スチームクリーナーのメリットとデメリット
掃除の効率アップを目指して、スチームクリーナーの導入を考えている方もいるのではないでしょうか？
スチームクリーナーは、高温の蒸気で汚れを落とす掃除ツールです。
洗剤などを使うことなく掃除できるところがメリットで、子どもやペットがいる家庭でも安心して使えます。
また、アタッチメントが付属しているモデルを選べば、床だけでなくさまざまな箇所の掃除に役立ちます。
アタッチメントの形状や使用用途などを確認して、窓のサッシ、レンジフード、車の座席などを効果的に綺麗にしましょう。
ただし、スチームクリーナーのデメリットとして、メンテナンスが必要という点に注意しなければなりません。
ボイラー部分の清掃などを行う手間と時間が発生するので、購入前にメンテナンスの頻度や方法をチェックすることが大切です。
さらに、スチームクリーナー＝万能な掃除ツールと思われがちですが、実は使用に適していない素材などもあります。
100℃近い蒸気を発するという性質上、熱に弱い床材や壁紙などの掃除には向いていません。
購入してから後悔するのを防ぐためにも、スチームクリーナーを使いたい場所の耐熱性などを調べてから導入してくださいね。
一般的なスチームクリーナーの効果とは？
スチームクリーナーは、こびりついた汚れを水蒸気で浮かせる掃除ツールです。
高温の蒸気でダイレクトにアプローチするという仕組みになっており、水拭きでは落とせない頑固な汚れにも効果抜群です。
フローリングや畳などの床の掃除はもちろん、キッチンやバスルームの水垢も簡単に落とせるので、労力を抑えながら住宅を綺麗に保てます。
中には排水口用のアタッチメントなどもあり、掃除しにくい狭い箇所の汚れも取りやすい点が魅力です。
また、スチームクリーナーの意外な効果に、殺菌作用が挙げられます。
高温スチームで除去できるのは、汚れやシミだけではありません。
雑菌、細菌、カビなどを取り除く効果が高く、衛生管理を徹底できるところが特徴です。
ウイルス対策にもピッタリの掃除ツールなので、「来客が多いからその都度スチームクリーナーで殺菌したい」「掃除を強化して子どもが病気にかかるリスクを下げたい」という方におすすめです。
効果なしと感じる主な原因
実際にスチームクリーナーを使った利用者の中には、効果を実感できなかったという方もいます。
スチームクリーナーの効果をしっかりと得るためには、スチームクリーナーの種類を知っておくことが必要不可欠です。
一口にスチームクリーナーと言っても、大きくボイラー式とパネル式に分類されます。
ボイラー式は給水した水に圧力をかけて沸騰させるのが特徴で、温度が高く噴射のパワーも強いというメリットがあります。
高温スチームを作るまでの下準備に時間はかかるものの、頑固な汚れにもアプローチできる点が魅力です。
一方のパネル式は、ボイラー式と比べると温度が低く噴射の威力も弱い傾向にあります。
持続性にも欠けるので、掃除をしている最中に効果が全く感じられなくなるケースも多くなっています。
格安で販売されているスチームクリーナーの大多数は、温度が低いパネル式です。
薄い汚れやシミ以外は掃除するのに時間や労力がかかる可能性が高いので、しっかりと効果を得たい場合はボイラー式のスチームクリーナーを選ぶことが重要です。
スチームクリーナー使用時の一般的なミス
スチームクリーナーを初めて使う場合、起こりやすいトラブルに床の変色があります。
高温の蒸気を発するスチームクリーナーは、フローリングなどの床材に使われているワックスを白濁させてしまう可能性が高くなっています。
特に同じ場所に長くスチームクリーナーを当て続けることでワックスが浮かび上がってしまう恐れがあるので、スチームクリーナーを掃除機のようにリズミカルに前後に動かすことが大切です。
尚、使用後のスチームクリーナーは、例え電源を切っても一定時間は非常に高温の状態です。
フローリングなどの上に立てかけたまま放置してしまうと、接触部のワックスが取れてしまうので注意しましょう。
タイルの上であれば床が変色することはないため、使用後まで取り扱いに気を付けるよう意識してくださいね。
正しいスチームクリーナーの使い方
スチームクリーナーは、正しい使い方を守ることで本来の効果を発揮します。
効率的に掃除を行うためにも、スチームクリーナーの使用方法の基本を押さえておきましょう。
以下では、スチームクリーナーを使い始めるときのセットアップ、フローリングや絨毯の掃除のコツ、頑固な汚れへのアプローチ方法の3つについて詳しく説明していきます。
「スチームクリーナーを買ったけど上手く汚れが落ちなくて困っている」「以前に使ったことがあるけど効果をイマイチ感じられなかった」といった不満がある方は、自身がスチームクリーナーをきちんと使えているかを一度確認してみてくださいね。
使い始めの基本セットアップ
スチームクリーナーを使うにあたって、セットアップを行う必要があります。
使用するスチームクリーナーの種類やメーカーによってセットアップのやり方は異なるものの、タンクが付いたキャニスター型では本体にホイールやキャスターを取り付けるのが一般的です。
その後はカートリッジを挿入し、水道水の硬度設定を行います。
給水タンクに指定されている量の水を入れたら、コンセントに電源プラグを差し込んで電源をONにしましょう。
ヒートアップが開始されますが、最初のうちに出るのは温度が低い水です。
湯気が出始めたら準備完了となるため、掃除したい箇所にスチームクリーナーを当ててくださいね。
また、スティックタイプやハンディタイプのスチームクリーナーにおいても、給水タンクに水を入れてから電源を入れる流れは同じです。
アタッチメントを付け替える場合は一度電源を切り、高温の蒸気が出ていないことを確認した上で付け替えを行いましょう。
尚、スチームクリーナーの中には、メーカーが独自のセットアップ方法を定めている製品もあります。
必ず取扱説明書を読み、安全にセットアップすることが大切です。
フローリングや絨毯の掃除のコツ
フローリングや絨毯の掃除をするにあたって、スチームクリーナーを使う前の準備が必要です。
まずはフローリングや絨毯に掃除機をかけて、細かいホコリなどを取り除いておきましょう。
ホコリなどのゴミを放置した状態でスチームクリーナーを使うと、蒸気によってゴミがフローリングや絨毯に密着してしまう恐れがあります。
先にゴミを除去しておくことで、汚れを落としたり殺菌したりといったスチームクリーナーの効果を最大限に感じられます。
掃除機をかけたら、スチームクリーナーを掃除機のように前後に動かして掃除をしましょう。
長時間同じ場所にスチームクリーナーを当て続けると、フローリングや絨毯が不必要に傷んでしまいます。
短時間の使用を心掛けて、スピーディーに掃除することがポイントです。
頑固な汚れへのアプローチ方法
高温スチームでしっかりと汚れを落とすスチームクリーナーに対して、「濃いシミになっている箇所もスチームクリーナーを使って綺麗にしたい」「スチームクリーナーがあればどんな汚れも落とせるはず」といった期待を抱える方も多くなっています。
しかし、頑固な汚れが染みついている場合、通常通りスチームクリーナーを使っても汚れが落ちない可能性があります。
特にカーペットなどの布地に付着したシミは、時間の経過と共に落としにくくなる点に注意が必要です。
スチームクリーナーで汚れを目立たなくさせたいなら、スチームクリーナーを使う前に下準備を済ませておきましょう。
汚れが付いている素材に合わせて、すすぎがいらないタイプの洗剤などを直前に噴射しておくのがおすすめです。
スチームクリーナーは、あくまで水を高温スチームに変えて掃除するだけの電化製品です。
頑固な汚れに特化した成分は含まれていないため、素材ごとに適した洗剤を使ってからスチームクリーナーで掃除するよう心掛けましょう。
ブランド別スチームクリーナーの特徴と口コミ
スチームクリーナーは、さまざまなブランドやメーカーからバラエティーに富んだ製品が販売されています。
ここでは、「色々なスチームクリーナーがあって自分に合う製品がどれか選べない」「ブランドごとの違いやメリット・デメリットを判断するのが難しい」といった悩みを持つ方のために、実績と知名度を兼ね備えたケルヒャーとカインズのスチームクリーナーについて解説していきます。
それぞれのブランドの特徴とリアルな口コミに着目していくので、良い面と悪い面の両方を確認して自身にとっての使いやすさを考えてみましょう。
ケルヒャーとは？特徴や評価
ケルヒャーは、ドイツで創立された清掃機器メーカーです。
売上の実に85％はドイツ国外からの収益となっており、世界でも広く使われている大手企業です。
ケルヒャーが提供するスチームクリーナーの魅力に、高品質な製品と商品ラインナップの豊富さが挙げられます。
キャニスタータイプが主流ですが、手軽に掃除できるスティックタイプも取り扱っています。
また、蒸留水のみOKというスチームクリーナーも多い中で、ケルヒャーの製品は水道水に対応しているところもポイントです。
以下では、ケルヒャーのスチームクリーナーに関する良い口コミと悪い口コミを2つずつご紹介していきます。
自身に合うスチームクリーナーを見極めるためにも、さまざまな観点からケルヒャーの製品を見ていきましょう。
良い口コミ
ここでは、ケルヒャーの良い口コミ2つをご紹介していきます。
手荒れ防止に繋がる
「そして、手を汚したりすることが極度に減ったので、手荒れ予防にもなります。」
【評判・口コミ】効果なし？ケルヒャースチームクリーナー体験者の本音レビュー | メロウ (arinna.co.jp)
ケルヒャーのスチームクリーナーを愛用しているユーザーからは、手荒れ防止対策に関する高い評価が集まっています。
スチームクリーナーの中には、水の温度がしっかりと上がらない製品も存在しています。
水の温度がぬるいスチームクリーナーを使って掃除する場合、汚れやシミなどを薄くすることは困難です。
別途洗剤を混ぜたお湯で拭く必要があり、スチームクリーナーを所有しているにもかかわらず手荒れしてしまう可能性が高くなっています。
一方、100℃近くまで温度が上がるケルヒャーの製品なら、スチームクリーナーだけで掃除できるところがメリットです。
アタッチメントが複数付いているモデルも多く、付け替えることでさまざまな場所や汚れにアプローチできます。
「頻繁に雑巾で掃除するから常に手荒れしている」「家の掃除は徹底したいけど手を汚すのは嫌だ」といった不満やニーズを抱えている方は、手荒れ防止効果を得られるケルヒャーのスチームクリーナーを検討してみましょう。
臭いも除去できる
ケルヒャーのスチームクリーナーは、臭い除去に対して定評があります。
高温スチームを使って汚れにアプローチすることから、シミを薄くするだけでなく臭いも軽減する点が魅力です。
特に台所は壁やレンジフードなどに油が付着しやすく、水拭きしても独特の嫌な臭いが残りがちです。
スチームクリーナーの中には温度が低い製品もあり、こびりついた臭いを落とすのに不向きな製品も多くなっています。
しかし、高温スチームで油汚れも根こそぎ落とせるケルヒャーの製品であれば、掃除することで油の臭いもしっかりと除去できます。
「頻繁に油料理をするから台所全体に臭いが付いてしまっている」「消臭スプレーでごまかしながら生活している」といった悩みを持つ方は、ケルヒャーのスチームクリーナーで衛生的な台所を取り戻しましょう。
また、臭い除去に優れているケルヒャーは、小さな子どもがいるファミリー世帯にもおすすめです。
子どもの食べこぼしなどをすぐに掃除することで、床やカーペットに食べ物の臭いが付くのを防げます。
悪い口コミ
さまざまメリットがあるケルヒャーですが、悪い口コミについても見ていきましょう。
洗浄力には限界がある
「ただ、ＣＭでいうほど落ちるのか？と言われればそういった感じはしなかったです。落ちにくいものは相変わらず落ちにくく、手でやるよりは時間がかからないかなといったところでした。」
【評判・口コミ】効果なし？ケルヒャースチームクリーナー体験者の本音レビュー | メロウ (arinna.co.jp)
実際にケルヒャーのスチームクリーナーを購入したユーザーからは、洗浄力に対する不満の声が寄せられています。
約100℃の高温スチームを発するケルヒャーのスチームクリーナーですが、全ての汚れを完璧に除去できるわけではありません。
汚して間もない状態であれば綺麗にできる可能性も高くなっている一方、時間が経過している場合は長時間スチームクリーナーを当ててもシミが残ってしまう点に注意しましょう。
特にカーペットやソファーをはじめとする布製品にしみ込んだ汚れは、新品のように綺麗にすることは困難です。
シミを薄くすることはできても完全に取り除くのは難しいため、「せっかくスチームクリーナーを買うなら汚れを全部綺麗に落としてくれる製品がほしい」「濃いシミがついたカーペットをスチームクリーナーで掃除したい」という場合には不向きな傾向にあります。
雑巾などを使って掃除するよりは時短になるものの、洗浄力には限界があることを覚えておきましょう。
準備と片付けの手間がかかる
ケルヒャーのスチームクリーナーは、準備と後片付けに関する悪い口コミが目立つ製品です。
スチームクリーナーを使うにあたって、アタッチメントを付ける前に給水、安全バルブの取り付け、スチームレバーロックの解除といった複数のプロセスを踏む必要があります。
タンクが大きい製品が多いケルヒャーのスチームクリーナーは、最低使用給水量も0.5Lというように比較的ビッグサイズになっています。
満タンにして掃除する場合は1Lの水を給水しなければならないため、人によっては給水による身体的負担が大きくなりがちです。
さらに、ヒーターランプが消灯するまで約6分待つ時間もあり、「忙しいときに起動まで何分も待つのが煩わしい」「必要なときにサクッと使えるスチームクリーナーを買えばよかった」と感じるユーザーも多数いるのが実情です。
アタッチメントごとの準備方法にも細かい指示があるため、付け替えのために時間がかかりやすくなっています。
また、片付けにも同様の手間がかかり、利便性の悪さを指摘する声も挙がっている点に注意しましょう。
アースマンやカインズのハンディスチームクリーナー
カインズは、埼玉県に本社を置くホームセンターです。
アースマンはカインズが販売するスチームクリーナーのことで、「なんとなく外国企業の製品には抵抗がある」「国内メーカーのスチームクリーナーを購入したい」という方におすすめです。
持ち手が付いたハンディタイプが一般的なアースマンには、床以外の場所を掃除しやすいという特徴があります。
アタッチメントの数も多く、掃除したい場所に合わせて最適なノズルやブラシを使えます。
また、カインズは全国に245店舗あり、スチームクリーナーの実物を気軽に見に行けるところも魅力です。
以下では、カインズやアースマンのハンディスチームクリーナーに関するレビューについて深堀していきます。
良い口コミ
カインズで販売されているアースマンを含むハンディスチームクリーナーに関しては、以下のような良い評判が寄せられています。
リーズナブルな価格の製品が多い
カインズのスチームクリーナーに関して、料金面における良い評判が集まっています。
数万円を超える高額な製品も多いスチームクリーナーですが、カインズなら安価な料金設定のものを手に入れられます。
2,000円前後で購入できるものも多く、出費を削減しながらスチームクリーナーを購入できる点が魅力です。
準備などの手間があるスチームクリーナーは、人によっては使い勝手が悪いと感じてしまうこともあります。
高額なスチームクリーナーを購入してしまうと、「せっかく高いお金を出したのに結局あまり使わないままになっている」「年に数回しか使わないならもっと安い製品にすればよかった」といった後悔に繋がる可能性も高くなっています。
一方、リーズナブルな価格帯のスチームクリーナーを豊富に取り揃えているカインズなら、お試しでスチームクリーナーを購入する場合にも最適です。
例えスチームクリーナーと自身の相性が悪くても経済的なダメージを最小限に抑えられるので、初めてスチームクリーナーを使う際に高い安心感を得られます。
コンパクトサイズの製品がある
カインズのスチームクリーナーは、コンパクトサイズの製品が豊富に取り揃えられています。
他社が販売するスチームクリーナーの中には、業務用のような大きなタンク付きのものもあります。
しかし、カインズのスチームクリーナーはハンディタイプやスティックタイプの製品が多くなっており、必要なタイミングで手軽に使えるのがポイントです。
特にハンディタイプのものは軽く、台所のレンジフードや換気扇といった高い場所の掃除にも最適です。
腕や肩への身体的負担を抑えられるので、「掃除するだけで身体が疲れるから結局雑巾で水拭きしている」「台所まわりを定期的に掃除したいけど腕が痛くなるから頻繁に使えない」といった不満を解決できます。
また、コンパクトサイズであるということは、収納スペースがかさばらないということを意味します。
キャニスタータイプのスチームクリーナーと比べると場所を取りにくく、収納エリアが限られている住宅でも安心です。
小ぶりで軽いスチームクリーナーを探している場合は、カインズの商品ラインナップをチェックしてみるのがおすすめです。
悪い口コミ
ここでは、カインズのハンディスチームクリーナーに対する悪い口コミについてチェックしていきます。
質が悪い製品に当たることがある
カインズのハンディスチームクリーナーの中には、質が悪い製品もあるのが実情です。
リーズナブルな料金設定の製品が豊富なカインズですが、他社の高額製品と比べるとパワフルさや持続性などに問題があるものも存在しています。
例え料金が安くても、製品の質が悪いとコストパフォーマンスは下がってしまいます。
使用頻度が低い場合や簡単な掃除のみを行う場合なら低クオリティのスチームクリーナーでも十分な可能性もあるものの、本格的な掃除やしっかりと汚れを落としたいのであれば質を重視することが大切です。
自身にとってどの程度の質のスチームクリーナーが必要かを考えて、カインズの製品が条件を満たしているか判断しましょう。
尚、カインズのスチームクリーナー＝全商品の質が悪いというわけではありません。
質の良し悪しは利用者のニーズにも左右されるため、使用用途によってはコストパフォーマンスが高い製品も多く取り揃えられています。
事前に各商品の特徴やメリット・デメリットなどを確認し、自身にとって使い勝手が良い製品を見つけてくださいね。
電気の使用量が大きい
カインズのスチームクリーナーを購入するにあたって、電気の使用量が大きくなりやすい点に注意が必要です。
他社が発売するスチームクリーナーの中には、省エネ機能を搭載しているものも存在します。
一方で、カインズは低価格な商品展開を行っていることから、必要最低限の機能のみを兼ね備えたモデルが多いのが特徴です。
省エネ機能や電力消費量を抑えたモデルなどはないため、電気代がかさみやすいというデメリットがあります。
特に使用頻度が高い場合や住宅が広い場合、スチームクリーナーを使う時間が長くなりがちです。
結果として月々の電気料金が高くなってしまう可能性があるので、「購入費だけでなくランニングコストも抑えられるスチームクリーナーを探している」「電気料金も含めて経済的な製品を購入したい」といったニーズを持つ方には不向きだということを覚えておきましょう。
ただし、スチームクリーナーを使う時間が極端に少ない家庭であれば、電気料金が気にならない傾向にあります。
購入前に使用用途をしっかりとシミュレーションし、カインズの製品のコストパフォーマンスについて多方面から検討してみましょう。
おすすめのスチームクリーナーとその理由
ケルヒャーとカインズのスチームクリーナーで迷っている場合、自身がどのような使い方をしたいかを基準に考えることが大切です。
高品質を誇るケルヒャーの製品なら、高温スチームで汚れや臭いを除去できます。
準備や後片付けの手間は発生しますが、「安かろう悪かろうな製品にお金を出したくない」「せっかくスチームクリーナーを買うならクオリティにこだわりたい」といったニーズを満たすスチームクリーナーです。
一方のカインズは、安価な料金設定とコンパクトなサイズ感を求めている場合にピッタリです。
手軽に使える利便性の良さを兼ね備えており、初めてスチームクリーナーを買う方やお試しで使ってみたい方にもおすすめです。
しかし、電気料金が高くなりやすい点とスチームの温度が十分に上がらない製品もある点に気をつけなければなりません。
自身が理想とするスチームクリーナーの条件を考えるのはもちろん、各製品の事前調査もしっかりと行い、後悔のない買い物をしましょう。
スチームクリーナーを最大限に活用するためのアドバイス
スチームクリーナーをしっかりと活用することで、コストパフォーマンスの高さを実感できます。
ここでは、レンタルと購入の経済面における比較、維持・メンテナンスのポイント、使いこなすコツや注意点についてお話ししていくので、「スチームクリーナーがほしいけどコスパの良い使用方法が知りたい」「スチームクリーナーをフル活用して元を取りたい」と考えている方は参考にしてくださいね。
レンタルと購入、どちらがお得？
さまざまなジャンルにおけるレンタルやサブスクが普及していますが、実はスチームクリーナーにもレンタルサービスがあります。
ケルヒャーやアースマンはもちろん、他にもさまざまなメーカーの製品がレンタルできる仕組みになっており、お試しでスチームクリーナーを使ってみたい場合にも最適です。
ただし、経済面を考慮すると、レンタルの方が購入よりも割高になりやすい点に注意しなければなりません。
レンタルする期間にもよるものの、掃除製品であるスチームクリーナーは長期的に使うことを想定しています。
日常的に使う場合はレンタル期間も長くなり、月々の使用料金がかさみやすくなっています。
契約期間が決まっているプランでは解約違約金などが発生するため、計画的に利用することが大切です。
尚、レンタルスチームクリーナーの中には、レンタル後に製品を購入できるプランもあります。
「初めてスチームクリーナーを使うからいきなり購入するのは不安」「気に入ったら購入することも検討したい」という場合は、購入可能なプランを探してみましょう。
維持・メンテナンスのポイント
スチームクリーナーを長く使いたいなら、メンテナンスを行うことが大切です。
安全性の維持やスチームクリーナーの故障などを防ぐためにも、使用後はその都度給水タンクの水を捨てるようにしましょう。
また、スチームクリーナーの多くには、メーカーが推奨するメンテナンスの頻度や方法が設定されています。
水道水を使うスチームクリーナーの場合、長期的に使用することで水道水の中に含まれるカルキやミネラルがスチームクリーナーの中に蓄積されていきます。
メンテナンスを怠ると正しく機能しなくなる恐れがあるので、専用の洗剤を使った洗浄やカルキ除去パウダーでのお手入れを行いましょう。
ただし、スチームクリーナーの中には、メンテナンス方法が複雑なものも存在します。
具体的なメンテナンスのやり方はメーカーの公式ホームページなどに掲載されていることが多いので、自身にとって負担の少ない製品を選んでくださいね。
使いこなすコツや注意点
スチームクリーナーの効果を最大限に発揮させたいなら、使用に関するコツを押さえておきましょう。
落としたい汚れの難易度を把握することで、スピーディーかつスムーズに掃除を進められます。
例えば、軽い汚れや薄いシミであれば、スチームクリーナーの蒸気をそのまま当てるだけで綺麗にできる可能性が高くなっています。
しかし、時間が経過した汚れやカーペットにしみ込んだ色が濃いシミなどは、スチームクリーナーだけでは満足のゆく仕上がりになりにくいのが実情です。
床、畳、カーペットといった各素材に適した洗剤などを併用して、臨機応変に掃除方法を変えることが大切です。
尚、スチームクリーナーの中には、給水タンクに入れる水に関する指定がある点に注意しましょう。
水道水に含まれるカルキやミネラルがスチームクリーナーを詰まらせる恐れがあるため、水道水ではなく蒸留水のみに対応している製品も多くなっています。
水道水に非対応のスチームクリーナーでは、長く使うことで噴射の勢いが弱くなっていく傾向にあります。
当然、スチームクリーナー本来の効果を得られなくなるため、汚れを落としにくくなる点に気を付けましょう。
まとめ
スチームクリーナーは、掃除の効率化を狙える利便性の高い製品です。
床、カーペット、畳などに付着した汚れやシミを落とすのはもちろん、殺菌効果、カビ防止、寄生虫対策などの効果も高く、清潔な住宅環境を保てます。
製品ごとに異なる特徴のスチームクリーナーが発売されているので、比較検討しながら自身のニーズと合うものを選ぶことがポイントです。
尚、スチームクリーナーを使うにあたって、正しい使用方法や掃除のコツなどを押さえておきましょう。
高性能なスチームクリーナーを購入しても、誤った使い方では効果が半減してしまいます。
スチームクリーナーを使う前の下準備を行うほか、床材の種類や汚れの具合などもきちんと確認し、適切なやり方で掃除するよう意識してくださいね。
