広島県の水道料金が安い市は?主要10市比較|広島市が最安・三次市が最高で約2倍の差【2026年最新】

本記事の情報は2026年6月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 広島県主要10市の水道料金ランキング(口径13mm・月20m3・税込)安い順一覧
  • 県庁所在地の広島市が最安(月2,398円)で、三次市が最高(月4,708円)、約2倍の差がある背景
  • 第2の都市・福山市が県庁所在地・広島市より363円高い「逆転」の背景
  • 広島県内で実施された値上げ(呉市・大竹市・三次市など)の内容と理由

広島県で引越し先を選ぶとき、水道料金は案外見落とされがちな生活コストです。広島市・福山市・呉市などは市ごとに独立した水道事業者が運営し、東部・北部の多くの市は広島県水道広域連合企業団が担っています。水源・施設の維持費・給水人口の規模や、近年の料金改定の有無によって、市ごとの料金差が大きくなっています。

今回、広島県内主要10市の公式料金表を調査したところ、最安値は県庁所在地の広島市(月2,398円)、最高値は三次市(月4,708円)で、その差は約2倍にのぼることがわかりました。また、第2の都市・福山市が県庁所在地の広島市より363円高いという逆転ランキングも明らかになっています。

目次

広島県主要10市の水道料金ランキング(口径13mm・月20m3・税込)

以下の表は、広島県主要10市の水道料金を安い順に並べたものです。調査条件は口径13mm・月20m3使用・税込・水道料金(上水道)のみ。引越し先の市を選ぶ際の参考にしてください。

出典:各市水道局・広島県水道広域連合企業団の公式料金表(2026年6月時点)。口径13mm・月20m3使用・税込・水道料金(上水道)のみ。2か月請求の市は2か月40m3の合計を÷2して月額を算出。
順位 自治体 月額(税込) 水道事業者 備考
1位 広島市 2,398円 広島市水道局 政令指定都市・独立事業体
2位 大竹市 2,425円 大竹市上下水道局 2023年4月+5.5%値上げ後
3位 福山市 2,761円 福山市上下水道局 中核市・独立事業体
4位 竹原市 3,036円 広島県水道広域連合企業団
5位 廿日市市 3,278円 広島県水道広域連合企業団
6位 庄原市 3,790円 広島県水道広域連合企業団 中山間地域
7位 東広島市 3,840円 広島県水道広域連合企業団
8位 三原市 3,993円 広島県水道広域連合企業団
9位 呉市 4,235円 呉市上下水道局 2024年4月+6.6%値上げ後(独立事業体)
10位 三次市 4,708円 広島県水道広域連合企業団 2022〜2023年2段階値上げ後

広島市(月2,398円)と三次市(月4,708円)では、同じ広島県内でも月約2,310円、年間で約2万8,000円の差が生まれます。引越しを検討する際には、市ごとの料金差を確認しておくと家計のシミュレーションに役立ちます。

「逆転」に注目:第2の都市・福山市は広島市より363円高い

広島県で人口が多い市を2つ挙げると、県庁所在地の広島市(約117万人)と、中核市の福山市(約45万人)です。ところが水道料金は第2の都市・福山市(月2,761円)が広島市(月2,398円)より363円高いという逆転が起きています。

人口が多い広島市より、福山市の水道料金が高いのはなぜですか?
水道料金は、供給エリアの地形・水源の安定性・施設の維持費・事業規模が複合的に影響します。広島市は太田川という安定した大水源と100万人を超える給水人口規模が特徴です。福山市は芦田川と複数のダムを水源としており、約45万人の給水人口を持つ中核市です。両市の料金差には水源設備・施設規模・給水人口など複合的な要因が影響しています。

広島市の水道料金が安い理由

広島市水道局は公式サイトによると、太田川(高瀬堰)と土師ダム(江の川水系)を主な水源としています。太田川は水量が豊富で安定しており、創設以来の主水源として給水を支えています。また、政令指定都市として100万人を超える給水人口を持ちます。

福山市の水道料金の背景

福山市上下水道局は公式サイトによると、芦田川の表流水・伏流水を主な水源とし、その安定供給を同じ芦田川水系の三川ダム・八田原ダムが支えています。複数のダムと水源設備を管理しており、人口は約45万人と広島市(約117万人)より小さな事業規模です。

広島県内で相次ぐ値上げ

広島県内でも全国と同様、老朽化した水道施設の更新や人口減少による使用量減少を背景に、複数の市で値上げが実施されています。

出典:各市水道局の公式発表(2026年6月時点)。直近2〜3年の主な改定のみ掲載。
自治体 改定時期 改定率(水道) 主な理由
三次市 2022年10月・2023年10月(2段階) 市内料金統一のため段階的引き上げ 市町村合併後の料金格差解消
安芸高田市 2023年12月使用分から 上下水道+10% 2018年の答申に基づく残り分の引き上げ
大竹市 2023年4月 +5.5% 老朽化施設の更新、2002年以来初の改定
呉市 2024年4月 +6.6% 老朽化更新費用の増大・人口減少

注目は三次市です。市内に旧市町村で異なっていた料金体系を2年かけて段階的に統一した結果、現在の月4,708円という水準になっています。加えて、三次市は中国山地に位置する内陸部で給水人口が少ない地域です。これらの要因が重なり、今回比較した10市の中で最高料金となっています。

呉市は2024年4月に上水道で+6.6%の値上げを実施し、今回の10市の中では月4,235円と高めの水準です(隔月検針のため2か月分の合計を月額換算した値)。呉市上下水道局は老朽化した施設の更新費用と人口減少による収益減を理由に改定を実施したと公式サイトで説明しています。

広島県水道広域連合企業団:今回の比較10市中6市を管轄

広島県の水道供給体制で特徴的なのが、広島県水道広域連合企業団が今回比較した10市のうち6市(東広島市・廿日市市・三原市・三次市・庄原市・竹原市)を担当している点です(企業団は広島県内で9市5町・計14市町を管轄)。残りの広島市・福山市・呉市・大竹市は、各市が独立した水道事業体として運営しています。

この企業団の管内でも、今回のランキング表を見ると竹原市(3,036円)から三次市(4,708円)まで大きな料金差があります。これは各市が持つ水源・浄水場の違い、給水人口の規模、施設の老朽化度合いなど、市ごとの事情が料金設定に反映されているためです。同じ事業体でも地域固有のコスト構造によって差が生まれることを覚えておきましょう。

独立事業体 vs 企業団(まとめ)
  • 独立事業体(今回の比較対象4市):広島市・福山市・呉市・大竹市。それぞれの市が直接水道事業を運営
  • 広島県水道広域連合企業団(今回の比較対象6市):東広島市・廿日市市・三原市・三次市・庄原市・竹原市。企業団が担当(企業団は県内14市町を管轄)

引越しをするときの手続きの流れ

広島県内で引越しをする際、水道の手続きは引越し前と引越し後の2段階があります。

  • 現在の住所での「使用中止」申し込み:引越しの1週間前を目安に現在の水道事業者へ連絡する(広島市は3〜4日前・呉市は7営業日前など、事業者ごとに期限が異なります。公式サイトで必ず確認してください)
  • 引越し先での「使用開始」申し込み:引越し先の水道事業者に連絡し、利用開始日を指定する。引越し前に申し込んでおくと当日から水が使える
  • 申し込み方法:各事業者の公式サイト(Web申し込み)または電話。広島市水道局・福山市上下水道局・呉市上下水道局などは公式サイトからオンラインで手続き可能

市をまたぐ引越しの場合、旧住所と新住所の事業者が異なることもあります。それぞれに手続きが必要なので、引越し日の決定後はなるべく早めに問い合わせ先を確認しておきましょう。

まとめ:広島県の水道料金ランキングと選ぶときのポイント

広島県主要10市の水道料金を比較した結果、以下のことがわかりました。

  • 今回比較した10市の中で最安値は広島市(月2,398円)、最高値は三次市(月4,708円)で約2倍の差
  • 県庁所在地の広島市(2,398円)より第2の都市・福山市(2,761円)の方が月363円高い
  • 三次市・安芸高田市・大竹市・呉市では近年値上げが実施済みで、さらなる改定の可能性も
  • 今回比較した10市のうち6市を担う広島県水道広域連合企業団の傘下でも、市ごとに料金は異なる

水道料金は地域の地形・水源・事業規模によって決まるため、引越し前に確認しておくことで、年間の生活費見通しを立てやすくなります。具体的な手続きや最新の料金は、引越し先の水道事業者の公式サイトで必ず確認してください。

よくある質問

広島県で水道料金が最も安い市はどこですか?

今回調査した主要10市の中では、県庁所在地の広島市が月2,398円(口径13mm・月20m3・税込)で最安値です。広島市は太田川(高瀬堰)・土師ダムを主な水源とし、給水人口は100万人を超えます。水道料金は水源・施設規模・給水人口など複数の要因で決まりますが、広島市は今回の10市の中では低めの水準でした。ただし、今回の調査は10市のみ(尾道市・安芸高田市は今回未調査)です。最新料金は必ず各市の公式サイトでご確認ください。

福山市の水道料金が広島市より高いのはなぜですか?

福山市(月2,761円)は広島市(月2,398円)より363円高くなっています。広島市は政令指定都市として100万人を超える給水人口を持ち、太田川(高瀬堰)と土師ダムを主な水源としています。福山市は中核市(人口約45万人)で、芦田川・三川ダム・八田原ダムを水源とし、複数のダムを管理しています。水道料金は給水人口・水源設備・施設の維持状況など複合的な要因によって決まります。

広島県内で最近値上げした市はありますか?

はい、複数の市で近年値上げが行われています。三次市は2022年10月・2023年10月と2段階で値上げを実施(市内料金統一のため)、安芸高田市は2023年12月使用分から上下水道+10%の引き上げ、大竹市は2023年4月に+5.5%、呉市は2024年4月に+6.6%の値上げを行っています。今後も施設老朽化・人口減少を背景に、他の市でも改定が検討される可能性があります。各市の公式サイトで最新情報をご確認ください。

広島県で引越しをするとき、水道の手続きはどうすればいいですか?

旧住所の「使用中止」と、新住所の「使用開始」の2つを手続きする必要があります。それぞれ引越し1週間前を目安に事前申し込みをしておくとスムーズです(広島市は3〜4日前・呉市は7営業日前など事業者によって期限が異なります)。申し込みは各事業者の公式サイトからオンラインで手続きできる場合が多いほか、電話でも受け付けています。市をまたぐ引越しの場合は、旧住所と新住所で事業者が異なることがあるため、それぞれに連絡が必要です。詳しい手続き先は、引越し先市の水道事業者の公式サイトをご確認ください。

関連記事

  • URLをコピーしました!
目次