
| 保証・修理 | ファームウェアの更新の提供と修理の受付が終了しているため、動作保証の対象外 |
| 10ギガで使えるか | ルーター01だけではインターネットにつながらない。10Gbps対応のルーターが別に必要で、ルーター01を使う場合は最大1Gbpsに制限される |
| ドコモ光電話対応ルーターがある場合 | ドコモ光電話対応ルーターのLAN端子にLANケーブルでつなぐ(ファームウェア1.3.0以上) |
光電話対応ルーターがある場合の案内は、別のFAQにあります(出典:NTTドコモ FAQ「ドコモ光電話対応ルーターを設置している場合「ドコモ光ルーター 01」は利用できますか?」)。
IPv6の方式によっては使えないこともあります。
先ほどのIPv6対応状況の一覧では、BB.exciteとTigers-net.comの欄に、ルーター01は「クロスパス」方式に非対応と注記されています。
ルーター01を使い続けるなら、ファームウェアの版と、プロバイダのIPv6の方式の2つを確かめてください。
ドコモ光電話対応ルーター(ホームゲートウェイ)がある場合
ドコモ光電話を契約すると、ドコモ光電話対応ルーターがドコモからレンタルされます(出典:NTTドコモ「新規契約|ドコモ光」)。
月額は無線LAN機能の有無で分かれ、無線LAN機能のないルーターなら無料、無線LAN機能付きはドコモ光 1ギガで330円、10ギガで550円です(2026年9月時点・税込)。
つまり光電話を使う家では、Wi-Fiを光電話対応ルーターの無線LAN機能で済ませるか、無線なしの光電話対応ルーターに別のWi-Fiルーターをつなぐかを選べます。
注意したいのは、IPv6との組み合わせです。
ドコモのIPv6の案内では、プロバイダのIPv6インターネット接続を使いたい場合、使っているドコモ光電話対応ルーターやホームゲートウェイによっては使えない場合があるとしています(出典:NTTドコモ「IPv6インターネット接続機能|ドコモ光」)。
その場合は対応機器への交換ができ、交換には工事費がかかることがあります。
申し込み先はドコモ光サービスセンターです。
NTT東日本のひかり電話から切り替える人には、機器の料金の違いもあります。
ドコモの案内では、NTT東日本でひかり電話対応機器の利用料(月額495円・税込)を払っている人がドコモ光電話に切り替えると、この機器利用料がかからなくなるとしています(出典:NTTドコモ「ドコモ光電話」)。
ドコモ光電話そのものの月額は550円(税込)です。
IPv6(IPoE)は、プロバイダの方式に合うルーターが要る
ドコモの案内では、IPv6の接続には「PPPoE IPv6通信」「IPoE IPv6通信」「IPoE IPv4 over IPv6通信」の3つの方式があり、プロバイダごとに推奨している方式が違うと説明しています(出典:NTTドコモ「IPv6インターネット接続機能|ドコモ光」)。
IPoEで使うための「v6オプション」は、ドコモ光の利用開始とあわせて提供されるため、多くの人は別に申し込む必要がありません。
NTT西日本エリアで2021年5月4日以前に開通している人は、申し込みが要る場合があります(工事料は無料)。
同じIPv4 over IPv6でも、プロバイダによって方式の名前が違い、ルーターがその方式に対応している必要があります。
ドコモの一覧(2026年9月2日現在)から3つの例を挙げます。
| プロバイダ | サービス名 | 一覧にある対応ルーター(市販品に関係する部分) |
|---|---|---|
| GMOとくとくBB | v6プラス | 「v6プラス」対応ルーター |
| hi-ho | IPv6_IPoE接続サービス | 「OCNバーチャルコネクト」対応ルーター(利用には申し込みが必要) |
| BB.excite | IPv6 IPoE接続サービス | 「transix」または「クロスパス」対応ルーター(申し込み時期などで方式が異なる) |
一覧の注記では、申し込み時期などで使っているIPv6の方式が異なるプロバイダがあり、自分の方式はプロバイダの窓口で確認するよう書かれています。
市販ルーターの箱に「IPv6対応」とあるだけでは足りず、この方式名に対応しているかを見る必要があります。
IPv6とIPoEのしくみは IPv6(IPoE)とは にまとめています。
市販のルーターを使うときの条件
ドコモ光で市販のWi-Fiルーターを選ぶときに、公式の案内から言える条件は次の4つです。
特定の機種を選ぶ前に、ここを満たしているかを確かめます。
| 条件 | 公式の案内 |
|---|---|
| ① プロバイダのIPv6の方式に対応 | v6プラス・OCNバーチャルコネクト・transixなど、プロバイダの方式に合うこと(上の一覧) |
| ② 10ギガなら10Gbps対応 | 最大10Gbpsで使うには10Gbps対応ルーターが必要。使えるルーターはプロバイダごとに違う |
| ③ 10ギガならLANケーブルと端子も | LANケーブルはカテゴリ6a以上(10GBASE-T)。パソコンはルーターの「10GLAN」のポートにつなぐ |
| ④ ahamo光ならOCNバーチャルコネクト対応 | ahamo光はOCNバーチャルコネクト対応ルーターが必須。対応機種でもIPoE対応の版でないとつながらない場合がある |
②と③は、ドコモ光 10ギガのプロバイダ別のルーター対応状況にまとめられています(出典:NTTドコモ「ドコモ光 10ギガ対応プロバイダのルーター対応状況」PDF)。
自分で用意する場合の使えるかどうかは、プロバイダに問い合わせるよう書かれています。
ドコモの接続設定の案内でも、自分で用意したルーターについては提供元へ確認する形になっています(出典:NTTドコモ「ドコモ光の宅内機器の接続設定方法」)。
④のahamo光の条件は、ドコモの料金ページに書かれています(出典:NTTドコモ「料金プラン|ドコモ光」)。
パソコン1台だけをONUにLANケーブルで直接つなぐ場合は、ルーターが要らない場合もあると案内されています。
一方で、ドコモ光 10ギガはONUと10Gbps対応ルーターをつないで電源を入れておくと、プロバイダが接続の設定を行う流れです。
電源が入っていないと設定が行われず、開通まで工事後に数時間から数日かかる場合があります。
Wi-Fiの規格や間取りからの選び方は Wi-Fiルーターの選び方、10ギガが必要かどうかは 10ギガ回線は必要か を参考にしてください。
転用・事業者変更のとき、今の機器はどうなるか
フレッツ光や、ほかの光コラボからドコモ光に切り替える場合の機器の扱いは、ドコモのFAQで次のように案内されています(出典:NTTドコモ FAQ「現在利用中の機器などは転用/事業者変更(入)/光回線再利用(入)後も継続して利用できますか?」)。
転用と事業者変更では、今の機器を原則そのまま使えます。
ただし、同時にプロバイダや速度を変えると、ルーターなどの交換や設定の変更が必要になる場合があります。
SoftBank光などから乗り換える場合は宅内機器が変わることがあり、契約内容によってはWi-Fiルーターの返却が必要な場合もあります。
光回線再利用では新しい機器が設置され、前の事業者の機器は工事のときに回収されます。
フレッツ光でNTT東西の無線LANルーターを借りていて、そのまま使い続ける場合は、レンタル料金(1ギガ以内330円・10ギガ550円/月、税込)がドコモ光の料金と一緒に請求されます。
今のWi-Fiルーターを誰から借りているかを、切り替えの前に確かめておくと、返却や二重払いを避けられます。
転用の手順は フレッツ光からの転用の手順 に、つながらないときの再起動の順番は ドコモ光がつながらないときの確認手順 にまとめています。
機器の手間も含めて、回線を比べ直す
ドコモ光は、プロバイダを選ぶことでWi-Fiルーターの用意の仕方やIPv6の方式が変わる回線です。
ドコモのスマホとのセット割があるなら有力な候補ですが、機器の手配や設定をなるべく少なくしたいなら、その点も含めて比べると選びやすくなります。
ドコモ光の料金やプロバイダの種類は ドコモ光の詳細 にまとめています。
住まいと使い方から候補を絞るなら 30秒の回線診断、プロバイダ選びやルーターの用意で迷うときは 無料の相談窓口 で一緒に整理できます。
よくある質問
まとめ
ドコモ光のONUはNTTロゴ入りで返却先はNTT東西、ドコモが貸し出すONUやONU一体型のホームゲートウェイにはWi-Fiの機能がありません。
Wi-Fiルーターは、プロバイダの無償レンタル、ドコモのレンタル(1Gbps対応330円・10Gbps対応550円/月、税込)、市販品の3つから選び、無償レンタルの有無はドコモ公式のIPv6対応状況の一覧で確かめられます。
ドコモ光ルーター 01は、ファームウェア1.3.0以上なら使える場合がありますが、動作保証の対象外です。
市販品を使うなら、プロバイダのIPv6の方式に対応していることが条件で、10ギガでは10Gbps対応のルーターとカテゴリ6a以上のLANケーブルも必要です。
ドコモのレンタルを途中でやめると、東日本エリアの1Gbpsでは廃止工事料3,300円(税込)がかかります。
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出典・参考(公式情報)
- NTTドコモ「ドコモ光ご利用時の注意事項」PDF
- NTTドコモ「ドコモ光/ahamo光の工事内容について」PDF
- NTTドコモ FAQ「解約後に返却が必要なものはありますか?」
- NTTドコモ FAQ「1Gbps/10Gbpsの無線LANルーターやドコモ光電話対応のルーターはレンタルできますか?」
- NTTドコモ FAQ「ドコモからレンタルしている無線LANルーターを解約したい」
- NTTドコモ「ドコモ光 1ギガ対応プロバイダのIPv6対応状況」PDF
- NTTドコモ FAQ「「ドコモ光ルーター 01」はドコモ光/ahamo光の料金プランに対応していますか?」
- NTTドコモ FAQ「ドコモ光電話対応ルーターを設置している場合「ドコモ光ルーター 01」は利用できますか?」
- NTTドコモ「新規契約|ドコモ光」
- NTTドコモ「IPv6インターネット接続機能|ドコモ光」
- NTTドコモ「ドコモ光電話」
- NTTドコモ「ドコモ光 10ギガ対応プロバイダのルーター対応状況」PDF
- NTTドコモ「ドコモ光の宅内機器の接続設定方法」
- NTTドコモ「料金プラン|ドコモ光」
- NTTドコモ FAQ「現在利用中の機器などは転用/事業者変更(入)/光回線再利用(入)後も継続して利用できますか?」
