コミュファ光とは?運営会社と、プロバイダ一体型・選択型の選び分け

コミュファ光は、中部テレコミュニケーション株式会社が愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県で提供している光回線です。
NTTのフレッツ網を借りる光コラボレーションとは別で、自社で敷いた回線を使います。
そして契約の形が2種類あり、どちらを選ぶかでプロバイダの請求先も、IPv6が使えるかどうかも変わります。
- コミュファ光は、中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)が提供する光回線です。
- 使えるのは愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県だけで、全国では申し込めません。
- NTTのフレッツ網を使わない独自の回線です。フレッツ光や光コラボからの乗り換えでは、転用や事業者変更の手続きが使えません。
- 契約はプロバイダ一体型とプロバイダ選択型(セレクトタイプ)の2種類から選びます。選択型は請求が2社に分かれます。
- IPv6は一体型なら標準対応ですが、選択型は対応しているプロバイダに限られます。どちらの場合もコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要です。
- 親会社はKDDIで、auのスマートバリューが使えます。名前から中部電力系だけを思い浮かべると、この点を見落とします。
コミュファ光って、そもそもどこの会社ですか?地域の電力会社の系列だと聞いたのですが。
相談員
始まりは中部電力系で合っています。ただいまの親会社はKDDIで、中部電力は少数の株主という関係です。ここを知っていると納得しやすいのが、auのスマートバリューが使えるという点。「中部電力の回線なのに、なぜauの割引?」と迷う方が多いのですが、資本関係を見ると素直につながります。
提供しているのは中部テレコミュニケーション株式会社
コミュファ光を提供しているのは、名古屋市に本社を置く中部テレコミュニケーション株式会社(略称ctc)です。
1986年の設立で、2002年に光インターネット「コミュファ光」を始め、2008年にKDDIグループへ加わりました(出典:ctc「沿革」)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 中部テレコミュニケーション株式会社(ctc) |
| 本社 | 名古屋市 |
| 設立 | 1986年 |
| 資本金 | 388億1,648万円 |
| 従業員数 | 978名(2025年4月時点) |
| 株主 | KDDI株式会社・中部電力株式会社 |
出典:ctc「会社概要」
「コミュファ」というブランド名は電力会社の印象が強いのですが、資本のうえではKDDIグループの会社です。
後述するauのセット割が使えるのは、この関係によります。
フレッツ網を借りない「独自回線」であること
ドコモ光・BIGLOBE光・So-net光などの光コラボレーションは、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光の設備を借りて提供されています。
コミュファ光はこの仕組みに乗らず、自社で敷いた回線を使います。
同じ「光回線」でも、通っている設備そのものが違うということです。
設備が自社のものであることは、使える場所が中部5県に限られる理由でもあります。
フレッツ網なら全国どこでも同じ事業者を選べますが、コミュファ光は自社が回線を敷いた範囲でしか申し込めません。
エリアの外に引っ越すと、契約を続けることはできません。
手続きの面では、乗り換えのやり方が変わります。
詳しくは コミュファ光への乗り換え手順 をご覧ください。
プロバイダ一体型と選択型のどちらかを選ぶ
コミュファ光の申し込みでは、契約の形を2つから選びます。
ここは料金や速度の比較記事ではあまり触れられませんが、あとから効いてくる分かれ道です。
| プロバイダ一体型 | プロバイダ選択型(セレクトタイプ) | |
|---|---|---|
| プロバイダ | コミュファ光が回線とセットで提供 | 提携プロバイダから選ぶ |
| 請求 | コミュファ光にまとまる | 回線料金はコミュファ光、プロバイダ利用料は別会社から |
| 技術サポート | コミュファ光が対応 | プロバイダ提供のサービス(メール等)はプロバイダが対応 |
| 向いている人 | 窓口を1つにまとめたい人 | 使い慣れたプロバイダを続けたい人、プロバイダ独自のサービスを使いたい人 |
出典:コミュファ光「コミュファ光『一体型』『選択型』とは?」
請求が2つに分かれるということは、毎月の支払い総額がコミュファ光の請求書だけでは分からないということでもあります。
他社と月額を比べるときは、選択型ならプロバイダ利用料を足してから比べてください。
IPv6は「どちらの契約か」で扱いが変わる
コミュファ光はIPv6に対応していますが、条件がついています。
2012年6月1日以降の契約では、プロバイダ一体型は標準対応、プロバイダ選択型は対応しているプロバイダに限り対応と案内されています。
あわせて「IPv6接続のご利用はコミュファ光提供のホームゲートウェイが必要です」とも明記されています(出典:コミュファ光「『コミュファ光』におけるIPv6対応について」)。
つまり選択型を選んだ場合、IPv6が使えるかどうかはコミュファ光に聞いても即答が出ず、選んだプロバイダ側の話になります。
使い慣れたプロバイダを続けたい、という理由で選択型にするなら、そのプロバイダがコミュファ光のIPv6に対応しているかを申し込み前に確かめておくと安全です。
IPv6そのものの意味は IPv6とは?IPv4との違い で整理しています。
相談員
「一体型か選択型か」は、申し込みフォームではあっさり選ばされる項目です。でも実際には請求先が1つか2つかと、IPv6の可否をどちらに聞くかが同時に決まります。こだわりがなければ一体型のほうが、あとで迷う場面は少ないです。
使えるのは中部5県だけ
コミュファ光の提供エリアは、愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県です。
同じ県内でも住所によって提供の可否が分かれるため、県名だけでは判断できません。
住所単位の確認方法と、エリア外だったときにどの回線が候補になるかは コミュファ光のエリア確認方法と、エリア外だったときの選択肢 にまとめています。
東海で選べる回線全体を見比べたい場合は 東海(愛知・岐阜・三重・静岡・長野)の光回線の選び方 が参考になります。
料金や速度など、コミュファ光そのもののスペックは コミュファ光の回線詳細ページ に一覧でまとめています。
auのセット割が使えるのは資本関係から
コミュファ光はKDDIグループのため、auのスマートバリューに対応しています。
UQモバイルの自宅セット割でも、対象となる自宅のインターネット一覧にコミュファ光が挙げられています(出典:UQ mobile「自宅セット割(インターネットコース)セット対象となるご自宅のインターネット一覧」)。
ただし自宅セット割は「ネット+電話」での加入が条件で、申し込みも必要です。
光回線を対象のものに変えただけでは割引が始まらないため、条件は UQモバイルの自宅セット割が適用されない理由 で確認してください。
申し込みから開通までは戸建てで1〜2か月みておく
コミュファ光は、申し込みのあとに開通センターから電話またはSMSで日程調整の連絡が入り、工事日が決まります。
光ファイバーの引き込み工事があるため、立ち会いが必要です(出典:コミュファ光「ご利用開始までの流れ(戸建住宅)」)。
開通までの目安は、戸建てで1〜2か月程度、集合住宅で1か月程度とされています。
引っ越しの多い時期はさらに延びることがあります。
入居日に合わせたい場合は、この日数から逆算して申し込む必要があります。
よくある質問
まとめ
コミュファ光は、中部テレコミュニケーション株式会社が中部5県で提供している独自回線です。
名前の印象と違い、現在の親会社はKDDIで、auのスマートバリューが使えるのはそのためです。
フレッツ網を使わないので、光コラボからの乗り換えでは事業者変更が使えず、新規申し込みと工事が必要になります。
申し込みで迷いやすいのが、プロバイダ一体型と選択型の選び分けです。
選択型は請求が2社に分かれるうえ、IPv6が使えるかどうかも選んだプロバイダ次第になります。
使い慣れたプロバイダを続ける理由が特にないなら、一体型のほうが確認する相手が1つで済みます。
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