プロジェクト概要
電力会社への電気申し込み手続きをRPAと生成AIで完全自動化するシステム。
Salesforceの顧客データをもとに、各電力会社のWeb申込フォームへの入力・送信を自動実行し、人手による転記作業とヒューマンエラーを排除する。
国の主要電力会社に対応し、常時稼働で大量の申込処理をさばく。
4つの主要機能
自動フォーム入力・申込送信
Salesforceの顧客情報(氏名・住所・契約プラン等)を読み取り、各電力会社のWeb申込フォームにRPAで自動入力・送信。複数の電力会社ごとに異なるフォーム構造に対応。
AIによるバリデーション・エラー検知
申込データの整合性を生成AIがチェックし、不備や矛盾を事前に検出。フォーム側のバリデーションエラーも自動検知し、エラー内容をSalesforceに記録して即座にリカバリー対応。
複数電力会社マルチ対応
東京・関西・中部・中国など全国の主要電力会社のフォームに個別対応。電力会社ごとのフォーム変更にも柔軟に追従する保守性の高い設計。
Salesforce双方向連携
申込ステータス・処理結果をSalesforceにリアルタイム反映。「自動申込=True」フラグによる処理制御や、エラー時の自動通知でオペレーション品質を担保。
技術スタック
- 自動化:Python、Selenium(RPA/Webスクレイピング)
- AI:生成AI
- プラットフォーム:Salesforce
- 実行基盤:AWS Lambda、常時稼働スケジューラ
- データ連携:Salesforce API、各電力会社インターフェース
- 開発ツール:Claude Code
技術的チャレンジ
電力会社ごとのフォーム差異吸収
各社でフォーム構造・セレクタ・バリデーションルールが異なり、さらに予告なく変更されるため、変更検知と迅速な対応が可能な保守設計。
アンチボット対策への対応
reCAPTCHAなどのボット対策が実装されたフォームに対し、正当な自動申込をどのように実現するか。技術的な制約の中で最適解を模索。
大量並行処理の安定稼働
常時RPAが稼働し大量の申込を並行処理するため、セッション管理、エラーリトライ、リソース競合の制御を含めた設計が不可欠。
Salesforceとのリアルタイム同期
申込結果をリアルタイムでSalesforceに反映しつつ、APIリクエスト上限を超えないようスロットリングを考慮した設計。
社会貢献・意義
ライフライン手続きの中でも電気の申し込みは最も件数が多く、手動処理では膨大な工数がかかる。
本システムにより、年間数万件の申込処理を自動化し、オペレーターの転記ミスをゼロに近づけた。
浮いたリソースを顧客対応の品質向上に充てることで、入居者により丁寧なサポートを提供できるようになった。
エンジニアにとっての魅力
RPA×AIのハイブリッド開発
単純な画面操作の自動化にとどまらず、生成AIによるデータバリデーションを組み合わせた次世代型RPAの開発を経験できます。
全国規模のマルチ対応
数十社に及ぶ電力会社フォームへ対応する汎用的なアーキテクチャを設計。個別対応と共通化のバランスを考える設計力が鍛えられます。
24時間稼働システムの運用
常時動き続けるシステムを安定運用するためのノウハウを習得。障害検知・自動リカバリー・パフォーマンス監視などの実践経験が得られます。
技術選定の自由
「No Restrictions」方針のもと、目的達成に最適な技術を自ら選定し、提案できる環境があります。