エアコンの寿命は20年?寿命を判断する目安や故障のサインなど詳しく解説

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エアコンの寿命は20年という説もありますが、本当でしょうか?エアコンの寿命はどのような基準で判断するのでしょう?この記事では、エアコンの寿命を判断する目安や故障しているときのサイン、エアコンの買い替え時期についてもまとめました。「修理と買い替えはどちらがお得か」についても紹介しているので、最後まで記事をチェックしてください!

エアコンの寿命は20年って本当?寿命を判断する目安

エアコンの寿命は「10年」と考えておくとよいです。寿命を判断する指標として以下の3つを見るといいでしょう。

  • 補修部品の最低保有期間
  • 設計上の標準使用期間
  • エアコンの残存率

1つずつ詳しく解説します。

補修部品の最低保有期間

エアコンの寿命を判断する目安としては、補修部品の最低保有期間を参考にすると良いでしょう。エアコンには、補修部品の最低保有期間がメーカーごとに設定されています。多くのメーカーは、10年で補修部品の最低保有期間が切れる設定です。

エアコンの調子が悪く、修理に出そうと考える場合、メーカーの補修部品の最低保有期間を調べてみましょう。もしメーカーの補修部品の最低保有期間がすでに切れているのであれば、エアコンは寿命だと考えて買い替えるのがおすすめです。

設計上の標準使用期間

エアコンなどの家電製品には、設計上の標準使用期間というものが設定されています。標準使用期間というのは、家電が安全に使える目安となる期間のこと。多くのエアコンでは、標準使用期間が製造年から10年となっています。

標準使用期間を過ぎたエアコンは、故障などのトラブルが発生する確率が高くなるとのこと。発火などのリスクもあるので、標準使用期間を過ぎた場合は、早めに買い替えを検討するのが良いでしょう。エアコンの製造年は、室内ユニットの下部に記されていることが多いです。

エアコンの残存率

エアコンの寿命を判断する基準としては、エアコンの残存率も参考になります。エアコンの残存率というのは、エアコンを購入してから買い替えるまでの期間を調査し、買い替えられていないエアコンの残存率を年数ごとに導き出した数値です。一般的にどれぐらいの期間でエアコンが買い替えられているのかが分かります。

以下の表は、内閣府が発表しているエアコンの残存率の2018年度版です。残存率は1年ごとに調査されており、現在発表されているエアコンの残存率の数値は、2018年度版が最新版となっています。

エアコンの使用年数残存率
1年0.992 
2年0.985 
3年0.976
4年0.962 
5年0.940
6年0.911
7年0.879
8年0.825 
9年0.754
10年0.657
11年0.578
12年0.514
13年0.462
14年0.408
15年0.348
16年0.300
17年0.261
18年0.219
19年0.169
20年0.110
21年0.072
22年0.051
23年0.045
24年0.039
25年0.033
26年0.029
27年0.025
28年0.020
29年0.013
30年0.006

上記の表で確認すると、エアコン購入後、12年経つと半分ぐらいの人が買い替えているのがお分かりいただけるでしょう。早い人は7、8年ぐらいで買い替え、さらに9年、10年と経つと買い替える人が増えていきます。

20年を超えてもエアコンを使い続けている人もいますが、補修部品が手に入らなくなるなどのこともあるので、不調を感じたら買い替えするのがおすすめです。また、最新のエアコンの多くは省エネ仕様になっており、電気代も安くすみます。結果的に買い替えたほうがお得ということも多いです。

エアコンが故障しているときのサイン

エアコンが故障している時のサインについても解説します。エアコンが故障しているときには、どのような症状が見られるのでしょうか?エアコンが故障していることが分かるサインについて紹介します!

運転すると異音がする

エアコンを動かしたとき、室外機から音がするようになったら故障している可能性があります。エアコンは、室内ユニットよりも室外機のほうが負荷がかかりやすいです。そのため、多くの場合は、エアコンが故障する際には室外機が先に故障します。

エアコンが故障している可能性がある時は、室外機からガラガラという音がすることも。室外機には、冷房ガスを圧縮するためのコンプレッサーが内蔵されており、ガラガラという音は、圧縮する際に発生します。室外機から音が聞こえるようになった場合は、エアコンの寿命が近いと考えたほうが良いでしょう。

冷暖房の効きが著しく悪い

エアコンを長く使っていると、冷暖房の効きが悪くなってくることがあります。冷暖房の効きが著しく悪くなったときは、エアコンが故障した可能性があるでしょう。

ただ、エアコンの効きが悪いことには、故障した以外にも理由がある場合もあります。

エアコンは、内部の汚れが原因で効きが悪くなることも。この場合、掃除をすれば、エアコンの効き目が復活することがあります。

自分で掃除をするという方法もありますが、エアコンの掃除を専門にしている業者もあるので、数年に1度は業者に依頼して徹底的に掃除してもらうのも良いでしょう。エアコンの掃除を業者に頼む場合の費用は、4,500円〜20,000円程度が相場となっています。

また、冷媒ガスを充填し、エアコンの効き目を回復させることも可能です。冷媒ガスの充填を業者に依頼した場合の相場は15,400円ほど。エアコンを購入してからの年数が経過している場合は、買い替えを検討しても良いかもしれません。

配管に亀裂が入るなどして冷媒ガスが漏れている場合は、本体を修理をする必要があります。エアコンの配管を修理する場合の費用の目安は20,000〜60,000円です。修理費用によっては、エアコンを買い替えたほうが良い場合もあるでしょう。

操作が効かない

エアコンの電源が入らないなど、操作が効かない場合も、エアコンが故障している可能性があります。

エアコンの電源が入らない理由として考えられるのは、リモコンが壊れている場合と本体に不具合がある場合です。

リモコンに問題がある場合は、電池を交換したり、リセットボタンを押すなどの方法で解決することがあります。また、リモコンが安価で手に入る場合は、リモコンを買い替えるのもおすすめです。

リモコンに問題がないのにエアコンの電源が入らない場合、エアコン本体に問題があると考えられるでしょう。

エアコン本体の内部がさび付いていることなどが原因で、基板の修理が必要になることがあります。エアコンの基盤の修理にかかる費用は、20,000円から35,000円程度です。安価なエアコンの場合は、購入からの年数によっては買い替えたほうが良い場合があります。

また、エアコンを購入して10年以内なら部品もあり、修理も可能ですが、購入後10年以上が経過していれば、補修部品の最低保有期間が過ぎているため、修理が不可能という可能性が高いです。

エアコンを購入して年数が経っている場合は、修理よりも買い替えが良いでしょう。

故障と間違えられやすいケースとして、大雪が降った場合などに運転開始から5分ほどで停止してしまう現象があります。この現象は「ショートサーキット」と呼ばれるもの。ショートサーキットは、雪によって室外機の吹き出し口が塞がってしまったことが原因ですので、しばらくすればエアコンは運転を再開します。

ただ、電気代がかさんでしまうなどのデメリットがあるので、早めに雪かきをして、雪が吹き出し口を塞がないように工夫しましょう。

エアコンが故障した時は修理ではなく買い替えたほうがいいの?

エアコンが故障してしまったときは、修理に出す方が良いのでしょうか?それとも買い替えのほうがお得なのでしょうか?エアコンは修理と買い替えのどちらがお得かという情報と共に、エアコンの買い替えのタイミングについて紹介します!

購入して10年をこえている場合は買い替えがおすすめ!

エアコンが故障してしまった場合、購入してから10年以上経っている場合は買い替えがおすすめ。

エアコンは補修部品の最低保有期間と設計上の標準使用期間が10年と設定されているものが多いです。

購入後、10年を超えると部品がない可能性が高く、修理ができないということもあります。

また、メーカーが安全に使える目安として定めている設計上の標準使用期間も10年です。

10年を超えてしまったエアコンは、故障という形で寿命を迎えることも多くあります。

購入してから10年を超えたエアコンが不調になった場合は、買い替えを検討しましょう!

エアコンの買い替えタイミングはいつがおすすめ?

エアコンを買い替えるタイミングについて悩んでいる人も多いかもしれません。内閣府が発表しているエアコンの残存率から考えると、8年目頃から買い替えを検討する人が増え始めています。さらに、12年目には半数ほどの人がエアコンを買い替えているというデータが出ていることを考えると、購入して10年前後が買い替えのタイミングです。

もしも真夏にエアコンが故障してしまったら、取り付け工事が混んでいてすぐに新しいエアコンに買い替えできない場合があります。近年は酷暑の日も増えているので、エアコンは故障する前に買い替えるのがおすすめです。購入後、10年を超えると故障する可能性も高まるので、その頃を目安に買い替えると良いでしょう。

◆こちらの記事ではエアコンを安く買う方法について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

エアコンの寿命や買い替え時期についてまとめ

エアコンの寿命や買い替え時期について紹介してきました。

エアコンの寿命は、補修部品の最低保有期間や設計上の標準使用期間、残存率などから考えて、10年ほどと考えるのが良いでしょう。10年を超えたエアコンが故障した場合、補修部品が手に入らず、修理ができない可能性もあります。

また、設計上も10年を標準使用期間としているメーカーが多いため、買い替えの目処は10年を基準に考えると良いでしょう。

内閣府が毎年公表しているエアコンの残存率を見ても、10年を目処に買い替えている人が多いです。

エアコン購入後、10年が経過した場合は、エアコンの買い替えについて検討するのをおすすめします!

◆こちらの記事では買ってよかったと評判のおすすめエアコンについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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