石川県野々市市の引っ越しに伴う水道の使用開始

引越しをするときに忘れてはいけないのが、重要なライフラインである水道の手続きです。野々市市では、水道を使用する際や使用をやめる際に必ず開始手続きと中止手続きを完了させる必要があります。

この記事では、石川県野々市市での水道使用開始と中止の手続き・料金体系・支払い方法・よくある質問を詳しく解説します。これから引越しを予定している人は、詳細を確認してスムーズに手続きを済ませましょう。

野々市市の水道事業を担当する窓口

野々市市の水道業務は、野々市市上下水道課が運営しています。水道の開栓および閉栓・料金の支払い・名義変更などの手続きは、野々市市上下水道課が窓口です。野々市市上下水道課では、使用開始や中止手続きのほかにも、口座振替の登録や漏水調査なども対応しています。

水道の使用開始手続き

手続きのタイミング

野々市市で新しい家に引っ越す際は、使用開始日の3営業日前までに野々市市上下水道課へ連絡する必要があります。引越し当日に連絡しても対応できないため、余裕をもって申し込みましょう。

申し込み方法

水道の使用開始手続きは、次の2つの方法から選べます。

1. 電話
   野々市市上下水道課へ連絡し、住所・使用開始日・契約者名などを伝えます。
   ・ 電話番号：076-227-6102（上下水道課管理係）
   ・ 受付時間：平日8:30〜17:15
2. インターネット
   野々市市公式サイトから24時間受付可能です。好きなタイミングで申請できるため、電話が混み合う引越しシーズンに便利です。
   ・ 公式サイト：野々市市上下水道の名義変更（転入等）・使用開始の申込

手続きに必要な情報

• 使用開始希望日
• 契約者名・電話番号
• 使用場所の住所（アパート名や部屋番号を含む）
• 届出人の氏名・電話番号・契約者との関係（契約者と異なる場合）
• 支払い方法（口座振替または納付書）
• 郵便物の送付先
• 使用用途

開栓作業について

通常は、立ち会い不要で水道を使えます。ただし、新築住宅や長期間空き家だった物件などは、職員が現地で開栓作業をおこなうことがあります。立ち会いを求められることもあるため、日時の確認を忘れないようにしましょう。

水道の使用中止手続き

引越しなどで現在の住まいを離れる際には、使用中止（閉栓）手続きが必要です。手続きを適切におこなわないと、退去後も水道料金が発生するので注意してください。

申請時期

退去の3営業日前までに上下水道課に連絡しましょう。とくに引越しシーズン中は申請が集中するため、早めの対応が安心です。

手続き方法

使用中止手続きも、以下の2種類の方法から申請できます。

• 電話
  野々市市上下水道課へ連絡し、住所・使用中止日・契約者名などを伝えます。
  ・ 電話番号：076-227-6102（上下水道課管理係）
  ・ 受付時間：平日8:30〜17:15
• インターネット
  野々市市公式サイトから24時間受付可能です。好きなタイミングで申請できるため、電話が混み合う引越しシーズンに便利です。
  ・ 公式サイト：野々市市上下水道の名義変更（転出等）・休止の申込

必要事項

• 使用中止希望日
• 契約者の氏名と電話番号
• 使用場所の住所（アパート名や部屋番号を含む）
• 転居先や郵便物の送付先
• お客さま番号
• 手続きの種類（名義変更・休止）
• 届出人の氏名・電話番号・契約者との関係（契約者と異なる場合）

清算について

水道料金は2か月ごとに請求される仕組みで、最終検針の実施後に使用期間分の清算をおこないます。口座振替を利用している場合でも、最終分のみ納入通知書が届くことがあるので注意が必要です。なお、野々市市では中止手続きの手数料として3,600円がかかります。

野々市市の水道料金について

料金体系

野々市市の水道料金は、基本料金＋使用量に応じた超過料金で構成されています。検針は2か月に1回おこなわれ、地域に応じて偶数月または奇数月ごとに請求書が届きます。

基本料金（一般家庭・口径13mmの場合）

• 基本料金（1か月あたり）：660円（税込）
• 超過料金（1m3あたり）11m3～：136円（税込）

また、量水器使用料金がかかる仕組みで、口径13mmでは月に99円が徴収されます。

下水道使用料

公共下水道区域では、水道の使用量に応じて下水道使用料が加算されます。下水道も上水道と同じく2か月ごとの請求となります。

以下の表は口径が13mmの場合の2か月分の料金です。

使用水量（m3）	水道料金（円）	下水道料金（円）	合計（税込）
1～20	1,518	2,706	4,224
21	1,654	2,853	4,507
22	1,790	3,000	4,790
23	1,927	3,148	5,075
24	2,063	3,295	5,358
25	2,200	3,443	5,643
26	2,336	3,590	5,926
27	2,472	3,737	6,209
28	2,609	3,885	6,494
29	2,745	4,032	6,777
30	2,882	4,180	7,062
31	3,018	4,327	7,345
32	3,154	4,474	7,628
33	3,291	4,622	7,913
34	3,427	4,769	8,196
35	3,564	4,917	8,481
36	3,700	5,064	8,764
37	3,836	5,211	9,047
38	3,973	5,359	9,332
39	4,109	5,506	9,615
40	4,246	5,654	9,900

水道料金の比較

ここでは、野々市市・全国平均・県内平均・周辺自治体の水道料金の比較について解説します。

野々市市の水道料金は、周辺自治体と同程度です。ただし、全国平均や県内平均と比べると安いため、生活費を節約しやすい引越し先です。

支払い方法

野々市市では、次の3つの支払い方法を利用できます。

• 口座振替
  支払い忘れを防げるため、もっとも便利な支払い方法です。登録は金融機関で受け付けており、納税通知書または納付書・預貯金通帳・銀行届出印を持参して「口座振替納付依頼書」を提出すれば完了します。
  
  北國銀行・北陸銀行・福井銀行では「Web口座振替受付サービス」からの手続きも可能です。反映されるまで1〜2か月ほどかかる場合があるため、早めの登録がおすすめです。
• 納入通知書払い
  検針後に届く納入通知書をもって、市内の金融機関・上下水道課や会計課・コンビニエンスストアで支払います。現金払いを希望する人や、短期間のみ居住する人に適しています。
• スマートフォンアプリ決済
  納入通知書に記載されたバーコードを読み取り、キャッシュレスで水道料金を支払います。PayB・支払秘書・PayPay・auPAY・d払い・J-Coinに対応しています。

名義変更・所有者変更が必要なケース

以下のような場合は、名義変更または所有者変更の手続きも必要です。

• 賃貸物件の入退去で契約者が変わる場合
• 住宅の購入・売却で所有者が変わる場合
• 家族間で契約名義を変更する場合（結婚・相続など）

手続きは電話とインターネットから申請可能です。契約者名・住所・変更日などの必要な情報を伝えれば手続きが完了します。

水道トラブル時の対応

引越し後に漏水のトラブルが発生した場合は、すぐに指定給水装置工事事業者や排水設備工事業者へ連絡してください。どの事業者に依頼すべきかわからない場合は、以下に問い合わせれば適切な事業者を紹介してもらえます。

• 電話番号：076-248-0047（野々市市管工事協同組合）

また、漏水の状態によっては水道料金の一部を減免できる可能性があるため、野々市市指定給水装置工事事業者から申請をおこなってください。

Q&A（よくある質問）

引越し当日に申し込んでも水は使えますか？

原則として3営業日前までの手続きが必要です。ただし、繫忙期には手続きに時間がかかることもあるため、早めに上下水道課へ連絡してください。

使用中止を忘れた場合、どうなりますか？

手続きをしないと、退去後も基本料金が発生します。気づいた時点で中止手続きをおこなえば、精算して解消できます。

支払いを滞納したらどうなりますか？

支払い期限を過ぎると督促状が送付され、さらに支払いがない場合は給水停止となります。延滞金が発生する場合もあるため、期限内に支払いましょう。

名義変更はいつまでにおこなえばよいですか？

契約者が変わった時点で、できるだけ早めに手続きをおこなってください。遅れると、前契約者に請求が届くなどのトラブルが起こる可能性があります。

水道料金が急に高くなった場合は？

漏水の可能性があります。メーターを確認し、蛇口を閉めた状態でも回っている場合は漏水している可能性が高いです。早急に上下水道課や指定業者へ相談しましょう。

まとめ

石川県野々市市で引越しをする際は、水道の使用開始手続きと使用中止手続きを必ず完了させましょう。どちらも電話とインターネットでの申請に対応しており、3営業日前までに連絡することで未然にトラブルを防げます。

水道料金は2か月ごとの請求で、口座振替・納入通知書払い・スマートフォンアプリ決済といった支払い方法から選べます。また、料金が急に高くなった場合は漏水の疑いがあるため、早めに上下水道課へ相談するのがおすすめです。

適切に手続きをおこなうことで、安心して新生活をスタートできます。毎日の暮らしに欠かせないライフライン・水道の手続きを忘れずに済ませ、新居でも快適な生活を送りましょう。

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