大阪府池田市への引っ越しに伴う水道の使用開始

新居への引っ越しは新生活のスタートを意味しますが、多くの準備も必要です。なかでも水道の手続きは、引っ越し後の生活に欠かせないものです。水が利用できないと、生活の基本である料理・掃除・洗濯などが滞る可能性があります。

この記事では、大阪府池田市に引っ越す予定の人へ向けて、水道手続きに関する情報を詳しくご紹介します。手続きの流れ・料金支払い方法・引っ越し後の確認事項・注意点についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

池田市での水道手続きの概要

池田市での水道手続きは、主に以下の2つのステップがあります。

• 開栓手続き：新居で水道を利用できるようにする手続き
• 閉栓手続き：旧居で水道の使用を停止する手続き

上記の手続きを適切なタイミングでおこなうことで、引っ越し後に水道が使えない・不要な料金が発生するといったトラブルを防げます。

開栓手続き

新居で水道を利用するためには、必ず開栓手続きをおこなう必要があります。開栓手続きを怠ると引っ越し当日に水道が使えないので、事前に準備を進めることが大切です。

手続きのタイミング

開栓手続きは、引っ越し日の3営業日前までに完了させることを推奨しています。とくに3月や4月などの引っ越しシーズンには手続きが混み合うことがあるため、早めに進めるよう意識しましょう。

必要な情報

開栓手続きをおこなうにあたって、次の情報が必要です。

• 新しい住居の住所
• 使用者の氏名
• 水道の使用開始予定日

上記の情報を事前に用意しておくことで、手続きをスムーズに進められます。

手続き方法

池田市の水道の開栓手続きは、以下の方法で対応しています。

1. 電話での手続き
   池田市の水道課に電話をかけて開栓手続きをおこないます。必要な情報を伝えるだけで、簡単に手続きを進められます。
   • 電話番号：072-754-6106（池田市上下水道部総務課）
   • 土日祝の電話番号：072-750-6388（池田市指定管工事協同組合）
   • 通常の受付時間：平日8:45〜17:15
2. インターネットでの手続き
   池田市の公式サイトでは、24時間インターネットでの手続きに対応しています。忙しい人や、営業時間外に手続きをおこないたい人にとって便利な方法です。ただし、水道の使用開始予定日まで3営業日前を過ぎている場合は、インターネットではなく電話での申請をおこなってください。
   • 公式サイト：池田市上下水道部

閉栓手続き

旧居での水道使用を停止するには、閉栓手続きを済ませる必要があります。引っ越し後に水道料金が発生し続けるのを防ぐためにも、必ず引っ越し前に閉栓手続きを完了させておきましょう。

手続きのタイミング

閉栓手続きは、遅くても引っ越し日の3営業日前までを目安におこなうことが推奨されています。早めに使用停止日を決めて、確実に手続きを進めることが大切です。

必要な情報

閉栓手続きをおこなう際に必要な情報は以下のとおりです。

• 現在の住所
• 使用者の氏名
• 水道の使用終了予定日
• 最終的な水道料金の支払い方法

上記の情報を事前に用意しておくことで、手続きをスムーズに進められます。

手続き方法

閉栓手続きも、電話とインターネットで申請可能です。

1. 電話での手続き
   池田市上下水道部に電話をかけて閉栓手続きをおこないます。最終的な料金の支払い方法もこの際に確認しておきましょう。
2. インターネットでの手続き
   インターネットを利用して、24時間閉栓手続きの申請が可能です。オンラインで手続きできるため、時間を気にせず手続きを進められます。開栓手続きと閉栓手続きでフォームが異なる点に注意しましょう。
   ◦公式サイト：池田市上下水道部課

池田市の水道料金について

池田市へ引っ越した後の生活費を把握するためにも、水道料金の仕組みを理解することが大切です。計画的に水道の使い方を管理し、無駄な支出を避けましょう。

基本料金と超過料金

基本料金

水道料金の基本部分は、水道メーターの口径によって決まります。一般的な家庭用のメーター（20mmまで）で0〜8m3までの水量を使用した場合、月額基本料金は800円です。

超過料金

超過料金は、使用した水量に応じて計算される追加料金です。4人家庭での平均的な水道使用量は、月に約20〜30m3です。使用量の増加に伴って超過料金も加算されます。

下水道料金

池田市では、上水道料金に加えて下水道料金も請求されます。下水道料金も使用した水量に基づいて計算され、上水道料金と合わせて請求されます。

以下の表は口径が20mm以下の場合の2か月分の料金です。

使用水量（m3）	水道料金（円）	下水道料金（円）	合計（税込）
0～16	1,760	1,188	2,948
17	1,842	1,235	3,077
18	1,925	1,282	3,207
19	2,007	1,329	3,336
20	2,090	1,377	3,467
21	2,260	1,471	3,731
22	2,431	1,566	3,997
23	2,601	1,661	4,262
24	2,772	1,755	4,527
25	2,942	1,850	4,792
26	3,113	1,944	5,057
27	3,283	2,039	5,322
28	3,454	2,134	5,588
29	3,624	2,228	5,852
30	3,795	2,323	6,118
31	3,965	2,417	6,382
32	4,136	2,512	6,648
33	4,306	2,607	6,913
34	4,477	2,701	7,178
35	4,647	2,796	7,443
36	4,818	2,890	7,708
37	4,988	2,985	7,973
38	5,159	3,080	8,239
39	5,329	3,174	8,503
40	5,500	3,269	8,769

水道料金の比較

池田市へ引っ越すにあたって、新居での水道料金が気になる人も多いのではないでしょうか。以下では、池田市の1か月あたりの平均水道料金や全国平均・府内平均・周辺自治体との比較を解説します。

池田市の水道料金は、周辺の自治体と同程度です。ただし、府内平均と比べると月々800円ほど節約できるため、比較的リーズナブルに暮らせます。

支払い方法

池田市の水道料金は、以下の3つの方法で支払えます。自分に合った方法を選び、定期的な支払いを滞りなくおこないましょう。

1. 口座振替
   銀行口座から自動的に水道料金が引き落とされるため、支払い忘れを防げる便利な方法です。一度設定すれば毎月の支払いが自動化されるため、手間をかけずに支払いができます。設定の際は、金融機関に届出印・預金（貯金）通帳・お客様番号を持参しましょう。
2. クレジットカード払い
   クレジットカードでの支払いも可能です。クレジットカードを使用することで、ポイントを貯められるほか、支払いが自動化される点もメリットです。ただし、1回の支払いが3万円以下であることが条件となっている点に注意しましょう。
3. スマートフォン決済アプリでの支払い
   納付書に印刷されたバーコードをスマートフォンの決済アプリで読み取ることで支払いが完了します。PayPay・au PAY・楽天ペイ・d払い・FamiPay・J-Coin・ゆうちょPay・ PayB・楽天銀行コンビニ支払サービスに対応しています。

引っ越し後の確認事項と注意点

水道の開栓確認

引っ越し後、新居で水道が正常に使えるか確認することが重要です。開栓手続きが完了していても、実際に水が出るかどうか・水圧が適切かどうかを確認しましょう。

とくに、長期間使用されていなかった物件では、最初に出る水が濁っていることがあります。もし濁った水が出る場合は、しばらく水を流してから使用するのがおすすめです。

もし水が出ない・水圧が低い・異常がある場合は、すみやかに池田市上下水道部に連絡して問題の解決を依頼しましょう。

最終検針と閉栓手続きの確認

引っ越し元の住居では、閉栓手続きの完了後に最終的な水道使用量を確認するための最終検針がおこなわれます。最終検針によって最後の水道使用量が確定し、最終的な料金が請求されます。請求書が届いたら、すみやかに支払いを済ませましょう。

また、閉栓手続きが完了していない場合は引っ越し後も水道料金が発生し続けるため、手続きがきちんと完了しているか確認することが大切です。

 支払いの確認と未払いに注意

水道料金の支払いが遅れると、督促状が送付されます。支払いが滞ると給水が停止される可能性もあるため、とくに引っ越し後の忙しい時期に支払いを忘れないよう注意しましょう。支払い忘れを防ぎたい場合は、支払いを自動化する口座振替やクレジットカード払いを設定しておくと安心です。

水道設備の点検とトラブル対策

新居で水道を使い始めたら、水道設備が正常に作動しているか確認しましょう。とくに古い物件や長期間使用されていなかった物件では、水道設備に不具合がある可能性があります。以下の点を確認しておきましょう。

• 蛇口やシャワーの水漏れがないか。
• 水圧が適切か、シャワーや蛇口の水の出方を確認する。
• 排水口の詰まりがないか、キッチンや浴室で排水の流れを確認する。

問題が発生した場合は、すみやかに管理会社や池田市上下水道部に連絡して修理や対処を依頼しましょう。

冬季の凍結対策

大阪府池田市は比較的温暖な気候ですが、冬季には気温が氷点下になることもあります。寒波によって水道管が凍結する可能性があるため、次の対策を講じてください。

• 断熱材を使用する：屋外に露出している水道管に断熱材を巻くことで、寒さから守れます。
• 少量の水を流し続ける：寒波が予想される夜間は、少量の水を流し続けることで凍結を防げます。
• 水抜き栓を活用する：水抜き栓が設置されている場合は、水道管内の水を抜いておくと凍結リスクを軽減できます。

凍結してしまった場合は無理に解凍しようとせず、専門業者や池田市上下水道部に連絡して対処を依頼しましょう。

よくある質問（FAQ）

水道手続きはいつまでにおこなえばよいですか？

水道の開栓手続きや閉栓手続きは、遅くても引っ越しの3営業日前までに済ませることをおすすめします。とくに引っ越しシーズン（3月や4月）は手続きが混雑するため、できるだけ早めに準備を進めましょう。

支払い方法を途中で変更できますか？

支払い方法は途中で変更することが可能です。もし支払い方法の変更を希望する場合は、池田市上下水道部に連絡して詳細な手続きを確認してください。

開栓手続きを忘れた場合、どうすればよいですか？

開栓手続きを忘れてしまった場合、引っ越し当日に水道が使えない可能性があります。すみやかに池田市上下水道部に連絡して手続きを進めてください。手続きを完了すれば、すぐに水道が利用できるようになります。

水道料金が急に高くなった場合、どうすればよいですか？

水道料金が急に高くなった場合は、まず自宅で水漏れが発生していないか確認しましょう。トイレの水が流れ続けている場合や、蛇口の水漏れが原因で料金が上がることがあります。異常が見つからない場合は、池田市上下水道部に連絡して調査を依頼してください。

冬季に水道管が凍結してしまった場合、どうすればよいですか？

水道管が凍結してしまった場合は、急に高温で解凍しようとせずにゆっくりと温めることが重要です。温かいタオルを巻き、徐々に温めることで凍結を解消できます。自力で解決が難しい場合は、専門業者に依頼するか池田市上下水道部に連絡して対応を依頼しましょう。

まとめ

大阪府池田市への引っ越しに伴う水道手続きは、新生活をスムーズに始めるために欠かせないプロセスです。引っ越し後のトラブルを回避するためにも、水道の開栓手続きや閉栓手続きを適切なタイミングでおこない、事前に支払い方法を確認しておくことが大切です。

とくに引っ越しシーズンには手続きが混み合うことがあるため、早めに池田市上下水道部に連絡して手続きを進めましょう。また、口座振替やクレジットカード払いなどの便利な支払い方法を活用することで、支払い忘れを防ぎながらスムーズな生活を送れます。

冬季には凍結対策をおこない、万が一のトラブルにも備えましょう。

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