東京の一人暮らし水道料金は月いくら?引越し手続きと多摩4自治体の盲点【2026年最新】

本記事の情報は2026年5月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 東京で一人暮らしする場合の水道料金の目安(口径13mm・月8m3で約1,018円)
  • 世帯人数別の月額目安と、全国平均との比較
  • 東京都水道局への使用開始・中止の手続き方法(電話・アプリ)
  • 引越し繁忙期(3〜4月)に注意したいこと
  • 武蔵野市・昭島市・羽村市・檜原村は東京都水道局ではないという落とし穴
  • 賃貸・オートロックマンションで気をつけたいトラブル
目次

結論:東京の一人暮らしの水道料金は月約1,000円

東京都23区で一人暮らしを始める場合、水道料金は月およそ1,018円が目安です(口径13mm・月8m3使用時・税込)。全国平均(月20m3で約3,274円)と比べてもかなり手ごろで、家計に与えるインパクトは想像より小さい料金水準といえます。

東京の水道料金サマリー(口径13mm・税込)
  • 一人暮らし(月8m3):約1,018円/月
  • 2人世帯(月16m3):約1,911円/月
  • 2〜3人世帯(月20m3):約2,475円/月
  • 全国平均(月20m3):約3,274円/月(東京は約800円安い)

請求は2か月ごと。一人暮らしなら2か月で約2,000円程度の請求書が届くイメージです。

ただし、安く済むからといって手続きを後回しにすると、入居初日にシャワーが浴びられない・退去後も基本料金を取られ続けるなどのトラブルにつながります。とくに多摩地区の一部は東京都水道局の管轄外という盲点もあるため、本記事で順を追って整理しておきましょう。

東京都23区の水道料金(世帯人数別の目安)

東京都23区の家庭用水道料金(口径13mm)は、基本料金860円(税抜・月額)に、使用量に応じた従量料金が加算される仕組みです。1〜5m3は0円、6〜10m3は22円/m3、11〜20m3は128円/m3と、使うほど単価が上がる「逓増制」になっています(出典:東京都水道局 23区の料金計算)。

世帯 月の使用量目安 月額(税込・水道料金のみ) 計算根拠(税抜)
一人暮らし 約8m3 約1,018円 860 + 22×3 = 926円
2人世帯 約16m3 約1,911円 860 + 22×5 + 128×6 = 1,738円
2〜3人世帯 約20m3 約2,475円 860 + 22×5 + 128×10 = 2,250円
3〜4人世帯 約25m3 約3,371円 860 + 22×5 + 128×10 + 163×5 = 3,065円
参考 全国平均(月20m3) 約3,274円 日本水道協会 水道統計

金額はすべて税込・水道料金のみで、下水道使用料は別途かかります。23区内の下水道使用料は東京都下水道局の料金ですが、徴収事務は東京都水道局に委託されているため、水道料金と同じ請求書でまとめて請求されます。

月8m3って具体的にどれくらいの使い方になりますか。
毎日シャワー+週2〜3回の洗濯・自炊ありの一人暮らしが、ちょうど月7〜9m3くらいに収まります。在宅時間が長い人は10m3を超えることもありますが、それでも月1,200〜1,500円程度に収まります。

23区の料金体系は、東京都水道局が約1,385万人(23区+多摩26市町)を一括して給水していることによる「規模のメリット」が反映された結果です。23区内であればどの区に住んでも料金は同じ。世田谷区も足立区も葛飾区も練馬区も、同じ使用量なら同じ請求額になります。

引越し時の水道手続き(東京都水道局)

23区および多摩26市町(武蔵野・昭島・羽村・檜原村を除く)への引越しなら、手続き先は東京都水道局に一本化されています。手続き方法は大きく分けてアプリ(Web)と電話の2つです。

東京都水道局・お客さまセンター
  • 区部:03-5326-1101(または 0570-091-100)
  • 多摩:042-548-5110
  • 受付時間:日曜・祝日を除く 8:30〜20:00(土曜も20:00まで)
  • 漏水などの緊急時は24時間365日対応

出典:東京都水道局 お客さまセンター

2022年9月から「東京都水道局アプリ」が正式窓口に

意外と知られていないのですが、東京都水道局は2022年9月に営業所窓口および旧公式サイトの引越し受付ページを終了しました。現在は「東京都水道局アプリ」(iOS/Android/ウェブ版)が正式なWeb手続き窓口です(出典:東京都水道局 アプリ案内)。

アプリ・Web版でできる主な手続きは次のとおりです。

  • 使用開始の申込み(引越し先での使用開始)
  • 給水契約の中止(旧住所からの引越し)
  • 支払方法(口座振替・クレジットカード)の登録
  • 検針票・請求書の電子化
  • 使用量・料金の確認

メンテナンス時を除き24時間受付されているため、日中は仕事で電話できない人にとっては電話手続きと比較して便利です。電話が混み合う引越し繁忙期(後述)でも、アプリなら待ち時間はゼロです。

手続きはSTEP順に進めればOK

STEP
引越し先が東京都水道局の管轄か確認する

23区および多摩26市町(武蔵野・昭島・羽村・檜原村と島しょ部9町村を除く)であれば、東京都水道局の管轄です。武蔵野市や昭島市に引越す方は後述の「多摩4自治体の盲点」を必ず確認してください。

STEP
引越しの3〜4日前までにアプリまたは電話で届出

使用開始日・新住所・氏名・連絡先などを入力します。同一23区内・多摩26市町内の引越しなら、旧住所の中止と新住所の開始を1回で同時に手続きできます。

STEP
入居日からそのまま水を使える

メーターは建物の外部にあり、原則として立会いは不要です。元栓を開ければ水が使える状態で待機しています(事前にメーターから先の元栓・止水栓が閉じている場合は自分で開ける必要があります)。

STEP
初回請求は1〜2か月後

東京都水道局の請求サイクルは2か月ごとです。引越しタイミングによっては最初の請求まで1〜2か月のラグがあります。アプリで支払方法を登録しておくと、引き落としで自動完結します。

引越し繁忙期(3〜4月)のコツ

東京都内の引越しがもっとも集中するのは3月下旬〜4月第1週です。この時期はお客さまセンターの電話がつながりにくくなり、回線が混雑する可能性があります。公式は「使用開始日の3〜4日前までに必ず手続を」と案内していますが、繁忙期は1〜2週間前に余裕をもって申し込むのが安全です(出典:東京都水道局 使用開始のお手続き)。

繁忙期に押さえておくべきポイント
  • 電話よりもアプリ・Web受付を使う(24時間受付・待ち時間ゼロ)
  • 使用開始は引越しの1〜2週間前に申し込む
  • 中止も同じく早めに(中止届を出さないと基本料金が請求され続ける)
  • 支払方法の登録は引越し後に余裕をもって対応してOK

使用開始日を指定して申し込めるので、入居日が3月末でも問題ありません。むしろ早く出すほど、繁忙期トラブルに巻き込まれるリスクが下がります。

多摩4自治体は「東京都水道局ではない」という盲点

多摩エリアに引越す場合に意外と見落とされるのが、武蔵野市・昭島市・羽村市・檜原村の4自治体は東京都水道局の管轄外で、自治体独自の水道事業者を持っているという事実です(島しょ部9町村も独自運営)。間違って東京都水道局に電話しても受付されません。

自治体 担当部署 電話 受付時間
武蔵野市 水道部 水道お客様センター 0422-52-0733 平日 8:30〜17:15
昭島市 水道部 業務課 042-543-6111 平日 8:30〜17:15
羽村市 上下水道部 上下水道業務課 042-554-2269 平日 8:30〜17:00
檜原村 役場 産業環境課 生活環境係 042-598-1011(代表) 平日 8:30〜17:15
※電話受付なし・窓口持参または郵送のみ
出典:武蔵野市昭島市羽村市檜原村の各公式サイトより

とくに檜原村は電話による引越し受付を行っていません。窓口持参または郵送のみとなります。日中働く方は事前に休みを取るか郵送の準備が必要です。

武蔵野市・昭島市・羽村市はそれぞれ独自の水道施設と料金体系を持っており、料金水準も23区とは異なります。羽村市は多摩川沿いの井戸からくみ上げる地下水を水源とし、自己水源率の高さが特徴です。武蔵野市も深井戸の地下水が水源の約7割を占め、昭島市にいたっては深層地下水100%で、23区市町村のなかで唯一すべてを地下水でまかなっています。引越し前に、料金・申込み窓口を必ず公式サイトで確認してください。

賃貸・オートロック物件で気をつけたいポイント

賃貸物件には水道契約の形態がいくつかあり、入居者の手続きが必要かどうかが物件によって異なります。

賃貸の3つのパターン
  • 個別契約(一般的な戸建て・分譲タイプの賃貸):入居者が東京都水道局と直接契約。アプリまたは電話で手続きする
  • 貯水槽水道・専用水道(中規模以上のアパート・マンション):建物所有者がまとめて契約し、入居者は管理会社に水道使用開始を伝えるだけでOK。東京都水道局への連絡は不要
  • 家賃込みの水道料金:水道料金が家賃に含まれている物件。入居者の手続きは不要(管理会社が一括処理)

自分の物件がどのパターンかは、賃貸契約書または管理会社に確認するのが確実です。重要事項説明書に「貯水槽水道」「専用水道」「水道料金家賃込み」などの記載があれば、入居者が東京都水道局に連絡する必要はありません。

オートロック・室内メーターの場合は事前連絡を

退去時に問題になりやすいのが、オートロックマンションや室内メーターの物件です。最終検針のためにメーターを確認する必要がある場合、立会いやオートロックの解錠が必要になることがあります。中止届を出すときに「オートロックです」「メーターが室内にあります」と伝え、検針方法を確認しておきましょう(出典:東京都水道局 よくあるご質問)。

よくあるトラブルと対処法

入居初日に水が出ません。どうすればよいですか?

まず屋内の元栓(パイプスペースまたはキッチン下にある止水栓)が閉じていないか確認してください。それでも出ない場合は東京都水道局お客さまセンター(区部 03-5326-1101/多摩 042-548-5110)に連絡を。使用開始の届出が未提出でも、緊急対応として開栓してもらえるケースがあります。

中止届を出し忘れたまま引越しました。請求はどうなりますか?

中止届を出さない限り、契約が名義に残ったまま基本料金が継続して発生します。気づいたらすぐにお客さまセンターまたはアプリから中止届を出してください。中止の手続きをした日までの基本料金は請求対象になるため、引越し後はできるだけ早く届け出ることが大切です。

同じ23区内で引越す場合、支払方法は引き継げますか?

同一23区内・多摩26市町内の引越しなら、旧住所の中止と新住所の開始を1回でまとめて手続きできます。お客さま番号は使用場所ごとに付番されるため新住所では新しい番号になりますが、申込み時に転居前のお客さま番号を伝えれば、口座振替・クレジットカードの支払方法をそのまま継続できます(名義が同一の場合)。アプリの「引越し手続き」フォームから一括申込みできます。

結婚・離婚で名前が変わりました。手続きは必要ですか?

引越しを伴わない名義変更は、東京都水道局の使用者名義変更届(Web)または電話で可能です。手続きにはお客さま番号や新旧の氏名などが必要になるため、検針票や請求書を手元に用意しておくとスムーズです。

東京の水道料金は本当に全国平均より安いのですか?

はい。月20m3使用時の比較で東京都23区は約2,475円、全国平均は約3,274円のため、東京は全国平均より約800円(24%)安い水準です。これは東京都水道局が約1,385万人にまとめて給水することで、施設・管路の維持コストを多くの利用者で分担できているためです。

23区内なら住む区によって料金は変わりませんか?

変わりません。23区内は東京都水道局が一律料金で運営しているため、世田谷区も葛飾区も足立区も江戸川区も、同じ使用量なら同じ請求額になります。料金で住む区を選ぶ必要はありません。

最新料金・手続き情報の確認はこちら

料金は改定される場合があります。引越し前に各水道事業者の公式サイトで最新の金額・手続き方法をご確認ください。

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