京都府で水道料金が値上がりした市はどこ?主要12市の料金比較【2026年最新】

本記事の情報は2026年6月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 京都府主要12市の水道料金ランキング(口径13mm・月20m3・税込)
  • 2024〜2026年に値上げを実施した3市の改定内容と理由
  • 今回調査した12市のなかで最安・亀岡市(2,310円)が安い理由
  • 府都・京都市の水道代が「全国平均より安い」という意外な発見
  • 京都に引越す際の水道手続きの進め方

「京都の水道料金はどのくらい?」引越しを検討している方が最初に気になるのがこの疑問です。今回、京都府主要12市の水道料金(口径13mm・月20m3使用・税込・上水道のみ)を各水道事業者の公式料金表から調査しました。

結果でもっとも印象的だったのは、府都・京都市の水道料金(月3,014円)が全国平均(月3,274円)を約260円下回り、今回調査の12市のなかでは4位タイだという点です。「大都市なので料金も高いはず」というイメージと異なります。

一方で、木津川市が2026年5月に14年ぶりの値上げを実施(+14.5%)したほか、城陽市・八幡市でも2023〜2024年に料金改定が行われています。引越し先として京都を検討している方は、市ごとの最新料金を確認しておきましょう。

目次

京都府主要12市 水道料金ランキング【2026年6月時点】

下表は、京都府内の主要12市の水道料金を安い順に並べたものです。口径13mm・月20m3使用・税込・水道料金(上水道のみ)の条件で統一しています。2か月ごとに請求される市は、公式料金表の2か月合計額を÷2して月額に換算しています。

出典:各水道事業者公式サイト(2026年6月時点)。口径13mm・月20m3・税込・上水道のみ。2か月サイクルの市は2か月合計÷2で月額換算。
順位 市名 月額(税込) 水道事業者 請求サイクル 備考
1位 亀岡市 2,310円 亀岡市上下水道部 2か月ごと 地下水(自己水源)。2026年4〜7月検針分は基本料金免除実施中
2位 向日市 2,854円 向日市公営企業課 2か月ごと 京都府営水道(乙訓浄水場・桂川)受水
3位 長岡京市 2,981円 長岡京市上下水道部 2か月ごと 令和2年10月に料金値下げ実施済み
4位 京都市 3,014円 京都市上下水道局 2か月ごと 政令市独立事業。琵琶湖疏水(約99%)・桂川や地下水等(約1%)を水源
4位 木津川市 3,014円 木津川市上下水道部 毎月 2026年5月改定後(改定前 2,640円・+14.5%)
6位 舞鶴市 3,069円 舞鶴市上下水道部 2か月ごと 由良川(上福井浄水場)を水源。府営水道受水なし
7位 宇治市 3,258円 宇治市上下水道部 2か月ごと 京都府営水道(宇治浄水場・天ヶ瀬ダム・宇治川)受水
8位 福知山市 3,371円 福知山市上下水道部 毎月 由良川流域に浄水場あり
9位 城陽市 3,383円 城陽市上下水道部 2か月ごと 2024年8月改定後(平均約23%値上げ)
10位 八幡市 3,643円 八幡市上下水道部 2か月ごと 2023年4月改定後(府営水道値上げに伴う受水費増が主因)
11位 京丹後市 3,751円 京丹後市上下水道部 毎月 府営水道受水なし
12位 綾部市 4,180円 綾部市上下水道部上水道課 2か月ごと 今回調査の12市中最高値。由良川(野田町)を水源

今回調査した12市のなかで最安の亀岡市(2,310円)と最高値の綾部市(4,180円)の差は月1,870円・年間約22,440円になります。同じ京都府内でも引越し先の市によって家計への負担が大きく変わります。

全国平均(3,274円)と比べると、京都はどうなんですか?
12市のうち7市が全国平均を下回っています。亀岡市・向日市・長岡京市・京都市・木津川市・舞鶴市・宇治市の7市は全国水準よりも安い料金です。

京都府で相次ぐ値上げ—直近3年で3市が料金改定

京都府内では2023〜2026年の間に3市が水道料金を改定しました。木津川市は老朽化施設の更新費用・節水普及による収入減・物価高騰、八幡市は府営水道値上げに伴う受水費増加・老朽化・人口減少、城陽市は施設更新・耐震化と持続的な経営確保がそれぞれの主な背景です。

出典:各市公式サイト(2026年6月時点)。月額は口径13mm・月20m3・税込・上水道のみ。
自治体 施行日 改定後(現行) 改定前 平均改定率 主な改定理由
木津川市 2026年5月 3,014円/月 2,640円/月 +14.5%(14年ぶり) 老朽化施設(昭和40〜50年代)の更新・節水普及による収入減・物価高騰
城陽市 2024年8月 3,383円/月 平均約23% 基幹管路・浄水場・ポンプ所の耐震化と持続的な経営確保
八幡市 2023年4月 3,643円/月 平均+17.7% ①京都府営水道の値上げに伴う受水費の大幅増加 ②施設老朽化・耐震化工事費の増加 ③人口減少による収入減

木津川市:14年ぶりの値上げで旧料金の1.14倍に

木津川市は2026年5月使用分から水道料金を改定しました。月20m3換算で2,640円から3,014円へ+374円(+14.5%)の引き上げです。14年間にわたり料金を据え置いてきた結果、昭和40〜50年代に整備した施設・管路の更新需要が一斉に到来し、改定が避けられなくなりました。木津川市上下水道部は「給水人口の減少や節水機器の普及により料金収入が減少し、加えて物価高騰で経費が増加した」と説明しています(出典:木津川市公式サイト)。

城陽市:耐震化対応で約23%の大幅改定

城陽市は2024年8月1日から料金を改定しました。改定率は平均約23%で、基幹管路の耐震性確保・浄水場やポンプ所の耐震化が主な財源需要です。老朽化対策と給水人口の減少による収入減が重なり、経営基盤の維持のために値上げを決断しました(出典:城陽市公式サイト)。

八幡市:府営水道の値上げが波及して+17.7%

八幡市の2023年4月改定で特徴的なのは、「京都府営水道自体の料金値上げに伴う受水費の増加」が主な改定要因の1つだという点です。京都府から水を購入して市内に配水している八幡市は、府営水道の料金改定を受水費上昇として直接受ける立場にあります。施設老朽化・耐震化工事費の増加・人口減少による収入減が重なり、改定に踏み切りました。同改定を機に口径別料金制度も新たに導入されています(出典:八幡市公式サイト)。

府都・京都市の水道料金は全国平均より安い

「政令市なので水道代も高そう」と思われがちですが、京都市の水道料金(月3,014円)は全国平均(3,274円)を約260円下回ります。大阪市(2,112円)ほど安くはありませんが、神奈川県・千葉県など首都圏の主要都市と比べても低い水準にあります。

出典:各水道事業者公式サイト・日本水道協会水道統計(2026年6月時点)。口径13mm・月20m3・税込・上水道のみ。
地域 月額(税込) 備考
大阪市 2,112円 大阪市水道局
亀岡市(今回調査・最安) 2,310円 亀岡市上下水道部
京都市 3,014円 京都市上下水道局
全国平均 3,274円 日本水道協会 水道統計
綾部市(今回調査・最高値) 4,180円 綾部市上下水道部上水道課

京都市の水道水の主な供給源は、明治時代に整備された琵琶湖疏水(びわこそすい)です(出典:京都市上下水道局)。料金が比較的低い理由は公式には発表されていませんが、政令市として給水人口が約145万人と多く、水道設備の維持費用を多くの人数で分担できる構造が一因と考えられます。

亀岡市が今回調査12市のなかで最安値の理由

今回調査した12市のなかで最安値となった亀岡市(月2,310円)が安い最大の理由は、府営水道に頼らず地下水を自己水源としている点にあります。三宅浄水場・千代川浄水場・別院方面浄水場の3か所で地下水を取水・処理しており、府営水道からの受水費が不要です(出典:亀岡市 水道料金水質検査結果(浄水場情報))。

  • 府営水道を受水しないため、外部への支出が少なく料金が抑えられる
  • 地下水は水温が一定で、季節による取水量の変動が小さい
  • 三宅浄水場・千代川浄水場・別院方面浄水場の3か所が安定した供給体制を維持

また、2026年4〜7月検針分(5〜8月請求分)については、物価高騰対応策として基本料金(2か月分1,800円)を4か月間全額免除しています。財源には国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用しており、免除期間中の実質負担は従量料金のみとなります(出典:亀岡市 基本料金免除案内水道料金表(1,800円確認))。

京都府で水道料金の格差が生まれる3つの理由

同じ京都府内でも市によって月1,870円もの差が生まれるのはなぜでしょうか。主に3つの要因があります。

① 水源の種類と調達コスト

自治体が水道水の原水をどこから得るかによって、コスト構造が変わります。

  • 府営水道から受水する市(向日市・長岡京市・城陽市・宇治市・八幡市など):府への受水費が発生し、府営水道の料金改定が直接コストに影響する
  • 独自水源を持つ市(亀岡市・舞鶴市・福知山市・京丹後市・綾部市など):受水費は不要だが、浄水施設の維持管理を自前でおこなう必要がある
  • 政令市として独立する市(京都市):琵琶湖疏水を主な水源とし、給水人口が多い分、1人あたりの施設維持費が低くなりやすい構造にある

② 給水人口の規模

水道施設の建設・維持費用は固定費が大きいため、給水人口が少ないほど1人あたりの負担が大きくなります。綾部市(人口約3万人)や京丹後市(人口約6万人)が高めの料金になっているのはこのためです。一方、京都市(人口約145万人)は給水人口が多い分、1人あたりの施設維持費が低くなりやすく、料金にも反映されやすいと考えられます。

③ 老朽化対応コストの発生時期

昭和40〜50年代に集中的に整備された水道施設が各市で老朽化のピークを迎えており、管路・浄水場の更新費用を料金に反映するタイミングが市によって異なります。木津川市が14年ぶりの値上げに踏み切った背景にはこの更新需要があり、今後も全国的に同様の値上げが続く可能性があります。

まとめ:京都府の水道料金と引越し前チェックポイント

  • 今回調査した12市のなかでは亀岡市(2,310円)が最安、綾部市(4,180円)が最高値で約1.81倍の差がある
  • 府都・京都市(3,014円)は全国平均(3,274円)を下回り、今回調査の12市中4位タイ
  • 木津川市は2026年5月に14年ぶりの値上げ(+14.5%)を実施済み
  • 城陽市(2024年8月・約23%)・八幡市(2023年4月・+17.7%)も直近3年以内に改定済み
  • 亀岡市が安い理由は地下水という自己水源(府営水道受水なし)
  • 八幡市が高い理由のひとつは府営水道の値上げに伴う受水費の増加

京都府内の水道料金は引越し先の市によって大きく異なります。同じ「京都」でも亀岡市と綾部市では年間2万円以上の差が生まれます。引越しを検討している方は市ごとの料金を事前に確認し、各水道事業者の公式サイトで最新情報をご確認ください。水道の使用開始手続きはお早めに—京都府内の各市は使用開始日の2〜3営業日前を申し込み期限とするところが多いため、余裕をもって手続きしましょう。

最新料金の確認はこちら

料金は改定される場合があります。引越し前に各水道事業者の公式サイトで最新の金額をご確認ください。

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よくある質問

京都市の水道料金は高いですか、安いですか?

京都市の水道料金は月20m3・口径13mm・税込で月3,014円です。全国平均(3,274円)を約260円下回り、今回調査した京都府内12市のなかでは4位タイに位置します。「政令市なので高い」というイメージがありますが、給水人口が多い大都市では水道設備の維持費用を多くの人数で分担できるため、比較的抑えられた料金水準になりやすいと考えられます。

木津川市の水道料金はいつから値上がりしましたか?

木津川市の水道料金は2026年5月使用分から改定されました。月20m3換算で2,640円から3,014円へ+14.5%の引き上げです。2012年以降14年間にわたり料金を据え置いてきましたが、昭和40〜50年代に整備した施設の老朽化更新需要が集中し、給水人口減少や物価高騰が重なったことで今回の改定に踏み切りました(出典:木津川市上下水道部公式サイト)。

亀岡市の水道代が安い理由は何ですか?

亀岡市が今回調査した12市のなかで最安値(月2,310円)になっている主な理由は、地下水を独自水源としているため京都府営水道への受水費が不要だという点です。三宅浄水場・千代川浄水場・別院方面浄水場の3か所で地下水を取水・処理しており、外部から水を購入するコストがかかりません。なお2026年4〜7月検針分は物価高騰対応として基本料金が免除されており、免除期間中はさらに低い実質負担となっています。

京都府に引越す際、水道の使用開始手続きはいつまでにすればよいですか?

京都府内では、使用開始日の2〜3営業日前を申し込み期限としている市が多く(京都市は3営業日前、木津川市も3営業日前など)、申し込み方法は市によって異なりますが、電話・インターネット・窓口から手続きできるところがほとんどです。余裕をもって引越し日の1週間前頃に各水道事業者の公式サイトで期限を確認のうえ手続きしましょう。

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