大阪府の水道料金、最大2.4倍の差!主要10市ランキング



本記事の情報は2026年5月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 大阪府内の主要10市の水道料金を安い順にランキング比較(口径13mm・月20m3・税込)
  • 最安の茨木市と最高の東大阪市で約2.4倍もの差が生まれる理由
  • 大阪市(人口270万人の大都市)が意外に安い理由
  • 2025〜2026年に実施された東大阪市・豊中市・高槻市の値上げ情報
  • 引越し時に必要な水道の開栓・廃止手続きの流れ
目次

大阪府の水道事業:市ごとに料金が違う理由

水道料金は住む市の水道事業者によって決まります。大阪府内の水道事業は多くの市が独自に運営していますが、八尾市など一部の市は大阪広域水道企業団に水道事業を統合しています。水源の確保・浄水処理・配水管の維持にかかるコストは事業者ごとに異なります。さらに大阪広域水道企業団が大阪市を除く府内の多くの市へ水を卸売りしており、その卸売価格の変動が各市の料金改定の引き金になることがあります。

本記事の比較条件

口径13mm・月間使用量20m3・水道料金のみ(下水道使用料は別途)・税込。各市の公式料金表または早見表をもとに計算しています。実際の請求では下水道使用料が加わります。

大阪府 主要10市 水道料金ランキング【2026年5月時点・安い順】

以下は各市の公式料金表をもとにした大阪府内主要10市の水道料金比較です。市によって毎月請求・2か月ごと請求と検針サイクルが異なりますが、「月20m3使用したときの月額」に統一して比較しています。

順位 月20m3使用時の目安(税込・水道料金のみ) 水道事業者
1位 茨木市 約2,035円 茨木市水道部
2位 大阪市 約2,112円 大阪市水道局
3位 枚方市 約2,290円 枚方市上下水道局
4位 堺市 約2,464円 堺市上下水道局
5位 吹田市 約2,706円 吹田市水道部
6位 高槻市 ※1 約2,728円 高槻市水道部
7位 八尾市 約2,772円 大阪広域水道企業団(八尾水道事業)
8位 寝屋川市 約2,808円 寝屋川市上下水道局
9位 豊中市 ※2 約2,838円 豊中市上下水道局
10位 東大阪市 ※3 約4,797円 東大阪市上下水道局

※1 高槻市は2025年10月に段階的値上げを開始。2026年4月〜2027年3月検針分は物価高騰対策として家庭用の基本料金を無償化中。上記は無償化を除いた通常の料金水準です。(出典:高槻市 料金改定のお知らせ
※2 豊中市は2025年2月に平均8.9%の値上げを実施済みです。
※3 東大阪市は2025年10月に平均約19%の値上げを実施済みです。上記は改定後の現行料金です。

注目ポイント:東大阪市は最安の茨木市の約2.4倍

今回比較した10市の中でもっとも目を引くのが、東大阪市の月額約4,797円という水準です。最安の茨木市(約2,035円)と比べると約2.4倍の差があり、同じ大阪府内でも住む市によって毎月約2,760円の差が生まれます。年間換算では約33,000円以上の差になります。

大阪府内で同じ使用量なのに2.4倍の差があるなんて知らなかった。東大阪市はなぜそんなに高いのでしょうか。
東大阪市は2025年10月に約19%の大幅値上げを実施しています。老朽化した水道管・水道施設の更新費用と耐震化のコストが主な理由です。さらに元々の料金体系も従量料金の段階設定が高めに設計されており、これが大きく影響しています。

大阪市が意外に安い理由:人口規模がコストを下げる

人口約270万人を抱える大阪市の水道料金は月約2,112円と、府内10市の中で2番目に安い水準です。(出典:大阪市水道局 料金表

「大都市は何でも高い」というイメージを持ちがちですが、水道料金については逆の場合があります。利用者数が多いほど、浄水場・配水管などのインフラコストを多くの人で分担できるため、1人あたりの負担が下がります。大阪市は国内屈指の利用者数を抱えており、このスケールメリットが料金を抑える大きな要因になっています。

茨木市が最安の理由

1位の茨木市(月約2,035円)は、基本料金が500円(税抜)と低く設定されており、従量料金の単価も府内で比較的安い水準です。(出典:茨木市水道事業給水条例)大阪府北部に位置し、大阪広域水道企業団からの受水コストと独自水源のバランスが良好な事業運営につながっています。

2025〜2026年の値上げ情報:3市で改定を実施

改定時期 改定内容
東大阪市 2025年10月1日実施済 平均約19%値上げ(老朽管更新・施設整備費用)
豊中市 2025年2月1日実施済 平均8.9%値上げ(基本料金13mm口径:1,520円→1,980円/2か月・税抜)
高槻市 2025年10月1日〜段階的 2025年10月〜2028年3月にかけ段階的に値上げ。2026年4月〜2027年3月検針分は物価高騰対策として家庭用の基本料金を無償化
出典:東大阪市上下水道局・豊中市上下水道局・高槻市水道部の公式サイト(記事末尾の「最新料金の確認はこちら」を参照)

なぜ同じ大阪府内で料金にこれほどの差が生まれるのか?

要因 1
事業規模と利用者数

利用者が多いほど1人あたりのインフラコストが下がります。大阪市はこの恩恵が大きく、比較的低い料金を維持できています。人口規模が小さい市ほど、同じインフラを少ない人数で負担する構造になります。

要因 2
水道管の老朽化と更新コスト

高度成長期に整備された水道管の老朽化が全国共通の課題です。東大阪市の大幅値上げも、老朽化した管路の更新費用確保が主な理由です。更新費用の規模と財政状況が市によって異なるため、料金改定のタイミングや幅に差が出ます。

要因 3
従量料金の段階設定

各市が独自に設定する従量料金の「段階」と「単価」が料金差に直結します。東大阪市は2か月40m3の使用で21m3以上の単価が226円/m3(税抜)と高く設定されており、これが月額を押し上げる大きな要因になっています。

引越し時の水道手続き:開栓・廃止の流れ

STEP
引越し2週間前:現住所の「使用廃止」を申し込む

現在の市区町村の水道局に廃止を申し込みます。検針票に記載の「お客様番号」と引越し予定日を準備してください。電話またはウェブから手続きできる市が多く見られます。

STEP
引越し2週間前:新住所の「使用開始」を申し込む

引越し先の市の水道局に開栓を申し込みます。新住所・入居予定日・連絡先を準備しましょう。引越し当日から水が使えるよう、事前手続きがおすすめです。

STEP
引越し当日:水道メーターのバルブを確認する

玄関付近やメーターボックス内のバルブが開いているか確認します。賃貸の場合は管理会社が対応するケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

よくある質問

大阪府内でもっとも水道料金が安い市はどこですか?

2026年5月時点では茨木市が月約2,035円(口径13mm・月20m3・税込・水道料金のみ)ともっとも低い水準です。

大阪市内での引越しでも水道手続きは必要ですか?

はい、大阪市内での転居でも旧住所の「使用廃止」と新住所の「使用開始」の両方の手続きが必要です。大阪市水道局の公式サイトまたは電話から手続きできます。

水道料金と下水道使用料は別ですか?

はい、別々です。このランキングは水道料金(上水道)のみの金額です。実際の請求には下水道使用料が加わります。下水道使用料は市によって大きく異なり、水道料金と同程度になる市もありますが、一般的には水道料金より低めの水準です。

高槻市の水道料金が「基本料金無償化中」とはどういう意味ですか?

高槻市は2025年10月から段階的な料金値上げを実施しています。あわせて物価高騰対策として、2026年4月〜2027年3月検針分の1年間は家庭用(口径13〜25mm)の基本料金を無償化しています。この期間は通常より請求額が低くなり、無償化が終わる2027年4月以降は基本料金の請求が再開します。ただし高槻市の値上げは段階的で、2028年4月に基本料金がさらに引き上げられる予定です。

最新料金の確認はこちら

料金は改定される場合があります。引越し前に各水道事業者の公式サイトで最新の金額をご確認ください。

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