髪を洗った後のドライヤーは時間を取られるし、めんどくさいですが、髪をきちんと乾かしておかないと髪が傷んだり、雑菌の繁殖で頭皮の臭いの原因になったりしてしまいます。
髪を少しでも早く乾かすにはコツがあり、それを理解しながら乾かすことで、少なからず時短が可能です。また毎日のドライヤー時間を短縮してくれる便利グッズも比較的安価で購入できるので、ドライヤーのめんどくささを軽減できるものは、積極的に活用してみましょう。
今回の記事では、髪の自然乾燥のデメリットや速く髪を乾かすコツ、おすすめの大風量ドライヤーや時短グッズを紹介していきます。日々のドライヤーが面倒だと感じている人は、ぜひ参考にしてください!
自然乾燥や生乾きのデメリット
ドライヤーがめんどくさいからといって、自然乾で長時間濡れた髪で過ごしたり、生乾きの状態で放置してしまったりすると、髪にとってマイナスです。自然乾燥や生乾きの髪での放置は、髪が傷んだり、カラーが色落ちしやすくなったりしてしまいます。また、頭皮に雑菌が繁殖し、臭いの原因にもなり得るのです。
髪には「キューティクル」というものが表面上にあり、そのキューティクルが髪の表面を守っています。しかし自然乾燥していると、このキューティクルが傷ついて、剥がれ落ちてしまい、外部からの刺激に弱い髪になってしまいます。この状態になると、手触りもバサバサとして潤いがなく、カラーが色落ちするリスクも高くなります。
生乾きの状態は、頭皮にとっても不衛生です。つややかな傷みのない髪を目指す上でも、頭皮や髪の衛生面でも、髪はなるべく早く乾かすべきと言えるでしょう。
髪を速く乾かすコツ
髪を乾かすことが面倒だと感じる人は多いはず。特にロングの人であれば、さらに時間もかかります。この面倒くささが理由で、つい自然乾燥にしてしまったり、生乾きで寝てしまったりする人も多いのでは?
そんな面倒くささを少しでも解消すべく、髪を早く乾かすコツを紹介していきます。
タオルドライをしっかりおこなう
髪を洗った後は、まずタオルドライをしっかりおこなうことが早く乾かすポイントです。十分にタオルドライをして、取れる水分はしっかり取りましょう。ガシガシと力を入れて拭く髪も傷んでしまいますので、優しくたたくような感じで水分を吸収させましょう。
さらにしっかり吸収したい場合は、タオルドライの後に毛の束をティッシュペーパーやキッチンペーパーを使って押さえるようにすると、さらに水分がしっかりと吸収できます。
しっかりタオルドライして髪の水分を少しでも取っておくことで、その後のドライヤーの時間を短縮させることができます。
タオルを被って髪を乾かす
ドライヤーをするときに、頭に乾いたタオルを被った状態でドライヤーをすると早く乾かすことができます。タオルの内側と外側からまんべんなく風をかけながら、乾かしましょう。
タオルを頭にかぶることで、分散してしまうドライヤーの風を閉じ込めてしっかり髪に当てることができます。また、タオルが髪の水分を吸収してくれる役割を果たします。タオルもドライヤーの風で乾いてくれるので、継続的に髪の水分を吸収してくれる仕組みです。
タオルをかぶってドライヤーをする際は、ドライに使った濡れたタオルではなく、新しいタオルのほうが乾きやすいと言えます。また、温風が届きやすい、薄めの生地のタオルがおすすめです。
なるべく強い風量のドライヤーを使う
髪を乾かす時間を短くしたいなら、ドライヤーの風量も重要です。強い風量で間口が大きめのドライヤーを使用することで、広範囲に強い風量が当たり、素早く乾かすことができます。
風量が強いタイプのドライヤーは、価格が少し上がりますが、毎日の手間を考えると少しでも、早く乾かせるものがよいのでは?素早く乾かせるということは、髪に温風が当たる時間や髪が濡れている時間を短くできるということなので、髪の傷みを防ぐことにもつながります。
根本・中間・毛先の順に乾かす
髪をドライヤーで早く乾かすには、ドライヤーを当てる順番もポイントです。ドライヤーの風は、髪の根元→中間→毛先の順番に当てるようにしましょう。そして髪の乾かしムラが起きないように横、上、後ろなど場所を変えながら当てることがおすすめです。
同じ場所にずっと温風を当て続けると、その場所の温度が高くなりすぎて、髪が傷む原因になります。局所的に風を当てないよう注意しながら、全体的に風を当てて乾かすよう意識しましょう。
さらに、ドライヤーを髪の近くで当てすぎることもダメージの原因になります。傷みを防ぐためにも大体10㎝~15㎝ほど離して、ドライヤーを当てましょう。
おすすめの大風量ドライヤー
風量のドライヤーは、髪が早く乾くことはもちろん、髪の傷みを防ぐ効果も期待できます。最近の大風量ドライヤーは、過度の熱の乾かしすぎから守るため、温度コントロールがされているものや、髪をいたわるマイナスイオンを放出できるものもあります。
髪の速乾やダメージ防止におすすめの大風量ドライヤーを紹介していきます。
ダイソン Supersonic Ionic ヘアドライヤー
家電製品では人気のダイソンから販売されているSupersonic Ionic ヘアドライヤーの一番の特徴は、速乾性とマイナスイオン放出により髪のダメージを防げる点です。ダイソン独自のパワフルな風量で、髪をしっかりと乾かしてくれます。
- 速乾性:2.4㎥/分のパワフルな風量と風圧をコントロールしている
- マイナスイオン放出:Air Multiplier™テクノロジーで生成した高圧・高速な風で何千万ものマイナスイオンを放出
- スムージングノズル:スムージングノズルで髪をなめらかな仕上がりにしてくれる
- 多機能:3段階の風速調節機能、4段階の風温調整機能が搭載されている
過度な熱による髪の乾かしすぎから守る設計がされているので、髪表面の水分を素早く取り除いてくれるだけでなく、温度が一定に保ちながら髪本来のなめらかさやツヤをキープしてくれます。
SALONIA SPEEDY ION DRYER SL-013
大風量でドライヤーのドライ時間をなんと30%も削減できるドライヤーです。もちろん乾燥による髪へのダメージを防げる設計になっており、コンパクトで比較的安価なところも人気のポイントです。
- ドライ時間の短縮:2.3㎥/minの大風量によってドライ時間30%短縮を実現
- マイナスイオン機能搭載:髪にやさしい約2000万個/cm以上のマイナスイオンを放出
- コンパクト:軽量コンパクトな設計なので持ち運びも便利
- シンプルなモード設定:TURBO、SET、COOLの3モードを搭載
業務用にすら負けない大風量かつ、マイナスイオン放出でダメージ髪をいたわる設計が特徴です。おしゃれなデザインとコンパクトサイズで収納にも困らないのも便利。さらに大風量ドライヤーながら、比較的安価なのも嬉しいポイントです。
パナソニック EH-NA0J
家電製品では安定のパナソニックからは、ナノケアができる大風量のドライヤーが人気です。水分発生量がアップした高浸透ナノイー搭載で髪のツヤとまとまりを実感できる上に、ドライヤーの時間短縮もできる高性能ドライヤーです。
- 速乾性:逆風効率UPによって最大風量が11.6 ㎥/分の速乾性が実現
- 高浸透ナノイー搭載:キューティクルの密着性を高めてくれて髪色が長持ち
- ミネラル搭載:地肌の余分な皮脂を水分と混ざりやすくして健やかな地肌を保つ
髪を早く乾かす大風量に加え、地肌のケア、髪色のケアもできる優れたドライヤーです。見た目もスタイリッシュでカラーは三色展開、インテリアや好みに合わせて選べます。
めんどくさいドライヤーの時短に役立つ便利グッズ
「ドライヤーがめんどくさいから少しでも早く乾かしたい!」と思っていても、ドライヤーを買い替えるのはハードルが高いと感じる人もおおいでしょう。今のドライヤーでも、乾燥の時短に役立つお助け商品があります。
高性能のドライヤーは高額なのでなかなか手が出せないけど、なんとかドライヤーの時間は短縮したい人におすすめの商品を紹介します。
Saborino クイックヘアドライスプレー
タオルドライ後の濡れた髪にスプレーをして速乾をサポートするアイテムです。美容オイルが配合されているので髪を乾かしながらトリートメント効果もあり、艶をキープしてくれます。
さりげないミントの香りで髪を乾かしながら癒し効果もあると話題。なるべく全体にいきわたるようにスプレーすることで髪の指通りも良く、ドライヤーの熱も入りすぎないようにコントロールしてくれる優れものです。
Wetbrush®︎ スピードドライ
軽く簡単に美しく、スピーディーに指通りの良い髪に整えられると言われる不思議なヘアブラシ。このブラシを使うことでドライヤーでの時間が大幅に短縮されたと言う声が多く、人気の商品です。
このブラシのピンは230℃ 耐熱のHeatFlexを使用しているので、ドライヤーを当てながらブラッシングができる優れもの。ピンの間に穴が開いた風通しのよいデザインで、効率的な乾燥をサポートします。またブラシの形も頭に合う形でできているので使い心地も抜群によいと評判です。
HAHONICO®︎ マイクロファイバータオル
マイクロファイバーのタオルは、水分の吸収に優れていることはすでに認知されています。しかしこのハホニコのマイクロファイバータオルは、もともとの極細のマイクロファイバー繊維が、さらに細くなっていることで吸収率が従来より6%もUPしています。
ふわふわの優しい手触りで、濡れてダメージを受けやすい髪を優しく包みながら、しっかりと水分を吸収してくれます。一般的なタオルでは、どうしてもタオルドライで傷んでしまうという課題を解決してくれるタオルです。いつものタオルを変えるだけなので、手間もなく、速乾を目指せる便利な商品です。
正しい乾かし方や便利グッズでめんどうなドライヤーも時短に!
誰もが面倒だと感じるドライヤーですが、時短のために以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- ドライヤー前にしっかりタオルドライをする
- 大風量のドライヤーで速乾・ダメージレスが目指せる
- スプレーやマイクロファイバータオルなどの速乾グッズもおすすめ
- しっかり素早く乾かすことで時短だけでなく、髪の傷みも防げる
生乾きや自然乾燥は、髪の傷みに繋がります。不衛生になってしまうため、頭皮に雑菌が発生し、嫌な臭いに繋がる恐れもありますので、めんどくさくても必ずドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。ドライヤーを変えるだけでなく、便利な速乾グッズを活用することでも、時短が可能です。
時間の有効活用のためにも、美しいきれいな髪のためにも、正しい乾かし方を理解して、毎日の手間を時短させていきましょう!