コミュファ光のWi-Fiルーター|ホームゲートウェイが標準提供、市販品はIPoE対応より使い方で選ぶ

コミュファ光では、ルーターとWi-Fiの機能を持つホームゲートウェイが標準で提供されます。
料金ページでは1ギガ・10ギガとも「Wi-Fi 標準提供」とされ、ルーターを別に買わなくても使い始められます。
市販のルーターを足すときに知っておきたいのは、コミュファ光の接続方式がIPv4もIPv6もPPPoEで、IPoEには対応していないことです。
公式サイトの案内をもとに、機種、Wi-Fiの広げ方、市販ルーターのつなぎ方、返却までを整理します。

本記事の情報は2026年9月時点のものです。提供機器・料金・サービス内容は変更される場合があります。最新情報はコミュファ光の公式サイトでご確認ください。

コミュファ光にしたら、Wi-Fiが遅い気がします。家電量販店で「IPv6(IPoE)対応」と書かれたルーターを買えば速くなりますか?

相談員

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コミュファ光はIPv4もIPv6もPPPoEで通信する回線で、IPoEには対応していません。光コラボ向けに書かれた「IPoE対応だから速い」という選び方は、コミュファ光では当てはまらないんです。さらに公式では、IPv6で接続するにはコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要と案内されています。市販ルーターは、ホームゲートウェイの代わりではなく、Wi-Fiを広げる役として足すのが基本です。

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ルーターはホームゲートウェイが兼ねている

コミュファ光で自宅に置かれるのは、ホームゲートウェイと呼ばれる機器です。
コミュファ光の公式コラムでは、ホームゲートウェイは「ルーターとしての役割」「光電話受信の役割」「モデムとしての役割」の1台3役を担う機器と説明されています(出典:コミュファ光「ホームゲートウェイとは?」)。
ONUやルーター、ホームゲートウェイの一般的な違いは ONU(光回線終端装置)とは にまとめています。

料金ページでは、戸建てのホーム1G・ホーム10Gともに「無線LANブロードバンドルータ Wi-Fi 標準提供」と書かれ、どちらのページにも「無線LAN(Wi-Fi対応)標準提供(追加料金なし)」とあります(出典:コミュファ光「ホーム1G」・「ホーム10G」)。
申し込みの段階でルーターの機種や有料レンタルを選ぶ必要はありません。

提供されている機種と、ラベルの数字の意味

公式の「機器の接続・配線について」には、現在の提供機器の取扱説明書が並んでいます(出典:コミュファ光「機器の接続・配線について」)。
設置される機器はお客さまが選ぶことはできません。

機種 取扱説明書の表記 公式資料で確認できる主な仕様
HNW100 1G ホームゲートウェイ LANポート1つ・WANポート1つ(どちらも最大1Gbps)。Wi-FiはIEEE802.11ax/n/g/b
HP620 10G EPON ホームゲートウェイ LAN1〜3は最大1Gbps、LAN4は最大10Gbps
HP820 10G EPON ホームゲートウェイ LAN1〜3は最大1Gbps、LAN4は最大10Gbps。2.4GHz・5GHz・6GHz
F5748Q 10G EPON ONT 10GEのLANが1つ、1Gbpsまでが4つ。2.4GHz・5GHz・6GHz
F5648・F2886S 10G-EPON ONT PPPoEブリッジの設定あり
AtermWH842X (NEC製) メーカーのサポートページで案内

AtermWH832A(CT)、AtermWH862A/O(CT)、AtermWH822Nは、現在は新規での提供を行っていない機器と掲載されています。
料金ページのWi-Fi規格の欄は、6GHz帯のWi-Fi 7まで書かれていますが、「提供機器により利用できるWi-Fi規格は異なります」という注記付きです。
10ギガメニューについては、IPv6・Wi-Fi 6(2.4GHz・5GHz)・ビームフォーミング・MU-MIMO・バンドステアリングに対応したルーターを標準提供していると案内されています(出典:コミュファ光 よくあるご質問「Wi-Fi 6対応ルータへ変更したい」)。

機器のラベルにある数字にも意味があります。
公式のよくある質問では、ラベルの数字が③ならプロバイダ一体型、⑧ならプロバイダ選択型として、初期設定の手順を分けています(出典:コミュファ光 よくあるご質問「インターネット接続初期設定」)。
選択型で「インターネット」ランプが消えているときは、契約したプロバイダの書類にある接続用のIDとパスワードを、ホームゲートウェイに設定する必要があります。
一体型と選択型の違いは コミュファ光とは?一体型・選択型の選び分け にまとめています。

相談員

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1ギガのホームゲートウェイHNW100は、取扱説明書ではLANポートが1つです。パソコン、ゲーム機、テレビなど、有線でつなぎたい機器が2台以上あるなら、ポートの数を先に確かめておいてください。10ギガの機種も、10Gbpsで使えるのはLAN4など1つのポートだけで、ほかは1Gbpsまでです。

PPPoEの回線であることが、ルーター選びに関わる

コミュファ光の公式コラムには、「コミュファ光ではIPv4もIPv6もPPPoEで通信しています」と書かれています(出典:コミュファ光「IPv6の確認方法は?」)。
ホームゲートウェイの解説コラムでも「コミュファ光はIPoE非対応」と明記されています。
その理由として、フレッツ網を借りない独自回線で、混雑する前に自社で回線を増強し、24時間トラフィックを監視している、と説明されています。

このことは、ルーター選びに2つの形で関わります。
1つ目は、光コラボの回線で重視される「IPoE(IPv6)対応」かどうかは、コミュファ光では選ぶ基準にならないことです。
一般的なルーターの選び方は Wi-Fiルーターの選び方 に、IPoEの仕組みは IPv6(IPoE)とは にまとめていますが、コミュファ光ではWi-Fiの規格や家の広さのほうを見ます。

2つ目は、IPv6の接続にはコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要と案内されていることです(出典:コミュファ光「『コミュファ光』におけるIPv6対応について」)。
IPv6は、2012年6月1日以降の契約ではプロバイダ一体型が標準対応、プロバイダ選択型は対応している提携プロバイダに限られます。
選択型は、ホームゲートウェイでIPv6機能を有効にする設定も必要です。
古いホームゲートウェイのうちAtermWH802S(CT)はIPv6非対応で、交換の対象と掲載されています。

市販のルーターを使うときのつなぎ方

ホームゲートウェイにはルーター機能があるため、市販のWi-Fiルーターをそのまま後ろにつなぐと、ルーターが2台ある「二重ルーター」になります。
コミュファ光の公式コラムでは、二重ルーターの解消方法として追加したルーターのルーター機能をオフにすることを挙げ、呼び名は「ブリッジモード」や「アクセスポイントモード」などメーカーによって異なると説明しています(出典:コミュファ光「インターネットが不安定なのは二重ルーターのせい?」)。
あわせて、ホームゲートウェイのルーター機能をオフにすると、同じ回線の光電話などで不具合が生じる可能性があると注意書きがあります。

使い方 公式資料で確認できること
市販ルーターをブリッジ(アクセスポイント)にする 二重ルーターの解消方法として案内。ホームゲートウェイ側はそのままのため、光電話やIPv6の条件を崩さない
ホームゲートウェイのルーター機能をオフにする 光電話などで不具合が生じる可能性があると注意書きあり
PPPoEブリッジを使う HNW100・F5748Qなどの取扱説明書に「PPPoEプロトコルを搭載したネットワークデバイスを接続できます」と記載。IPv6の接続にはコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要という条件は変わらない

市販ルーターの設定や不具合は、ルーターのメーカーが窓口です。
公式のよくある質問でも、ホームゲートウェイの交換について「お客さまが購入された市販のルーターについては、交換できかねます」と書かれています(出典:コミュファ光 よくあるご質問「設置しているホームゲートウェイは交換できますか?」)。
つながらなくなったときは、ホームゲートウェイに加えて市販ルーターも再起動するよう案内されています(出典:コミュファ光 よくあるご質問「インターネットに接続ができなくなった際の機器確認」)。
再起動の待ち時間やランプの見方は コミュファ光の接続トラブルの切り分け手順 にまとめています。

Wi-Fiを広げるなら、公式のメッシュWi-Fi

ホームゲートウェイ1台では届かない部屋がある場合、コミュファ光にはオプションの「メッシュWi-Fi」があります(出典:コミュファ光「メッシュWi-Fi」)。
料金と条件は次のとおりです(2026年9月時点・税込)。

項目 内容
月額料金 880円(機器2台セットの金額)
台数の追加 1台あたり+440円/月。追加できるのは3台まで
最低利用期間 課金開始月を含む6カ月。途中で解約すると契約解除料880円(追加した機器だけの解約は解除料なし)
申し込める人 ホームゲートウェイ標準提供の光ネットメニューを契約している人
使う端末 IEEE802.11b/g/n/ac/ax規格に対応した端末。設定には指定アプリとアカウントが必要

見落としやすいのは、一部のホームゲートウェイにはメッシュWi-Fiの機能が追加されている点です。
該当するホームゲートウェイを使っている場合、メッシュWi-Fi機器は1台での提供になり、提供の形は選べません。
接続は、メッシュWi-Fi機器のLAN1/WANポートとホームゲートウェイをイーサネットケーブルでつなぎ、専用アプリで設定します。

10ギガメニューを提供していない地域では、Wi-Fiの改善策としてメッシュWi-Fiの導入が案内されています。

5ギガ・10ギガで速さを生かすための機器

5ギガ・10ギガのメニューでは、ホームゲートウェイだけでなく、つなぐ側の機器とケーブルも速度を左右します。
公式の「ホームゲートウェイの設定について」では、次のように案内されています(出典:コミュファ光「ホームゲートウェイの設定について」)。

メニュー 用意するLANケーブル パソコン側の条件
30メガ・1ギガ カテゴリ5e以上(ストレート接続用) 1000BASE-T非対応なら100BASE-Tでの接続
5ギガ・10ギガ カテゴリ6A以上(ストレート接続用) 10GBASE-T対応のLANポートを、ホームゲートウェイの10G LANポートにつなぐ。非対応なら1000BASE-Tまたは100BASE-T

LANケーブルは、どのメニューでもお客さまが用意するものです。
10ギガメニューで有線の速さを生かすには、ケーブル、パソコンのLANポート、ホームゲートウェイの差し込み口の3つがそろっている必要があります。
ケーブルの規格の見分け方は LANケーブルの選び方 に、10ギガが向いている使い方は 10ギガの光回線は必要か にまとめています。

いまのホームゲートウェイが古いときの扱いも公式に書かれています。
ホームゲートウェイの交換は有償で、コンタクトセンターで手続きします。
一方で、10ギガメニューへ変更すると、最新の高性能ルーターへ無償で交換すると案内されています(提供している機器によっては交換の対象外)。
ルーターだけを替えたい場合と、メニューごと変える場合で費用の扱いが変わる点は、比べるときに押さえておきたいところです。

市販ルーターを使っていた人の返却の注意

解約のときは、返却キットやヤマト運輸での返送、撤去工事での回収など、コミュファ光のレンタル機器を返す手続きがあります(出典:コミュファ光 よくあるご質問「回線解約時の機器返却方法」)。
返送の流れや撤去工事は コミュファ光の解約手続き にまとめています。

ルーターの話として押さえておきたいのは、箱詰めのときの2点です(出典:コミュファ光「切断ツールご利用の方(光テレビ契約なし)向けご案内」)。
公式の案内には、自分で買った市販ルーターや他社の機器を誤って箱に入れないよう注意があり、混入した私物は返品されません。
反対に、ホームゲートウェイの本体とACアダプタはセットの機器です。
市販ルーターのACアダプタと取り違えて、ホームゲートウェイのアダプタを手元に残さないようにしてください。
ホームゲートウェイは側面のラベルで機種名を確かめられるので、市販品と並べて使っていた人は、詰める前にラベルで見分けると確実です。

引っ越し先でもコミュファ光を続ける場合は コミュファ光の引っ越し手続き をご覧ください。

Wi-Fiの不満が続くなら、回線とメニューから見直す

コミュファ光は、ルーターを自分で用意しなくてもWi-Fiが使える回線です。
それでも遅さや届きにくさが続くなら、ホームゲートウェイの置き場所、メッシュWi-Fi、10ギガメニューへの変更、あるいは回線そのものの見直しが選択肢になります。
コミュファ光が使えるのは愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県で、エリアの確認は コミュファ光のエリア確認方法、コミュファ光そのものの料金は コミュファ光の詳細 にまとめています。

住まいと使い方から候補を絞るなら 30秒の回線診断、いまの回線を続けるか、ほかに替えるかで迷うときは 無料の相談窓口 で一緒に整理できます。

よくある質問

コミュファ光はWi-Fiルーターを買う必要がありますか?
ルーター機能とWi-Fiを持つホームゲートウェイが標準で提供されるため、別に買わなくても使えます。料金ページでは「無線LAN(Wi-Fi対応)標準提供(追加料金なし)」と案内されています。
ホームゲートウェイの機種は選べますか?
選べません。公式に「設置機器はお客さまにて選択いただけません」と書かれています。
IPoE対応の市販ルーターにすると速くなりますか?
コミュファ光はIPv4もIPv6もPPPoEで通信しており、IPoEには対応していません。そのためIPoE対応かどうかはルーター選びの基準になりません。IPv6の接続にはコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要です。
市販のWi-Fiルーターはどうつなげばいいですか?
公式コラムでは、二重ルーターを避けるために、追加したルーターのルーター機能をオフ(ブリッジモード・アクセスポイントモードなど)にする方法が案内されています。ホームゲートウェイのルーター機能をオフにすると光電話などで不具合が出る可能性があるとされています。
メッシュWi-Fiの料金はいくらですか?
月額880円(機器2台セット・税込)で、1台追加ごとに440円です。課金開始月を含む6カ月の最低利用期間があり、途中解約は契約解除料880円です(2026年9月時点)。
ホームゲートウェイを新しい機種に替えられますか?
交換は有償でできます。10ギガメニューへ変更する場合は、最新の高性能ルーターへ無償で交換すると案内されています(機器によっては対象外)。
解約したら機器はどう返しますか?
解約受付のあとに届く返却キットで、ヤマト運輸から返送します。撤去工事がある場合は工事担当者が回収します。ACアダプタも必ず同封し、私物の市販ルーターを入れないよう注意してください。

まとめ

コミュファ光では、ルーターとWi-Fiの機能を持つホームゲートウェイが標準で提供され、Wi-Fiは追加料金なしで使えます。
機種は選べず、ラベルの数字は③がプロバイダ一体型、⑧が選択型を表します。
回線はIPv4もIPv6もPPPoEでIPoEには非対応のため、「IPoE対応」はルーター選びの基準になりません。
IPv6の接続にはコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要です。
そのため、市販ルーターはルーター機能をオフにしてWi-Fiを広げる役で使うのが基本です。
公式のメッシュWi-Fiは月額880円(2台セット)で、5ギガ・10ギガの速さを有線で生かすにはカテゴリ6A以上のケーブルと10GBASE-T対応の機器が要ります。
解約時の返却では、ホームゲートウェイのACアダプタの同封と、市販ルーターなど私物の混入に気をつけます。

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監修者 小林 充

このページの監修者

小林 充(ネット回線アドバイザー)

株式会社ClassLab. 監修者について

出典・参考(公式情報)