BiZiMo光は法人・個人事業主に向くか

BiZiMo光(ビジモ光・運営:株式会社ハイホー)の公式サイトには、「法人向け料金・プラン」と「個人・屋号向け料金・プラン」という2つの料金ページが別々に用意されています。ただし実際にプランを見比べると、戸建て・マンションとも同じ速度帯のプランは月額がまったく同じで、違うのはプラン名の末尾だけです。法人だから割高になる、逆に法人だけの特典が付く、という作りにはなっていません。一方で、個人事業主が自宅を事務所にして使う場合には、固定電話・請求書・サポート窓口の受付時間など、料金表には出てこない実務面での確認ポイントがあります。

本記事の情報は2026年8月時点のものです。料金・プラン内容は変更される場合があります。最新情報はBiZiMo光の公式サイトでご確認ください。

自宅を事務所にして仕事をしています。BiZiMo光に個人事業主として申し込むなら、法人向けプランに入ったほうがいいんでしょうか?個人向けのままだと何か困りますか?

相談員

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結論からいうと、通信そのものの性能で困ることはなさそうです。BiZiMo光の公式サイトで「法人向け」と「個人・屋号向け」の料金ページを見比べると、同じ速度帯のプランは月額が1円単位まで同じでした。プラン名に「Biz」が付くかどうかの違いだけで、回線としての中身は同じものを案内しているようです。それより気にしたほうがいいのは、固定電話や請求書まわりの実務的な部分です。順番に見ていきます。

「法人向け」と「個人・屋号向け」、料金ページの中身を比べる

BiZiMo光の公式サイトには、光回線サービスの案内として「BiZiMo光法人向け料金・プラン」と「BiZiMo光個人・屋号向け料金・プラン」という2つのページへのリンクが置かれています。タイトルだけを見ると、法人向けのほうに高機能なプランや割引が用意されていそうな印象を受けます。

そこで実際に両方の料金表を並べてみると、戸建て・マンションそれぞれの主要なプランは、プラン名の末尾が違うだけで月額料金は完全に一致していました(出典:BiZiMo光公式「法人向け サービス料金プラン一覧」出典:BiZiMo光公式「個人・屋号向け サービスプラン一覧」)。

タイプ(速度帯) 個人・屋号向けページの表記 法人向けページの表記 月額(共通)
戸建て・光回線+プロバイダ込み(最大1Gbps) BiZiMo光 NEWファミリーDX BiZiMo光 ファミリーDXBiz 6,578円
マンション・光回線+プロバイダ込み(最大1Gbps) BiZiMo光 NEWマンションDX BiZiMo光 マンションDXBiz 5,478円
戸建て・光回線のみ(最大1Gbps) BiZiMo光 NEWファミリーDXライト BiZiMo光 ファミリーDXライトBiz 5,588円
マンション・光回線のみ(最大1Gbps) BiZiMo光 NEWマンションDXライト BiZiMo光 マンションDXライトBiz 4,488円

つまり「法人向け」という表記は、料金や回線速度が個人向けと別建てになっているという意味ではなく、どちらのページから申し込んでもよい2系統の窓口が用意されている、という理解に近いといえます。最大速度については、上記の最大1Gbpsプランのほかに、公式サイトが「10ギガ対応高速光回線サービス」と分類する区分として、法人向けページにプライムBiz・プライムDXBiz、個人・屋号向けページにプライム・プライムDXという最大10Gbpsのプランも同様に案内されています(出典:BiZiMo光公式「法人向け サービス料金プラン一覧」)。ただし、IPv6での接続は「お客様が利用している光回線サービスを接続するための機器(ONU)がIPv6接続に対応していない場合は、IPv4接続でのご提供となります」とされているため(出典:BiZiMo光FAQ「『BiZiMo光』はIPv6を提供していますか」)、最大10Gbpsのプランを選んでも、ONUの対応状況によっては実際の速度に差が出る点は法人・個人共通の注意点です。

戸建て6,578円・マンション5,478円—料金と初期費用

個人事業主が自宅兼事務所で使う場合の目安として、戸建て・光回線+プロバイダ込みのプランは月額6,578円、マンションタイプは月額5,478円です。これは前項の料金表のとおり、法人向け・個人向けどちらのページで見ても同じ金額です。初期費用については、両ページとも「ご登録時に初期費用として、3,300円をお支払いいただきます。初期費用は初回請求時にご請求させていただきます」と案内されています(出典:BiZiMo光公式「個人・屋号向け サービスプラン一覧」)。

一方で、契約期間は一覧ページには載っていませんが、各プランの詳細ページまで確認すると記載があります。同じ6,578円・5,478円という月額なのに、個人・屋号向けページの「NEWファミリーDX」「NEWマンションDX」は24ヶ月(自動更新・契約解除料5,980円/4,980円)、法人向けページの「ファミリーDXBiz」「マンションDXBiz」は36ヶ月(自動更新・契約解除料15,000円)と、契約期間が異なります(出典:BiZiMo光公式「NEWファミリーDX」出典:BiZiMo光公式「ファミリーDXBiz」)。つまり月額だけを見て「法人向けの方が高機能・好条件」と判断するのは早計で、むしろ法人向けページを選ぶと契約期間が長くなる場合があるということです。なお、当サイトの取次窓口(WIZ)でご案内している契約は、個人・屋号向けページの24ヶ月プラン(NEWファミリーDX/NEWマンションDX)です。ご自身で他の窓口から申し込む場合は、法人向けページの36ヶ月プランと混同しないよう、契約書または申込窓口で契約期間を確認してください。また、セット割やキャッシュバックについても、料金ページ上に案内は確認できませんでした。「今だけ〇〇円キャッシュバック」といった訴求を見かけた場合は、その表示元が公式サイトかどうかを申込前に確かめておくと安心です。

自宅を事務所にするなら気になる、固定電話(光電話)の扱い

自宅兼事務所で仕事をする場合、取引先への連絡先として固定電話番号を用意したいというニーズが出てきます。BiZiMo光には、インターネット回線とは別に「BiZiMo光電話専用回線サービス」という光電話専用のプランが用意されています。

ここで気をつけたいのが、法人向けページと個人・屋号向けページで表示されている開始価格が異なる点です。法人向けページでは月額3,278円から、個人・屋号向けページでは月額2,750円からと案内されており(出典:BiZiMo光公式「法人向け サービス料金プラン一覧」出典:BiZiMo光公式「個人・屋号向け サービスプラン一覧」)、インターネット回線のプランのように完全に一致してはいません。通話プランの内容によって金額が分かれている可能性がありますが、その内訳までは料金ページには明記されていないため、固定電話を検討する場合は申込前にどちらのページの金額が自分の契約に適用されるのかを窓口で確認したほうが確実です。

相談員

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インターネット回線本体の料金は法人向け・個人向けで完全に一致していたのに、光電話だけ表示価格が違うのは意外でした。「法人向け」という言葉を見ると身構えてしまいますが、実際には項目ごとに一致・不一致があるので、思い込みで高いと決めつけず、自分が使う項目だけ両方のページを見比べるのが確実です。

サポート窓口は電話・チャット・フォームの3系統、日曜は電話がつながらない

個人事業主が仕事の合間にトラブル対応をする場合、サポート窓口がいつ開いているかは重要な情報です。BiZiMo光公式の問い合わせ案内ページでは、FAQで解決しない場合の連絡先として「お問い合せフォーム」と「ヘルプチャット」の2つが案内されています(出典:BiZiMo光公式「FAQで解決しなかった場合の連絡先」)。

電話窓口としては「BiZiMoサポートセンター」があり、公式の案内によると電話番号は0570-000-319、受付時間は「10:00〜17:00(日曜日、年末年始を除く)」です(出典:BiZiMo光公式「窓口受付時間の変更に関するご案内」)。土日に事務所を動かしている個人事業主の場合、日曜日は電話サポートの対象外という点は覚えておく価値があります。日曜にトラブルが起きたときは、電話ではなくヘルプチャットかお問い合わせフォームが窓口になります。

請求書・インボイス対応の領収書はマイページから発行できる

個人事業主にとって、通信費を経費として計上する際に請求書・領収書をきちんと受け取れるかどうかは実務上のポイントです。BiZiMo光の公式FAQでは、「株式会社ハイホーが発行する請求書(インボイス)」について、マイページの「請求情報確認」から対象月を選び、「請求明細」ボタンを押したあと、明細ページ下部の「明細印刷用PDFを表示する」からPDF形式でダウンロードできると案内されています(出典:BiZiMo光FAQ「株式会社ハイホーが発行する請求書(インボイス)の入手方法を教えてください」)。紙の請求書を待つのではなく、必要なタイミングで自分でダウンロードする形式のため、確定申告の時期にまとめて出力しておくといった使い方ができます。

契約者名義を法人にできるか、公式ページの記載を確認する

個人事業を法人化するタイミングなどで、契約者名義を個人から法人に変更したいケースがあります。BiZiMo光の公式FAQには「回線契約の名義を変更する場合の手続き方法」というページがあり、次の流れが案内されています。

STEPマイページの「各種ご依頼」から申請する

「名義変更」の依頼フォームから手続きを申し込みます。

STEP登録情報変更書類が届く

受付完了後、書類が1〜2週間で送付されます。必要に応じて本人確認書類などの提出が求められます。

STEP書類を返送し、支払方法も再登録する

返信用封筒で返送します。契約名義の変更にあわせて、支払方法(口座・カード)の再登録も必要になります。

この手続きは名義変更全般についての説明で、「個人名義から法人名義への変更」を名指しした記載までは公式ページに見当たりませんでした(出典:BiZiMo光FAQ「回線契約の名義を変更する場合の手続き方法について教えてください」)。個人事業主として契約したあと法人化する予定がある場合は、名義変更ができるかどうかを、この一般的な手続きが使えるかという形で事前に窓口へ確認しておくと、あとからの手戻りを防げます。

VPNやサーバー、防犯カメラを使うなら「BiZiMoネット v6固定IP」という選択肢

BiZiMo光の基本プランとは別に、株式会社ハイホーは「BiZiMoネット v6固定IP」という固定IPアドレスのサービスを案内しています。このページでは、対象について「法人・個人事業主の方がお申し込みいただけます」と明記されており、想定用途としてVPN接続、サーバー運用、監視カメラ、IP制限付きクラウドサービスが挙げられています(出典:BiZiMoネット「法人向けv6固定IPサービス」)。

接続方式はIPoE(v6プラス/MAP-E)による通信と固定IPv4アドレスの併用で、対応回線はフレッツ光ネクスト(最大1Gbps)とフレッツ光クロス(最大10Gbps)です。料金はフレッツ光ネクストの場合、1IPで月額12,100円、8IPで月額20,240円、16IPで月額37,840円(税込)とされています(出典:BiZiMoネット「法人向けv6固定IPサービス」)。

自宅で防犯カメラを外部から確認したい、業務システムに社外からVPN接続したいといった具体的な用途がある個人事業主にとっては、通常のBiZiMo光プランよりも、こちらの固定IPサービスのほうが目的に合っている場合があります。逆に、メールやWebサイトの閲覧、オンライン会議程度の利用であれば、前述の通常プランで足りることがほとんどです。用途が定まっていない段階で固定IPサービスまで契約する必要はありません。

相談員

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ここまでの内容を整理すると、「法人向け」という言葉の中身は一様ではありません。インターネット回線本体は個人向けと同じ価格・同じ仕組みのため、法人向けページから申し込むメリットは薄いです。一方で、固定IPで防犯カメラやVPNを使いたい、という具体的な用途があるなら、通常プランではなく固定IPサービスのほうを検討する価値があります。「法人か個人か」ではなく「何をしたいか」で選ぶプランが変わる、という点が実務上のポイントです。

よくある質問

BiZiMo光は法人名義で契約できますか?
公式サイトには「法人向け」の料金ページが用意されており、法人としての利用を想定した案内があります。ただし、法人名義での新規契約や、個人名義から法人名義への変更を明示した記載までは公式ページに見当たりませんでした。契約前に申込窓口へ確認することをおすすめします。
法人向けプランは個人向けより高いのですか?
公式の料金プランページを比較すると、戸建て・マンションとも同じ速度帯のプランは月額が同額でした(例:ファミリーDXBiz/NEWファミリーDXはいずれも6,578円)。プラン名は異なりますが、価格差は確認できませんでした。
電話サポートは何時から何時まで受け付けていますか?
BiZiMoサポートセンター(0570-000-319)の受付時間は10:00〜17:00で、日曜日と年末年始は休みと公式に案内されています。日曜日に問い合わせたい場合は、ヘルプチャットかお問い合わせフォームを利用します。
自宅を事務所として使う場合、固定電話は用意できますか?
「BiZiMo光電話専用回線サービス」という光電話プランがあります。ただし法人向けページでは月額3,278円から、個人・屋号向けページでは月額2,750円からと表示額が異なるため、契約前にどちらの金額が適用されるか窓口で確認してください。
請求書や領収書は発行してもらえますか?
マイページの「請求情報確認」からインボイス制度に対応した請求明細をPDFでダウンロードできます。確定申告に必要な書類として利用できます。
通常プランと「BiZiMoネット v6固定IP」はどちらを選べばよいですか?
メールやWeb閲覧、オンライン会議程度であれば通常プランで足ります。VPN接続や監視カメラの外部確認、サーバー運用など固定IPが必要な用途がある場合に、v6固定IPサービスを検討します。

まとめ

BiZiMo光の「法人向け」料金ページと「個人・屋号向け」料金ページを見比べると、戸建て・マンションの主要プランは月額料金が完全に一致しており、違うのはプラン名の表記だけでした。法人だからといって回線そのものが高くなったり、専用の割引が付いたりする作りではありません。一方で、固定電話の料金表示の違い、電話サポートが日曜休みであること、請求書がマイページからのダウンロード形式であることなど、料金表だけでは見えない実務面の違いはあります。VPNや防犯カメラなど固定IPが必要な用途があるなら、通常プランではなく「BiZiMoネット v6固定IP」も選択肢になります。自宅を事務所にして使う場合は、価格だけでなくこうした運用面の条件もあわせて確認してから申し込むと、あとから困ることが少なくなります。

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監修者 小林 充

このページの監修者

小林 充(ネット回線アドバイザー)

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