NURO光の引っ越し手続き|解約+新規契約の順番と、特典で補填される費用

NURO光は引っ越し先へ設備を移す「移転」の手続きがなく、いまの契約を解約して引っ越し先で新規契約を結ぶ形になります。そのぶん解約時の費用は特典で補填される仕組みがありますが、補填の対象になる費用とならない費用が分かれています。順番と期限も決まっているため、そこを先に押さえます。
引っ越しでもNURO光を続けたいのですが、移転の手続きが見つかりません。いったん解約するしかないのでしょうか。解約金や工事費が二重にかかりませんか?
相談員
おっしゃるとおり、NURO光は解約+新規契約になります。ただ「お引越しコード」を使って申し込むと、解約時の契約解除料と工事費残債があとからキャッシュバックで戻る特典があります。気をつけたいのは撤去工事費が補填の対象外という点です。NURO光の撤去工事は必須ではないので、申し込むかどうかがそのまま自己負担の有無になります。
NURO光には移転の手続きがない
多くの光回線には、引っ越し先へ契約を引き継ぐ「移転」の手続きがあります。NURO光にはこれがなく、公式に「NURO 光は移転手続きができないため、『現契約の解約』+『新居での新規契約』が必要となります」と案内されています(出典:NURO光「引越し先でも『NURO 光(H) / 2G / 10G / 20G』を利用したい」)。
つまり手続きの中身は、引っ越し先での新規契約と、いま住んでいる家の解約の2つになります。契約が途切れるため、契約期間の途中なら契約解除料が、工事費の分割払いが残っていれば残債が、いったん請求されます。
ここで効いてくるのが次に説明する特典です。引っ越しを理由に解約する場合、この費用が後日戻る仕組みが用意されています。解約そのものの手順は NURO光の解約手続き に、引っ越し全体の段取りは 引っ越し時の光回線の手続き にまとめています。
順番が決まっている。「お引越しコード」が先
公式に案内されている順番は次の3つです。
マイページにログインし、メニューから「ご契約情報」→「移転(お引越し)の手続き」へ進み、「お引越しコードを発行する」を選びます。
コードを使わずに普通に新規申し込みをすると、引っ越しの特典が適用されません。
マイページのメニューから「ご契約情報」→「NURO 光 を解約する」で手続きします。
見落としやすいのが3番目です。公式には「お引越し先の新契約が開通していても、お引越し元の旧契約がご利用中の場合、キャッシュバックはお受け取りできません」と記載されています。新居が開通したあと、旧宅の解約まで終わらせないと特典が成立しません。
逆にいえば、旧宅を先に解約して回線が使えない期間を作る必要はありません。新居の開通を待ってから解約する順番でよく、その分つながらない期間も作らずに済みます。空白期間を作らない組み立て方は ネットが使えない期間をなくす段取り に整理しています。
特典で補填される費用と、対象外の費用
「お引越し先でもNURO 光 特典」では、引っ越し元の解約費用が後日キャッシュバックで補填され、新居での初期費用も割引の対象になります(出典:NURO光「お引越し先でもNURO 光 特典」)。
| 費用 | 扱い |
|---|---|
| 引っ越し元の契約解除料 | キャッシュバックで補填 |
| 引っ越し元の工事費残債 | キャッシュバックで補填 |
| 新居の契約事務手数料 | 実質0円 |
| 新居の基本工事費 55,000円 | 36か月の分割払いに同額の割引で実質0円 |
| 新居の開通月の月額基本料 | 0円 |
| 引っ越し元の撤去工事費 | 対象外(補填されない) |
| NURO光以外の他社回線の解約違約金 | 対象外 |
| オプションの解約違約金 | 対象外 |
| 携帯電話の解約費用・端末残債 | 対象外 |
解約金と工事費残債という金額の大きい2つが補填の対象になっている一方、撤去工事費だけが引っ越し元の費用のなかで対象外になっています。ここが次の判断につながります。
工事費残債がいくら残っているかの調べ方は 工事費残債の調べ方と、乗り換え時の精算 にまとめています。
撤去工事を申し込むかどうかが自己負担の分かれ目
NURO光の撤去工事は必須ではなく、建物の条件によって必要になるかが決まります(出典:NURO光「撤去工事について知りたい」)。
この2つを重ねると、判断がはっきりします。撤去工事費は特典で戻らない、しかし撤去工事は必ず必要なものでもない。つまり撤去を申し込むかどうかが、そのまま自己負担が発生するかどうかになります。
賃貸の場合、退去時に設備の撤去を求められるかは物件ごとに違います。管理会社や大家に「設備を残したままでよいか」を先に確認すると、必要のない撤去工事を申し込まずに済みます。確認の進め方は アパートの光回線の選び方 に整理しています。
相談員
退去の連絡をするときに、あわせて「光回線の設備はそのままで大丈夫ですか」と一言聞いておくのがおすすめです。残していい物件なら撤去を申し込まなくて済み、その分は丸ごと負担が減ります。逆に原状回復を求められる物件なら、その費用は特典では戻らないので、引っ越し予算に入れておいてください。
基本工事費の割引は36か月かけて受け取る
新居の基本工事費55,000円は、36か月の分割払いに同額の割引が当たることで実質0円になります。ここは月々に分かれた割引です。36か月より前に解約すると、その時点で割引が止まり残債が残ります。
転勤などで数年ごとに引っ越す予定がある場合、この36か月という長さは判断材料になります。もっとも、次の引っ越しでも同じ特典を使えるなら残債は補填の対象になるため、実際の分かれ目は「NURO光を続けられるかどうか」です。エリア外へ移る可能性があるなら、工事のいらない回線を含めて考える手もあります。選択肢は ホームルーターと光回線の違い に整理しています。
特典には期限が5つある
特典の条件は期限で区切られています。公式に案内されている主な条件を並べます。
- 引っ越し元でNURO光を利用中、または解約から6か月以内であること
- 新居でNURO光 2ギガまたは10ギガを新規契約すること
- 申し込みから12か月以内に開通すること
- 開通から6か月以内に決済情報と連絡先メールアドレスの登録を終えること
- 開通から6か月以内に引っ越し元を解約し、解約費用の支払いまで終えること
対象は個人名義の契約で、法人名義は対象外と案内されています。対象プランはNURO光(H)・NURO光 10ギガ(H)の戸建てと、NURO光(M)・NURO光 10ギガ(M)のマンション向け(39戸以下/40戸以上)です。
受け取りの流れにも期限があります。開通から5〜7か月目に「解約違約金証明書貼付シート」が届き、返送後、受領から45日以内に受け取り手続きの案内メールが送られます。証明書類の提出は発送から2か月後の末日まで、口座の指定はメール受信から45日以内で、どちらも過ぎると対象外になります。
つまり特典は申し込んだ時点で確定するものではなく、開通から半年ほどかけて手続きを終えてはじめて受け取れるものです。届いた郵便やメールを見落とさないようにしておく必要があります。
引っ越し先がエリア外だったとき
NURO光は提供エリアが限られています。引っ越し先がエリア外の場合、新居での新規契約ができないため、引っ越し元の解約だけが残ります。この場合は引っ越しの特典も使えません。
そのため、引っ越し先の住所が決まった時点でエリアを確認するのが最初の一手になります。エリアの調べ方は 光回線の提供エリアの調べ方 にまとめています。
エリア外だった場合は、引っ越し先で使える回線を選び直すことになります。住まいと使い方から候補を絞るなら 30秒の回線診断 が早いです。NURO光そのものの料金や速度は NURO光の詳細 で確認できます。
よくある質問
まとめ
NURO光には移転の手続きがなく、引っ越しでは解約と新規契約の2つを行います。「お引越しコード」を発行してから新居を申し込み、新居が開通したあとに引っ越し元を解約する、という順番が決まっています。引っ越し元の契約解除料と工事費残債は「お引越し先でもNURO 光 特典」で補填され、新居の契約事務手数料と基本工事費55,000円も実質0円になります。一方で撤去工事費は補填の対象外です。NURO光の撤去工事は必須ではないため、退去時に設備を残せる物件かどうかを管理会社に確認しておくと、必要のない自己負担を避けられます。特典は開通から半年ほどかけて手続きを終えて受け取る形で、証明書の提出や口座指定にも期限があります。まずは引っ越し先がNURO光のエリア内かを確認するところから始めてください。
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