放送中の番組を高画質で録画できる「ブルーレイレコーダー」。
最近のブルーレイレコーダーには予約録画だけでなく、多数の機能がついているのをご存知ですか?
さまざまなメーカーから独自の機能・特徴を持つブルーレイレコーダーが発売されており、人気を博しています。
一方で、種類が多くどのブルーレイレコーダーを買えばいいのかが難しいと感じるのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめのブルーレイレコーダーについて解説していきます。
初めてブルーレイレコーダーを購入する場合や、現在使用中の製品から買い替えを考えている場合にオススメの内容です。
また、買い替え時の目安や、ブルーレイレコーダーを選ぶ際のポイントについても記載しています。
各メーカーごとの特徴も解説しているので、選ぶ際の参考にしてみてください。
おすすめのブルーレイレコーダー
オススメのブルーレイレコーダーについて解説していきます。
ご紹介するメーカー・製品は下記の通りです。
- パナソニック
- シャープ
- ソニー
- 東芝
- TVSREGZA
いずれも人気のメーカーで、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ブルーレイレコーダーと一口に言っても、機能や性能は製品によってさまざまで、価格もピンからキリまで幅広く発売されています。
それぞれの特徴を押さえることで、自分に合ったブルーレイレコーダーを選ぶことが重要です。
メーカーによって独自の機能は異なってくるので、各機能を使うことがあるかどうかを考えつつ検討しててください。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
パナソニック
- 製品名:パナソニック DMR-2W201
- HDD容量:2TB
- チューナー数:2
パナソニックのブルーレイレコーダー「DIGA」です。
録り貯めた番組をスマホでどこでも視聴できる「どこでもDIGA」機能が特徴となっています。
DIGAのリモコンで他社のTVも操作可能で、録画したい番組を素早く探せる「快速番組表」など、快適に利用できる機能が一通り揃っているのが特徴。
価格もブルーレイレコーダーとしては、比較的リーズナブルです。
シャープ
- 製品名:SHARP AQUOS 2B-C20DT1
- HDD容量:2TB
- チューナー数:3
シャープのブルーレイレコーダーでテレビと同じAQUOSの名前で販売されています。
連続ドラマを4週間分も自動で録画してくれる「ドラ丸」機能が登載されており、開始前や録画しているドラマが一覧で表示可能。
3番組の同時録画もできるので、家族で利用する場合にもオススメの製品です。
また、レコーダーをネット接続しておけば、スマホからのリモート予約やリモート視聴もできます。
ソニー
- 製品名:ソニー BDZ-FBW2100
- HDD容量:2TB
- チューナー数:2(4K対応)
ソニー製のブルーレイレコーダーで、4K録画にも対応しています。
録画作品を1.3倍速で見れる「早見再生」や、タレント名やキーワードを元に自動録画できる「おまかせ-まる録-」など便利機能が登載されています。
スマホでのリモート視聴・予約にも対応しており、特に4K対応テレビを使用している人にオススメのブルーレイレコーダーです。
東芝
- 製品名:東芝 REGZA DBR-W2010
- HDD容量:2TB
- チューナー数:2
テレビと同じ東芝REGZAのブルーレイレコーダーです。
スマホ視聴・予約が可能な「スマホ de レグザ」や1.3倍速での再生機能など多機能ながら価格もリーズナブル。
自分の好みを設定しておくだけで、好きな番組を自動録画できる「おまかせ自動録画」なども利用できます。
また、REGZA全般に搭載されているレグザリンク機能なら、リモコンひとつでひと通りの機器を操作できるので、REGZAで統一すると使い勝手がよくなります。
TVSREGZA
- 製品名:TVS REGZA DBR-4KZ600
- HDD容量:6TB
- チューナー数:3(4K対応)
TVS REGZAの4K対応ブルーレイレコーダーです。
TVS REGZAは、元々東芝から発売されていたREGZAなどの映像事業が、ハイセンスグループに移管された企業で、レグザブランドのテレビやレコーダーを開発・製造・販売。
全番組自動録画機能を搭載しており、あらかじめ設定しておくだけで期間内の番組を全て録画、古い番組から削除されます。
時短再生やシーン検索などの便利機能もあり、6TBの大容量というプレミアムモデルです。
ブルーレイレコーダーの選び方
失敗しないブルーレイレコーダーの選び方について解説していきます。
特に以下の3点がポイントです。
- 予算と用途に合わせる
- HDDの容量は録画できる時間をめやすに
- 搭載しているチューナー数も確認
予算と機能を見て、自身に合った製品を選ぶようにしましょう。
購入してから後悔しないためにも、購入前に自分がどんなブルーレイレコーダーが欲しいのかはある程度まとめておくことが重要です。
決して安い買い物ではないので、上記を目安に商品を選んでいきましょう。
予算と用途に合わせる
まずは用途と予算に合わせて選ぶのがオススメです。
見たい番組を1つ録画する程度なら、安価なブルーレイレコーダーでも十分に対応できます。
しかし、例えば全ての番組を一旦録画したい場合や、4K録画やスマホでの視聴をしたい場合など、機能面での希望がある場合にはそれなりの費用がかかります。
後述するHDD容量やチューナー部分以外の機能面では、以下のような機能がついていると便利です。
- スマホでの視聴対応
- SeeQVaultに対応
スマホ連動機能があると、外出先からの録画予約はもちろん、録画した番組をスマホで見られます。
また、製品によっては放送中の番組を受信して視聴することも可能。
加えて、スマホ内部の写真や動画をブルーレイレコーダーに保存できる場合もあります。
外出先で番組を見たい人や、操作をしたい人にオススメです。
さらに、SeeQVaultに対応している製品を利用すると、使い勝手がぐっと良くなります。
SeeQVaultとは、地デジやBSで放送された番組を、録画したレコーダーやテレビ以外でも再生できるようにした規格のことです。
対応機器が必要ですが、本来録画した機器以外で見られなかった番組を、他の部屋のテレビなどで視聴できるのがメリット。
加えて、SeeQVaultに対応していればブルーレイレコーダやテレビを買い替える際、外付けHDDに録画した番組を初期化せずに保存しておけるので、そのまま視聴を継続できます。
録画番組のバックアップの観点からも優秀な機能なので、SeeQVault対応のブルーレイレコーダーはオススメです。
HDDの容量は録画できる時間をめやすに
ブルーレイレコーダーを選ぶ際には、HDD容量も重要です。
HDD容量は実際に録画できる時間に直結するので、基本的に容量が大きいほど多くの番組を保存しておけます。
HDD容量とは、「500GB」や「1TB」などの数字で記載されているため、その数字と録画時間の関係性は分かりにくいものです。
下記に、容量ごとの録画時間目安を記載します。
HDD容量 | 地上デジタル放送 (HD放送) | BSデジタル放送 (HD放送) | 新4K衛星放送 |
500GB | 約60時間 | 約45時間 | ― |
1TB | 約130時間 | 約90時間 | 約65時間 |
2TB | 約260時間 | 約180時間 | 約130時間 |
3TB | 約390時間 | 約270時間 | 約195時間 |
4TB | 約500時間 | 約360時間 | 約260時間 |
上記はあくまで目安で、映像の圧縮モードによっても変わってきます。
例えば、高画質の4K画質で録画した場合は、必要な容量が増えてしまうはずです。
逆に、「3倍」などのモードで録画すると、使用する容量が減るのでより多くの時間録画できるようになります。
通常の地デジ録画ながら1TBか2TBあるとかなりの時間録画が可能。
4K録画なら、さらに容量を増やして3TBほどあると安心です。
ただし、当然容量が増えるほど価格も上がるので注意してください。
とは言え、少なすぎるとこまめに録画番組を消さなければならないので、面倒な場合は大きな容量の製品を選びましょう。
外付けのHDDに保存する場合は、後から別途購入してもOKなので、ブルーレイレコーダー本体の保存容量と見比べながら選んでみてください。
搭載しているチューナー数も確認
ブルーレイレコーダーを選ぶ際には、搭載しているチューナー数も確認しておくとよいでしょう。
チューナー数が多いと、同時録画できる番組数に影響が出ます。
同時録画機能は、同一時間に放送中の番組を複数同時に録画できる機能のことです。
録画可能な番組数は、レコーダーによって異なりますが、オススメは3番組程度の同時録画が可能な製品。
もちろん、全ての番組を録画できる製品もあるのでそちらを選んでもOKです。
チューナー数は後から増やすことができないので、あらかじめ何番組まで録画できるかを確認したうえで購入してください。
使い方にもよりますが、連ドラや深夜アニメを録り貯める人なら2つ以上、家族での利用なら3つ以上あると快適に利用できます。
また、4Kの高画質で録画したい場合は、「BS4K/110度CS4Kチューナー」が搭載されている必要があります。
加えて、TV側でも4K画質に対応していないと、そもそも4K画質で見れません。
チューナーはブルーレイレコーダーの中枢とも呼べる機能なので、選ぶ際には慎重に選ぶようにしましょう。
まずは自宅のテレビが4K画質に対応しているかどうかを確認してみてください。
対応している場合は、高画質で見られる4K対応チューナー搭載のブルーレイレコーダーを選ぶのがオススメです。
ブルーレイレコーダーを買いかえるタイミング
ブルーレイレコーダーを買いかえるオススメのタイミングについて解説します。
具体的には、以下の3つの事態が起こった場合は、保証期間を過ぎているなら早めに買い替えましょう。
- 録画ができない
- 映像が再生されない
- 電源が入らない
いずれもブルーレイレコーダーとして正しく機能できない状態なので、早めに修理に出すか買い替えが必要です。
保証期間内なら連絡して修理・交換対応で解決しますが、保証期間が過ぎていると修理代金も高額になり、もはや買うのと大差ない金額がかかることも。
保証期間が過ぎるほど長く使ったブルーレイレコーダーは、またすぐに別の箇所が故障する可能性も高いので、基本的には買い替え時期だと考えてください。
また、これ以外の買い替え時期としては7月や12月のボーナス時期や、3月・9月の決算時期を狙ったセールは製品が安く買えることがあるのでオススメです。
ブルーレイレコーダは新製品が販売されて2~3ヶ月経つと安くなる傾向があるので、故障する前や引っ越しを機に買い替える人はこうしたタイミングを狙ってみてください。
最近はネット通販での購入も一般的で、リアル店舗での購入より安く買えるのも珍しくありません。
ヤマダ電機などはネットでも価格交渉ができるので、実店舗と上手く組み合わせてお得に購入できるよう試してみてください。
録画ができない
録画ができない場合は、まずはHDD容量が不足していないかどうかや、録画モードに問題が無いかを確認しておきましょう。
特に問題無い場合、修理が必要な可能性が高いです。
一般的にブルーレイレコーダーの寿命は5~6年と言われており、保証期間が過ぎているなら修理よりも買い替えを検討しましょう。
修理しても寿命を超えた機器だと、他の部分にまた不具合が出てくる可能性があります。
映像が再生されない
再生がされない場合は、まずはHDMIケーブルなどの端子が正しく接続されているかを試してみましょう。
もしくはテレビの入力切替や、ブルーレイレコーダ-本体の再生モードが正しい状態かどうかを確認してください。
もしケーブルに異常が無い場合は、ディスクの読み取りレンズなどに異常が起きている可能性があります。
こちらも大幅な修理が必要になる可能性があり、保証期間内かどうかで買い替えを検討してください。
電源が入らない
電源が入らない場合、内部の断線や漏電等、電気系統に異常がある可能性があります。
内部の電気系統トラブルだと大がかりな修理が必要になることもあり、購入した方が安くつく可能性も。
一方で、単純に電源ケーブルが原因の場合は、その部分だけ買い替えれば直ることもあります。
保証期間内ならとりあえずサポートに連絡し、過ぎている場合は買い替えかケーブルの購入から試してみるとよいでしょう。
おすすめブルーレイレコーダーまとめ
本記事では、おすすめのブルーレイレコーダーや選び方について解説しました。
ブルーレイレコーダーを選ぶ際のポイントを以下の通り。
- 予算・用途・HDD容量・機能などで選ぶ
- 各社の特徴を押さえて選ぶ
- 保証期間が過ぎたら買い替えがオススメ
ブルーレイレコーダーは各社それぞれに特徴があり、強みなども異なってきます。
予算に合わせて選ぶことはもちろんですが、機能面も重要です。
特に同時録画機能や、外出先からの操作など、快適に利用できるかは要確認。
ブルーレイレコーダーは現在も数多くのメーカーから発売されているので、色々と比較しながら購入するのがよいでしょう。
特にネット通販での購入は、店舗よりも安く買えることが多いのでオススメ。
どのブルーレイレコーダーを選べばいいか分からない場合は本記事でご紹介した商品を参考にしてみてください。