調理時間の短縮やレシピのレパートリーを増やしてくれるのが、ミキサーやブレンダーといったキッチン家電です。しかし果たす役割が似ているため、その違いを明確に答えられない人は多いのではないでしょうか。
この記事では、ミキサーとブレンダーの本質的な違いを明らかにするとともに、混同されがちなキッチン家電として名前の上がるジューサーやフードプロセッサーとの比較も解説していきます。
製品を選ぶ際のポイントや人気の高い製品を集めた最新のランキングも掲載。ミキサーとブレンダーの違いや製品選びに悩む人に、役立つ情報を詳しくご紹介します。
ミキサーとブレンダーの違い
ミキサーとブレンダーって、何となく呼び分けられているのは分かるんだけど、どんな違いがあるの?
ミキサーとブレンダーは、呼び方こそ違うものの、本来は同じ調理器具を指しています。日本では「ミキサー」と呼ばれることが一般的ですが、英語では「ブレンダー」が一般的な呼称です。海外メーカーのブレンダーが増えている背景から、日本でもブレンダーという表現が浸透してきています。
近年の日本においては、置き型のものをミキサー、手持ちで操作するものをブレンダー、もしくはハンドブレンダーと呼び分ける傾向があります。それぞれの特徴やメリットを解説していきましょう。
ミキサーとは
ミキサーとブレンダーの呼称事情について踏まえた上で、ここからは置き型タイプである「ミキサー」について説明していきましょう。
ミキサーとは、食材を細かく刻んだり、液体に混ぜたりするためのキッチンツールです。置き型は台に固定されたタイプで、食材をすばやく均一に混ぜ、特に固形物を混ぜるのに適しています。刃の形や速度の調節など、用途に合わせて機能を変えられることも特長です。
近年の日本においては、置き型のものをミキサーと呼ぶ傾向があります。
ミキサーのメリット
ミキサーは、手で切ったり混ぜたりするよりもはるかに早く食材を処理できます。スムージーやジュースを作るときには、食材をミキサーに入れればほんの数秒で完成です。卵白や生クリームを泡立てるときにも、ミキサーを使えば簡単にふわふわの泡ができます。
また、高速で食材をかく拌するミキサーは、食材本来の酵素や栄養素を壊しにくいメリットがあり、食材から摂取できる栄養価が高まるので健康的です。
食物繊維が豊富な食材も、ミキサーで細かくすることで食べやすく消化しやすくなります。スープやソースを作るときには、野菜や肉などの具材をミキサーで滑らかにすることで、コクや風味が増します。
また、ミキサーは容量が1L以下から2L程度まで幅広いのも特徴です。ハンドブレンダーに比べて、大容量を一気に調理できるので、人数の多い家族での使用や、スープなど食事の調理に使うことが多い人におすすめです。
ブレンダーとは
ここで説明する「ブレンダー」とは、片手で操作するハンディタイプのブレンダーです。食材を細かく刻んだり混ぜたり、泡立てたりすることができます。ミキサーと機能は似ているものの、手持ちで操作するものをブレンダー、もしくはハンドブレンダーと呼ぶ傾向があります。
電動モーターで回転する刃が付いた棒状の本体と、取り外し可能なコードやアタッチメントからなる設計で、スタンドに設置する置き型ミキサーとは異なり、鍋やボウルに入れたままで食材をかく拌できて便利です。
ミキサーよりもコンパクトで持ち運びやすく、収納のスペースも取りません。使いたいときに、サッと手軽に調理を始められます。
ブレンダーのメリット
ハンドブレンダーには、スープやソース、スムージーやベビーフードなど、さまざまな食材を混ぜたり、細かくしたりできるメリットがあります。ボタンを押す強さによって回転速度を調節できたり、混ぜるだけでなく、切るやすりおろすなどの機能もあります。
付属品によっては、泡立て器の役割やフードプロセッサーとしての下ごしらえの役割も果たし、ハンドブレンダー1台で、さまざまな料理に対応できるのです。本体は小型で軽量なので、収納にも場所を取りません。
専用の容器やカップに入れて使う必要がなく、そのまま鍋やボウルに入れて使えて洗い物も少なくて済みます。コードレスタイプや充電式タイプもあり、コンセントの場所を気にせずに使える点もポイントです。
ジューサーやフードプロセッサーとの違い
ジューサーとフードプロセッサーも、ミキサーみたいな役割をしているよね。似ているキッチンツールの違いをはっきり知りたい!
ジューサーやフードプロセッサーは、ミキサーとブレンダーほど似通った家電ではありませんが、どちらもキッチンでよく使われる便利な家電として、一括りにされることが多いアイテムです。
ジューサーやフードプロセッサーも、それぞれ異なる機能や用途を持っています。どちらも食品を加工するための機器ですが、その違いはいったいどんな点があるのでしょうか。続いては、ジューサーやフードプロセッサーとの違いについて詳しく解説します。
ジューサーとは
ジューサーは、野菜や果物などの水分抽出に特化している、ジュース作りに適したキッチン家電です。容器の底に装備されたザル部分を通して、食材をすりおろして液体のみを抽出します。すりおろされた食材からは繊維質が取り除かれているので、なめらかなジュースの完成です。
ミキサーで作るジュースはとろみのあるスムージーになりますが、ジューサーではサラサラとした質感のジュースを作ることができます。
容器の底にはおろし金のついたザルが付けられており、モーターの動力でおろし金が回転します。繊維質はザルの部分で取り除かれて、野菜のエキスや果汁だけが抽出される仕組みです。
ジューサーのメリット
ジューサーは、食材の栄養素や酵素を壊さずに、エキスや果汁のみを抽出できます。新鮮で無添加な野菜や果物のジュースを楽しみたい人に最適です。食材の繊維質をきれいに取り除き水分だけを抽出するので、市販されているジュースのようなサラサラとした口当たりのドリンクを簡単に作れます。
胃腸が弱い体質で、日頃から消化のしやすい食事を心がけている人にもおすすめです。低速ジューサーでは食材をゆっくりと擦りつぶすため、摩擦熱などで栄養素が壊れにくいメリットもあります。食材に含まれる酵素やビタミンCなどの栄養素が豊富に保たれて、より栄養価の高いジュースを味わえるのです。
フードプロセッサーとは
フードプロセッサーは、固体の食材を均一にカットするのが得意なキッチン家電です。野菜のせん切りや大根おろしなど、食材を容器底の大きな刃で切り刻んで混ぜます。刃の大きさはミキサーよりも大きく、仕上がりが少々粗いのが特徴です。
アタッチメントの付け替えによってはパン生地をこねる用途としても活用できるため、使い方次第で多様に活躍します。ただし、固形の食材を砕くことに特化したツールなので、なめらかな液状の調理には適していません。
フードプロセッサーのメリット
フードプロセッサーは、食材を均一に刻むことに特化した家電で、野菜のみじん切りなどの包丁を使うと面倒な手作業を楽に行なえます。アタッチメントを付け替えることで、刻む他にも、つぶす、混ぜる、スライスといった調理が可能です。
例えば、サラダを作るときには野菜をスライスし、スムージーを作るときには果物を混ぜるといった、調理時間や手間を大幅に削減できる便利な使い方が可能です。簡単な操作で時間と手間を節約しながら、料理のレパートリーの幅を広げるのに貢献します。
ミキサーやブレンダーはどう選ぶ?
ミキサーやブレンダーを選ぶ際に、それぞれの機能や特徴を理解することで、自分の使い方や調理スタイルに合った製品を選択できます。ミキサー選びで迷っている人は、以下の考慮すべきポイントを参考にして、自分が必要とする機能や性能、用途を確認してみましょう。
固形物を一気に液状にしたいならミキサー
ミキサーは、固形物をすばやく液状に変えられるので、食材をまるごと生かしたおいしい飲み物を手軽に作れるのが魅力的です。ジューサーと違って繊維質や果皮もしっかり含まれるため、とろみのある贅沢なスムージーやフルーツジュースを楽しめます。
またポタージュなどのスープや野菜を混ぜ込んだドレッシングといった、固形物から液状のものを作る調理ならミキサーが最適です。
使った食材とほとんど同じ量の飲み物が完成するので、必要な食材の量を把握しやすく、完成時の分量も把握しやすいのがメリットです。食材を皮まで活かした栄養価の高いジュースやスムージーを楽しみたい人や、さらさらの仕上がりよりもとろみのある仕上がりが好みの人には、ミキサーがおすすめです。
乾いた食材の粉砕ならミル付きミキサー
ミキサーの中でもミル付きのものは、ドライミル機能によってコーヒー豆の挽きやふりかけの粉末作り、ナッツ類の粉砕など、さまざまな用途に対応できます。ミルの粉砕機能も使いたい人は、ミル付きのミキサー製品を探してみましょう。
離乳食やポタージュスープなど、水分を含む食品を粉砕したい場合は、ウェット対応のミル付きミキサーがおすすめです。ドライのみに対応したミルよりも用途が広がり、さまざまな場面で活躍します。
ミル付きのミキサーは基本的に乾燥した食品にのみ対応しているため、水分を含む食材を使いたい場合にはウェット対応しているミル付きモデルを選びましょう。
ミキサーの機能をコンパクトに使用したいならブレンダー
ハンドブレンダーは、ミキサーの機能を濃縮して手軽に扱えるキッチンツールともいえます。混ぜる・刻む・つぶす・泡立てるなどのさまざまな調理作業を、アタッチメントを切り替えるだけで手軽に行なえるのです。
スイッチを押している間のみ刃が回転し、自分で本体を握って自在に操作できるので、食材の調理具合やかく拌具合を調節しやすい点もおすすめです。
稼働時間が長いほどとろけるような口当たりが楽しめ、短いほど粗めの食感が残る口当たりに仕上げられます。アタッチメントの数や種類が豊富な商品ほど、できる作業が増えます。「ミキサーを持ちたいけれど、収納する場所がない」と考えている人にも、ブレンダーがおすすめです。
サラサラのジュースを作りたいならジューサー
ジューサーは、新鮮な野菜や果物からおいしいジュースを作れる家電です。果汁と繊維を分離することで、市販のジュースのようにサラッとした口あたりのジュースが完成します。
高速のジューサーは、高速回転で食材を細かくした後にしぼるので、繊維質の多い硬い食材でも繊維をきちんと取り除き、栄養価が高く飲みやすいジュースを手軽に楽しめます。
ジューサーを上手に利用すれば、日々の食事だけでは不足しがちな栄養素を手軽に補給できて、ビタミンやミネラルを効率的に摂取できるのです。健康志向の人や、栄養管理をしっかりしたい人にはぴったりなキッチン家電です。
食材のカット・料理に使うならフードプロセッサー
フードプロセッサーは、食材のミンチやすり身作りにすぐれた調理家電です。肉や魚、野菜を投入してかく拌すると、離乳食や料理の下ごしらえに便利です。付属品によっては、細切りやおろし、こねる調理にも対応しています。
電動タイプのフードプロセッサーは、強力なモーターのすばやい回転で効率的に食材をカットできます。電動なので、力を入れずに簡単にカットできる利点も魅力です。
ブンブンチョッパーとも呼ばれるハンディチョッパーの場合は、電動よりも均一な仕上がりにはならないものの、面倒なみじん切り作業などを手軽に済ませられて便利です。電動タイプよりも安価に購入できて本体サイズもコンパクトなので、収納スペースに余裕がなければ手動タイプも検討してみるといいでしょう。
ミキサーの選び方
ミキサーを選ぶ際には、まず使用目的や頻度を考慮しましょう。スムージーやジュースを主に作りたいのか、調理の下ごしらえをメインに使いたいのかなどによっても、選択するタイプは変わってきます。
また、複数人分の調理を一度に行なう場合や、1人分の調理をスピーディーに済ませたい場合などでも、本体容量の選択が異なります。
その他にも、デザインや価格帯など、自分の好みやライフスタイル、予算に合ったミキサーを選ぶことが大切です。以下でご紹介する選び方のポイントを考慮して、納得のいく1台を探すのに役立ててください。
調理できる容量
ミキサーを選ぶときの重要な要素が、調理容量です。これは一度に混ぜられる食材の量のことで、ジャグやカップの大きさによって異なります。
調理容量が大きいほど、たくさんの食材を一度に処理できて時間や手間が省けますが、必要量よりも大きすぎると、かえって調理効率が悪くなったり、収納スペースが余計に取られたりするデメリットもあります。
- 1~2人分:300mL以下
- 3~4人分:300mL~500mL
- 5人分以上:500mL以上
あくまで目安であり、個人差や好みによって変わる場合もありますが、一般的な目安は上記の要領を参考にしてください。
刃の形状や対応できる食材
ミキサーにはさまざまな種類があり、刃の形状もそれぞれ異なり、形状によってミキサーの性能や使い勝手が変わります。代表的な刃の形と特徴は以下の通りです。
刃の種類 | 刃の形 | 特徴 | 調理内容 |
---|---|---|---|
ストレート型 | 刃が直線的に伸びている | ・食材を均一に刻める ・刃が底面に近いため少量の食材や液体もよく混ぜられる | ・スムージー ・ドレッシング |
ウェーブ型 | 波型の刃 | ・食材を細かく砕ける ・刃が底面から離れているため大量の食材や固形物も入れやすい | ・スープ ・パスタソース |
スパイラル型 | らせん状の刃 | ・食材を引き込んで回転 ・刃が底面から高く上がっているため空気を含んだ食感に仕上げられる | ・ホイップクリーム ・マヨネーズ |
ミキサーには、これらのうち1つが付属していたり、複数種類が付属していたりするので、想定する使用目的に合わせた刃を選ぶことが重要です。また、ミキサーの種類や刃の種類によっては、乾燥した硬いものや粘度の高い食材は使用できない場合があります。
必ず、調理可能な食材や刃の形状をチェックして、自分がおこないたい調理が可能であるかを確認しましょう。
容器の材質
ミキサーは容器の材質によって、耐久性や使いやすさ、衛生面などが変わってきます。一般的な容器にはガラス、プラスチック、ステンレスなどがあります。
材質 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プラスチック | ・本体が軽い ・割れにくく丈夫 ・価格が安価 | ・耐熱性が低い ・においや色が移りやすい ・ほとんどが氷のかく拌不可 |
ガラス | ・高い耐熱性と傷への強さ ・においや色が移りにくい | ・本体が重い ・衝撃や落下で割れやすい |
トライタン | ・本体が軽い ・耐熱性、耐久性ともに高い ・においや色が移りにくい | ・使われている製品が少ない ・価格が高価 |
中でもおすすめしたいのがトライタン素材です。トライタンとはポリエステル樹脂の一種で、耐熱性や耐衝撃性に優れ、プラスチックのように軽く、ガラスのように丈夫です。本体は透明で中を確認しやすいメリットもあります。
一般的なプラスチック製品とは異なり、トライタンの耐熱温度は90度前後とされ、熱い飲み物や食洗機洗浄にも対応できます。また、一部のプラスチック素材には健康に悪影響を及ぼす化学物質を含むことが懸念されていますが、トライタンはその物質を含まず、医療器具にも使用される安全な素材です。
まだ採用されている製品が少ないため、購入時の価格が高価になりがちですが、日々の使いやすさと安全性を求める人には最適な素材です。
付属品の内容・種類
ミキサーの付属品とは、ミキサー本体に付いてくるパーツやアクセサリーです。ボトルやカップ、ブレードやフタなどがあり、付属品の内容や数、種類によってミキサーの使い勝手や機能が変わり、既存の機能を拡張できます。
フードプロセッサーを取り付ければ、野菜や肉などをみじん切りにしたり、生地をこねたりできて、ミルを取り付ければ、コーヒーや胡椒などを挽けるのです。
自分がどんな用途で使いたいかを考え、それに応じて付属品の内容や種類をチェックしてみましょう。付属品が豊富で多機能なミキサーは便利ですが、高価になる傾向がありますので、自分の予算やスペースに合わせて、必要な付属品だけを選ぶことがポイントです。
お手入れのしやすさ
ミキサーの使い勝手の良さを損なわないためには、洗いやすいデザインや設計の製品を選ぶことが不可欠です。日々のお手入れが煩わしいと、掃除が億劫になってせっかくのミキサーの出番も減ってしまいます。お手入れのしやすさでミキサーを選ぶなら、パーツを簡単に分解できるものがおすすめです。
ミキサーは蓋部分や容器、刃の部分など、複数のパーツで構成されていますが、これらを簡単に外して洗えるとお手入れが格段に楽になります。分解して洗えると、いつも清潔な状態を保つことができて衛生的です。
容器の素材も重要な要素で、ガラス製は重くなりがちですが、最近では軽量かつ使いやすい樹脂製の容器も増えています。容器の軽さも考慮することで、使い勝手が向上します。
ハンドブレンダーの選び方
続いては、ハンドブレンダーを選ぶ際に把握しておきたい選び方のポイントをご紹介します。料理のバリエーションに合わせて、異なる機能を持つアタッチメントに対応しているハンドブレンダーは、1台あると幅広い調理に対応できる頼もしい存在です。
これらの要素に焦点を当て、ハンドブレンダー選びの際に失敗しないための具体的なポイントを解説していきます。あなたのキッチンに最適なハンドブレンダーを見つけてみましょう。
調理できる容量
ハンドブレンダー選びで最初に注目すべきポイントは、調理できる容量です。ハンドブレンダーの一般的な容量は、0.5L~1.5L程度です。一人分を調理するのであれば、1L以下でも問題ないでしょう。
また、高出力や高い回転力を持つハンドブレンダーなら、多い容量の食材にも対応できて料理時間も短縮できます。ハンドブレンダーの稼働パワーを比較するには、消費電力を確認しましょう。高い消費電力のものを選ぶと、食材の容量が多くてもしっかりと混ぜられます。市場の多くのハンドブレンダーは、回転スピードが毎分最大1万回以上を備えており、この回転数を下回らない限りは問題ありません。
無段階で回転スピードを自由に調整できる場合、食材や料理に合わせてブレンドの濃さを微調整しやすくなります。製品を選ぶ際には、消費電力だけでなく、スピード調整の使い勝手も検討すると良いでしょう。
アタッチメントの種類
食材を調理する上で欠かせないのが、ブレードの選択です。ブレードは食材をを刻んだりつぶしたりする刃の部分で、その種類や用途によって機能が変わります。野菜などの食材調理に特化したいなら基本的なブレードでも十分ですが、他の多様な用途にも使いたい場合は、慎重に選ぶことが重要です。
機種によっては、泡立て器やフードプロセッサー用のブレード、硬いものを砕くブレードが付属しています。自分が欲しい機能や用途に適したブレードが付属しているかを確認することが、購入の際の重要なポイントです。
また、ブレードの種類が増えるほど価格も上昇する傾向があるため、予算も考慮しながら選ぶことがおすすめです。購入前にしっかりと比較検討し、自分のニーズにぴったりのものを見つけましょう。
本体の重さ
ハンドブレンダーは手軽に使えるコンパクトさが魅力のアイテムなので、過度な重さは使い勝手を損ないます。手が疲れないように重すぎないことが理想的です。
手で操作するため、本体のサイズも重要です。手に馴染みやすいサイズを選び、実際に店舗で手に持ってみて使い勝手を確認しましょう。
持ちにくいものは使い続けるうちに手が疲れますので、自分の手にフィットするサイズを見つけるのがコツです。お店で実際に手に取り、検討する際にはこれらのポイントを意識してみてください。
おすすめのミキサーランキング5選
ここからは、実際におすすめしたい人気の製品をご紹介します。機能性や性能、価格などさまざまな要素を考慮した、ランキング形式です。各製品がどのような特長を持っているのか魅力に迫りながら、ニーズにぴったりなミキサーを見つけてみましょう。
1位:ティファール ミックス&ドリンク ネオ BL13C5JP
ティファールのミックス&ドリンク ネオ BL13C5JPは、氷も簡単に砕くアイスクラッシュ機能が搭載された、コンパクトながらもパワフルな調理ができるミキサーです。わずかなスペースで使える10.5cmのコンパクトな本体に、600mLのジャーが付属しています。
ティファール独自のPowelix lifeブレードは、4枚刃とチタンコーティングで耐久性が増しており、硬い食材も余裕でブレンドできます。安心の2段階ロックシステムと2段階スピード設定は、高速・低速を自由自在に調節でき、さまざまな調理に対応可能です。
エアークーリングシステムが搭載されており、長時間の使用でもパフォーマンスが持続します。蓋を取らずに食材を追加できるキャップも便利で、調理中に手軽に食材を追加することが可能です。本体のコンパクトさとパワフルさを両立したミキサーが欲しい人におすすめです。
容量 | 0.6 L |
本体サイズ | 105x315x105 mm |
容器素材 | プラスチック |
刃の形状 | Powelix lifeブレード(4枚刃+チタンコーティング) |
調理用途 | つぶす、ジューサー |
付属品 | ミル付き |
安全機能 | 2段階ロックシステム |
2位:象印 BM-SA10
象印のBM-SA10は、インテリアに溶け込みやすいマット調のデザインがおしゃれな、シンプルながらも機能的なミキサーです。象印独自のクラッシュ&カット チタンコートブレードは、粉砕と切削の2つの役割を果たし、ほうれん草などの葉物野菜も細かくカットします。
氷などの硬い材料もパワフルに粉砕し、なめらかで口当たりの優しいスムージーを手軽に楽しめます。1Lの大容量容器の重量はガラスの約半分で、注ぎやお手入れの際の負担を軽減し、たっぷりのスムージーを手軽に調理可能です。
食材や用途に合わせて選べる3つのモードでは、HIモードは高速で運転し、野菜や果物を使ったジュースやスープを手早く作りたいときに、LOモードは運転音が気になるときやお手入れの際に、FLASHモードは手動で材料の混ざり具合を微調整、といった使い分けができます。簡単操作で好みの仕上がりを作りたい人におすすめです。
容量 | 1 L |
本体サイズ | 150mm×365mm×150mm |
容器素材 | トライタン |
刃の形状 | クラッシュ&カット チタンコートブレード |
調理用途 | きざむ、ジューサー |
安全機能 | 安全ダブルロック構造 |
3位:テスコム Pure Natura TMX20A
テスコムのPure Natura TMX20Aは、大型刃と1Lの大容量ボトルで、かさばる葉物もたっぷりかく拌し、固い角氷も手軽にクラッシュアイスにできます。ボトルは清潔かつお手入れが簡単なガラス製で、食材のにおい移りや色移りも少なくて安心です。
モーター保護装置により、材料の過剰な詰め込みや高い粘度の材料、硬い材料による負荷からモーターを保護します。連続使用による発熱からも守るため、耐久性と安全性を両立した設計です。
ミキサーボトルとボトル台が外せる構造で洗いやすさにもこだわり、収納に便利な逆さボトル機能では、収納時の高さをA4サイズにまで収められます。散らかりがちな電源コードもクイックコードバンドでまとめ、収納しやすい工夫が満載です。
容量 | 1 L |
本体サイズ | 340mm×184mm×152mm |
容器素材 | ガラス |
刃の形状 | 大型刃 |
調理用途 | ジューサー |
安全機能 | モーター保護装置 |
4位:パナソニック MX-X701
パナソニックのMX-X701は、独自のブラックハードチタンコート ファイバーカッターを搭載し、のこぎり状の大型刃で鋭くパワフルに切削可能です。繊維を細かく切削するため、なめらかに仕上がり、氷の粉砕でフローズンドリンクやかき氷なども手軽に楽しめます。
野菜を使用したスムージーでは、水量を抑えて濃厚に作れるのが特長です。1杯あたりで摂れる栄養素が増加し、飲み口もとろりとした味わいです。あえて食感を残したい食材は、本体のアレンジホールから投入することで、食材の粒感などを活かせます。
とろみの少ないスムージーを作りたいときには、内蓋のチェイサーカップで加水することによって微調整が可能です。なめらかなジュースから、野菜や果物の食感を残したスムージーなど、自分好みのこだわりのドリンクを作りたい人におすすめのミキサーです。
容量 | 1 L |
本体サイズ | 372mm×203mm×203mm |
容器素材 | プラスチック |
刃の形状 | ブラックハードチタンコートファイバーカッター |
調理用途 | つぶす、ジューサー |
付属品 | タンブラーミキサー、タンブラーコップ蓋、ミルコップ+蓋、スムージーバー、レシピブック |
安全機能 | モーター保護装置 |
5位:ブラウン パワーブレンド1 JB1169BK
ブラウンのパワーブレンド1 JB1169BKは、独自のトライアングルジャグ構造とゴールドチタンのブレードの搭載によって耐久性と切れ味が向上し、高いブレンディング効果が期待できます。ゴールドチタンブレードはすばやく均一な仕上がりを実現し、取り外し可能な構造でお手入れも簡単です。
大容量の1Lのガラスジャグは、熱いスープから冷たいクラッシュアイスまで、多彩な料理に対応できます。高速・低速とパルス運転を選べて、食材や量に合わせて柔軟に操作できます。パーツは取り外し可能なので、ジャグ全体の洗浄が簡単です。
本体と一部のパーツ以外は食器洗い機にも対応しており、手間をかけずに洗えます。容器の耐久性や使いやすさ、お手入れのしやすさが兼ね備えられた、毎日の使用に活躍する扱いやすいミキサーです。
容量 | 1 L |
本体サイズ | 175mm×185mm×360mm |
容器素材 | ガラス |
刃の形状 | ゴールドチタンブレード |
調理用途 | つぶす、ジューサー |
付属品 | タンパー、ミル、スムージタンブラー |
安全機能 | ジャグロックシステム、モーター温度制御、モーター冷却システム |
おすすめのハンドブレンダーランキング3選
続いては、ハンドブレンダーの選び方に悩んでいる方におすすめの製品をランキング形式でご紹介します。豊富なラインナップから、性能や使い勝手を考慮した人気の高い製品です。
どの製品も高いパフォーマンスと信頼性を備えており、料理の幅を広げる頼れる相棒となるでしょう。特徴や使いどころも詳しく解説しますので、購入の参考にしてください。
1位:ブラウン マルチクイック7 MQ7035XG
ブラウンのマルチクイック7 MQ7035XGは、アクティブブレードテクノロジーシャフトという独自機能を採用したハンドブレンダーです。業界初のイージースマートスピードテクノロジーは、手の感覚でスピードをコントロールできます。
ボタンの握り具合によってスピードが変化し、食材に応じてスピードを自由に調整できるので、これまで難しかった繊細な調理が容易に行なえます。手の動きによって上下に伸縮するので、硬い食材のかく拌も簡単です。
従来製品よりもかく拌範囲が2.5倍に拡大されているので、食材をより均一に混ぜ上げる、なめらかな仕上がりです。粉砕に便利なミルブレードや、大根おろしを作れるチョッパーも搭載されています。食材の下ごしらえを自在に調整して、料理の幅を多彩に広げたい人におすすめです。
容量 | 0.5 L |
本体サイズ | 70×70×400mm |
重量 | 910g |
刃の形状 | ステンレスミルブレード |
調理用途 | きざむ、つぶす、スライス、こねる、ジューサー、泡立て |
付属品 | チョッパー、泡立て器、専用計量カップ |
安全機能 | 人間工学に基づいたデザインで滑りにくい |
2位:パナソニック MX-S302
パナソニックのMX-S302は、混ぜる・つぶす・きざむ・泡立ての機能を備えた、1台4役のすぐれたハンドブレンダーです。ダブルアクションスイッチを搭載し、下ごしらえから仕上げまでの料理作業をより使いやすくサポートします。
スピード調整ダイヤルでは、高速から低速までスムーズに切り替えが可能です。素材に合わせた調理がこの1台で台で手軽に行なえて料理の幅が広がります。ダブルアクションスイッチの始動時は、ロック解除ボタンを押している間だけ運転ボタンを「入」にできるため、誤操作のリスクを軽減します。
操作もシンプルで、運転中でも持ちやすいデザインです。材料の入れ過ぎや高負荷によるモーターの温度上昇を検知して自動停止するモーター保護装置も装備しています。機器の耐久性が向上し、安心して長時間の使用が可能です。
本体サイズ | 64mm×71mm×410mm |
重量 | 900g |
刃の形状 | 4枚刃ブレンダーカッター |
調理用途 | きざむ、つぶす、スライス、こねる、ジューサー、泡立て |
付属品 | チョッパー、泡だて器アタッチメント |
安全機能 | ダブルアクションスイッチ |
3位:テスコム Pure Natura THM332
テスコムの Pure Natura THM332は、効率的なつぶしや混ぜるための4枚刃形状で、離乳食作りにも最適なハンドブレンダーです。チョッパーボトルによって食材の細かいみじん切りがあっという間に完成し、手間のかかるホイップクリーム作りもすばやく行なえます。
目盛りがついた使いやすい専用の500mLのブレンドカップもセットです。両面おろし刃を使えば、ざくざくの鬼おろしや、細かなおろし・とろろといったバリエーションも自在に楽しめます。
金属製のブレンダーは鍋での使用も可能で、臭いや色移りの心配もありません。調理の下ごしらえに大活躍するコンパクトかつパワフルなハンドブレンダーを探している方におすすめです。
本体サイズ | 343mm×61mm×69mm |
重量 | 540g |
刃の形状 | ブレンダー、チョッパー、ビーター、両面おろし刃 |
調理用途 | つぶす、まぜる、きざむ、おろす、泡立てる |
付属品 | チョッパー、両面おろし刃、円盤軸、ビーター、ブレンドカップ |
安全機能 | モーター保護装置 |
ミキサーやブレンダーは調理目的や使用用途に合わせて選択しよう
この記事では、ミキサーとブレンダーの違いや、用途の似ているフードプロセッサーやジューサーといった便利なキッチン家電について、それぞれの使い方や特長、メリットなどを詳しくご紹介してきました。
- 調理の目的や使用目的によって、ミキサーかブレンダーを選ぶ。
- ミキサーはスムージーやソース、生地の混ぜ合わせに適している。
- ハンドブレンダーは、多彩なアタッチメントでさまざまな調理が可能。
- 消費電力や回転スピード、スピード調整の自由度など、性能にも注目する。
- 扱いやすさや手入れのしやすさも考慮に入れ、長期間愛用できる製品を選ぼう。
ミキサーやブレンダーなどのキッチン家電は、料理の幅を広げ、手軽においしい料理を作り上げるために欠かせない存在です。
記事で紹介したポイントを振り返りつつ、自分の使い方にぴったりな製品を見つけてみましょう。自分のライフスタイルや調理スタイルに合わせて選ぶことで、ツールが最大限に活躍し、日々の料理をもっと手軽に楽しめます。