電気ケトルの電気代は高い?電気ポットとの比較や1か月あたりの消費電力を解説

当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

すぐにお湯を沸かせて便利な電気ケトルですが「電気代が高いのでは」と心配な方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、電気ケトルと電気ポット、やかんを比較し、それぞれの消費電力や電気代を徹底解説します。

また、電気ケトルにかかる電気代を節約する方法や、節電効果が高い電気ケトルの選び方、消費電力が少ないおすすめの電気ケトルもいくつかご紹介するので、電気ケトルを購入するか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

電気ケトルの電気代は?

電気ケトルの電気代は?

電気ケトルの電気代ってイメージが沸かないなあ。どれくらいかかるんだろう?

電気ケトルの電気代は、使用する頻度や容量、加熱時間、消費電力などよって異なります。一般的に、電気ケトルは高出力で短時間に水を沸騰させるため、一回あたりの電力消費は高めですが、使用時間は短いため、トータルの消費電力はそれほど高くありません。また、電気ケトルは沸騰すると自動的に電源が切れるので、無駄な電力消費を抑えることができます。

電気ケトルのメリットは、必要な時にすぐにお湯を沸かせる点にあります。しかし保温機能がないため、何度もお湯を沸かす必要がある場合はその分電気代も高くついてしまいます。

1回あたりの電気代目安

電気ケトルの1回あたりの電気代の目安は、約3.88円です。この電気代は、下記のような条件で計算したものです。

電気ケトルの消費電力は1000Wから1500Wが一般的で、お湯を沸かすのに約3分から5分かかります。そのため、1500Wの電気ケトルを5分間使用した場合で計算してみます。

1500W × 5分 ÷ 60分 = 125Wh

1kWhあたりの電気料金が31円(税込)とすると、31円 × 0.125kWh=約3.88円となります。

1か月あたりの電気代目安

電気ケトルの1か月の電気代は使用頻度によって変わります。例えば、毎日2回使用すると仮定すると、1回あたりの電気代が約3.88円なので、1日あたり約7.76円、1か月(30日として)約233円の電気代になります。

電気ポットと比較すると、電気ポットは保温機能で電力消費があり、その分電気代が高くなる傾向があります。一方で電気ケトルは、必要な時だけ電力を消費するため、トータルの電気代は電気ポットよりも低くなることが多いです。

電気ケトルは必要な時にすばやくお湯を沸かせるという点で時短にもなり、電気代も抑えられます。ただし、頻繁にお湯を沸かす場合や、常にお湯を保温しておきたい場合には、電気ポットの方が適している可能性があります。電気ケトルと電気ポットは、それぞれ特性やメリットが異なるため、消費電力や電気代だけで判断するのではなく、生活のニーズに合わせて選ぶことがポイントです。

◆電気ポットと電気ケトルの違いや選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

電気ポットややかんとの電気代比較

電気ポットややかんとの電気代比較

電気ケトルは、電気ポットややかんと比べるとどれくらい電気代に差があるんだろう?

電気ケトル、電気ポット、やかんの中で、電気ケトルは一回あたりの使用時間が短く、電気代も比較的安い傾向にあります。一方、電気ポットは長時間保温すると電気代が高くなりがちですが、いつでもお湯を使えるというメリットがあります。

やかんはお湯を沸かすごとにガス代がかかりますが、何度もお湯を沸かす必要がない場合は経済的です。そのため、それぞれの使用頻度やライフスタイルによって、どの方法が最も電気代を抑えられるかが変わります。

電気ポットの電気代

電気ポットの電気代は、沸騰時の消費電力と保温時の消費電力によって決まります。一般的な電気ポットは、沸騰させる際には約700W〜1000Wの電力を使用し、その後の保温には約30W〜40W程度を消費します。

よって1日10時間保温し、1回沸騰させるのにかかる時間を5分とすると、電気代は下記の通りです。

保温を30W、沸騰を700Wで行う場合の1日の電気代は、約11.11円

1ヶ月(30日)あたりで計算すると、約333.25円

上記の電気代は、1日1回の沸騰(5分)と10時間保温した場合の電気代です。実際の電気代は、各電気ポットの消費電力や保温時間によって変わります。電気ケトルに比べると若干高いものの、大容量である点や、好みの温度で保温できる点など、電気ケトルにはないメリットもあります。

やかんのガス代

ガスコンロを使い、やかんでお湯を沸かした時のガス代は、使用時間によって異なります。一般的な家庭用ガスコンロの消費エネルギーは約1.5kW〜2kW程度で、一度に1リットルの水を沸かすのに約5分から10分かかります。

ガス料金は地域やプランによって異なるため、概算として1立方メートルあたりのガス料金を150円と仮定して考えてみましょう。

2kW × 10分 ÷ 60分 ÷ 10kW/立方メートル=0.033

2kWのガスコンロで10分間使用した場合のガス消費量は約0.033立方メートル

1回お湯を沸かす時のガス代は、(0.033立方メートル × 150円)で、約4.95円

一日1回やかんでお湯を沸かすとすると、約4.95円×30日で約148.5円、一日2回とすると約297円となります。電気ケトルと比べると、そこまで顕著な金額差はありません。物を減らした生活をしたい人や、鉄瓶などを使用して、よりまろやかで鉄分豊富なお湯を沸かしたい人であれば、そこまで気になるような差ではないでしょう。

電気ケトル・電気ポット・やかんはどれがいい?

電気ケトル・電気ポット・やかんはどれがいい?

お湯を沸かすには、電気ケトルと電気ポット、やかんではどれが良いんだろう?

電気ケトル、電気ポット、やかんのうちどれを選べぶべきかは、電気代や沸騰時間やメリット・デメリットを考慮して選ぶのがよいでしょう。以下の表にそれぞれの特徴をまとめ、適した利用シーンを解説します。

電気ケトル電気ポットやかん
1回あたりの電気代・光熱費約3.88円約1.8円約4.95円
1回あたりの沸騰にかかる時間約3~5分約5分約5~10分
メリット・短時間で沸騰
・省スペース
・ドリップに向いた細口タイプもある
・常に温かいお湯が利用可能
・大容量
・好きな温度で保温できる
・電気が不要
・風情がある
・やかんの質によって味が良くなる
デメリット・一度に沸かせる量が限られる
・保温機能がない
・場所を取る
・電気代が高め
・沸騰に気を付ける必要がある
・保温機能がない

電気ケトルは、早くお湯を沸かしたい一人暮らしの方や忙しい家庭、スペースが限られている環境での使用に最適です。また、細口のケトルでドリップコーヒーに向いているモデルやそのままフルーツティーを抽出できるモデルなどもあり、コーヒーや紅茶を頻繁に飲む方にも向いています。

電気ポットは使人数が多いオフィスなど、一日中温かいお湯を利用したい環境に適しています。一回に大量のお湯を沸かす必要がある場合にもおすすめです。また好きな温度で長時間保温ができるため、赤ちゃんのミルク作りなどにお湯が必要な場合にも適しているでしょう。

やかんは電気ではなくガスでお湯を沸かすので、キャンプなどのアウトドアにも適しています。無駄な家電を持つ必要がなくなるため、ミニマルな暮らしを好む人にも向いているでしょう。鉄瓶やホーロー製のやかんを使用すれば、まろやかな味わいの白湯を楽しめます。

このように、ライフスタイルや使用頻度、お湯を使用する目的によって最適なアイテムは異なります。電気ケトルは短時間での使用に効率的、電気ポットは一日中お湯を使用したい場合に便利、やかんは電気代を抑えたい場合に最適です。それぞれのメリットとデメリットを考慮して、自分のニーズに合ったものを選びましょう。

電気ケトルの電気代を節約する方法

電気ケトルの電気代を節約する方法

電気ケトルの電気代を安く抑える方法はあるかな?

電気ケトルは便利なアイテムですが、使い方によっては電気代がかさんでしまうことも。しかし工夫して使うことで、電気代を節約することができます。

まず、必要な量の水だけを沸かすことが重要です。必要以上に水を入れると、その分余計にエネルギーを消費し、結果的に電気代が増加します。次に、ケトル内を定期的にお手入れすることが大切です。ケトル内に汚れが溜まると熱効率が悪くなり、より多くのエネルギーを消費することになります。

また、沸騰したお湯を再利用することも有効です。必要な時だけケトルを使用し、使わない時はプラグを抜くことも電気代の節約に繋がります。このようにちょっとした工夫をすることで、電気ケトルの電気代を抑えることができます

必要な分だけ沸騰させる

電気ケトルでお湯を沸かす際、最も効果的な節電方法の一つは、必要な量だけ沸騰させることです。ついつい必要以上に水を入れがちですが、これは無駄な電力消費につながります。例えば、一杯のコーヒーまたは紅茶を作るのに必要な量は約150〜200ミリリットルです。しかし、電気ケトルに500ミリリットルの水を入れてしまうと、その分余分に電力を消費することになります。

このように、沸騰させる水の量が多ければ多いほど、必要なエネルギーも多くなります。したがって、一度に沸かす水の量を減らすことで、電気ケトルの使用時に消費される電力を削減することができます。

お湯を保温機能のある入れ物に移す

電気ケトルには保温機能がないため、沸かしたお湯はすぐに冷めてしまいます。頻繁にお湯を沸かすと電気代がかさんでしまうので、一度沸かしたお湯を、断熱性の高い魔法瓶など、保温機能のある入れ物に移すのがおすすめです。これにより、何度もお湯を沸かす必要がなくなり、電気代を節約できます。

保温容器に移したお湯は数時間は十分に温かさを保つことができるため、コーヒーや紅茶を頻繁に飲む場合にとくに便利です。また、料理をする際にも、あらかじめ沸かしたお湯を保温容器から移して使うことで、調理時間の短縮と電気代の節約につながります。

定期的に洗浄・手入れをする

電気ケトルを定期的に洗浄し手入れをすることも、電気効率を良くして電気代を節約する上で重要です。長期間にわたって電気ケトルを使用すると、内部に水垢やカルキがたまることがあります。水垢などの汚れは、熱伝導を阻害するため、沸騰するまでの時間が長くなり、それに伴って電力消費も増加します。

定期的な洗浄は、市販の電気ケトル用洗浄剤やクエン酸などを使って行いましょう。これにより、水垢を取り除き、電気ケトルの熱効率を保つことができます。清潔なケトルは、電力の無駄遣いを減らし、電気代の節約にもつながります。また、定期的に手入れすることで電気ケトルの寿命を延ばす効果もあり、長期的なコスト削減にもつながるでしょう。

◆電気ケトルの正しい掃除方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

節電効果の高い電気ケトルの選び方

節電効果の高い電気ケトルの選び方

節電効果が高い電気ケトルってどういうものだろう?

節電効果の高い電気ケトルを選ぶ際には、いくつか重要なポイントがあります。最も重要なのは、消費電力が低いモデルを選ぶことです。消費電力が低いケトルは、少ないエネルギーで効率よく水を沸騰させることができ、日々の電気代の節約に繋がります。

また、沸騰までの時間が速いケトルも電気代の節約に有効です。短時間で沸騰させることができれば、その分だけ無駄な電力消費を抑えることができます。さらに、自動電源OFF機能がついたケトルは、沸騰後に不要な電力を消費しないため、安全面と節電の両面で優れています。これらのポイントを考慮して、家計に優しい電気ケトルを選びましょう。

消費電力が低いものを選ぶ

節電効果の高い電気ケトルを選ぶ際には、消費電力が低いモデルを選ぶことが重要です。一般的に、電気ケトルの消費電力は1000Wから1500Wの範囲が多いですが、これはサイズや機能によって異なります。消費電力が低いケトルは、同じ量の水を沸かす場合でも必要な電力が少なくなるため、電気代の節約につながります。

ただし、消費電力が低いと沸騰に時間がかかる可能性があるため、使用状況に合った最適なバランスを見極めることが重要です。少量のお湯を頻繁に沸かす場合は、消費電力が少し高くても沸騰が早いケトルの方が全体的な電力消費は少なくなるでしょう。

沸騰までの時間が速いものを選ぶ

電気ケトルを選ぶ基準として、沸騰までの時間も重要なポイントです。沸騰までの時間が短いケトルは、必要な電力を短時間で消費するため、長い時間をかけて水を沸かすケトルに比べて電気代の節約に効果的です。

沸騰時間は機能や消費電力、そして沸かす水の量によって異なります。高出力のケトルは一般的に沸騰時間が短いですが、その分消費電力が大きいので、日常的に使用するお湯の量も考慮して適切なケトルを選ぶことが重要です。

自動電源OFF機能がついたものを選ぶ

節電を意識した電気ケトルの選び方として、自動電源OFF機能がついたモデルを選ぶことも大切です。この機能は、水が沸騰した際に自動的に電源をオフにするもので、不要な電力消費を防ぐことができます。これにより、沸騰後もケトルが作動し続けることによる電力の無駄遣いの心配がありません。

またこの機能は安全面でも重要で、ケトルをつけっぱなしにしてしまった場合でも、過熱による事故を防ぐことができます。消費電力や沸騰時間と同様に、自動電源OFF機能は電気ケトルの選択基準として重要なポイントの一つです。

消費電力の少ないおすすめの電気ケトル

消費電力の少ないおすすめの電気ケトル

消費電力が少ない電気ケトルでおすすめのものはないかな?

日常生活での利便性が高い電気ケトルですが、その使用に伴う電気代が気になる方も多いでしょう。しかし、消費電力の少ないケトルを選べば、節電効果を得ることができます。この記事では、消費電力が少なく、デイリー使用に最適な電気ケトルをご紹介します。

ご紹介する電気ケトルは、効率よくお湯を沸かすことができ、電気代の節約にも役立ちます。ライフスタイルやニーズに合った節電に適した電気ケトルを見つけてくださいね。

YAMAZEN EKG-C801

YAMAZEN EKG-C801は、機能性とデザイン性を兼ね備えた電気ケトルです。1度単位で50〜100℃に設定可能な温度調節機能があり、白湯やコーヒーなどさまざまな飲み物に合ったお湯を沸かせます。その他の特徴として、取り外しやすい蓋、デジタル表示の簡単なタッチパネル操作、握りやすいグリップ、細口ノズル、保温機能などがあります​​。

また、コンパクトなサイズとスタイリッシュなデザインは、限られたキッチンスペースや、インテリアにこだわる方にもおすすめです。高い機能性と使い勝手の良さ、そして節電効果も期待できるアイテムです。

消費電力1200W
容量0.8L
本体寸法285mm×180mm×225mm
本体質量0.9kg

アピックス Drip Meister AKE-272-CP

アピックスの「Drip Meister AKE-272-CP」は、コンパクトなデザインと高い機能性を持つ電気ケトルです。このケトルの特徴は、その洗練されたデザインと手軽さにあります。小型で場所を取らないため、限られたスペースのキッチンやオフィスにも最適です。注ぎ口も細いため、湯量を自由にコントロールしながら注げます。

また消費電力は900Wなので、日常使いでの電気代を抑えるのに役立ちます。使用時にはLEDランプが点灯する機能や、空焚き防止機能、沸騰後自動電源オフ機能もあるので安心です。

消費電力900W
容量0.7L
本体寸法286mm×144mm×197mm
本体質量0.9kg

BRUNO ステンレスデイリーケトル BOE072

BRUNOのステンレスデイリーケトルBOE072は、シンプルで実用的なデザインが特徴の電気ケトルです。このケトルは、洗練されたデザインと豊富なカラーバリエーションでキッチンのインテリアを選ばず、どんな空間にも馴染むため、見た目を重視する方にもおすすめです。

また1000Wの消費電力と1Lの容量は、一人暮らしの方や頻繁にお湯を沸かす家庭、オフィスにも最適なサイズで、省エネにも配慮されています。空焚き防止機能も付いているため、安心して使えます。

消費電力1000W
容量1L
本体寸法240mm×135mm×240mm
本体質量0.718kg

電気ケトルの電気代はそこまで高くない!

電気ケトルの電気代はそこまで高くない!

電気ケトルは、一見すると電気代が高くつくように感じるかもしれませんが、使い方を工夫したり、節電効果が高い電気ケトルを選ぶことで電気代を抑えることができます

また電気ケトルの他にも電気ポットややかんなど、お湯を沸かすのに便利なアイテムがありますが、使用頻度や使用目的によって最適なものはことなります。今回ご紹介した電気代やメリット・デメリットを考慮して、ニーズに合ったものを選びましょう。

これから電気ケトルを購入する方は、ご紹介した節電効果が高い電気ケトルの選び方や、消費電力が少ないおすすめの電気ケトルを参考にしてくださいね。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

株式会社ClassLab.は新しい引越し先のライフラインお申込み手続きやインターネット回線、その他引越しの際のご面倒ごとを一括で承っている会社です。年間6万人以上のお手続きを代行、そこからニーズを汲み取り新生活者様に特化した情報を、独自の記事制作チームによって作成しております。

- ケトル, 生活家電, 家電
-, , , ,