栃木県大田原市
水道受付センター
新生活の始まりを意味する引越しには、さまざまな手続きが伴います。電気やガスと並んで重要なのが、ライフラインのひとつである水道です。料理・洗濯・入浴をはじめとする日常生活のすべてが水道に依存しているため、使用開始や使用中止の手続きを怠ると生活に支障をきたします。
栃木県大田原市で引越しをする際には、市が管理する水道事業に対して手続きをおこないましょう。本記事では、水道の使用開始と使用中止の方法・水道料金・支払い方法・引越し時の注意点について詳しく解説します。
大田原市の水道事業について
大田原市の水道事業は、大田原市上下水道課が管理しています。市内全域に安全で安定した水を供給することを目的に運営されており、住民の生活を支える基盤となっています。
水道を使い始める場合や、退去に伴って利用をやめる場合には、上下水道課への連絡が必要です。インターネット・郵送・窓口での申請を受け付けており、手続き自体は難しくありません。ただし、引越しシーズンには申し込みが集中するため、余裕をもって準備することが大切です。
水道の使用開始手続き
使用開始が必要なケース
- 大田原市外から転入し新居で生活を始める場合
- 大田原市内で別の住所に引越す場合
- 新築住宅に入居する場合
- 長期間空き家だった住宅を再び利用する場合
手続きの方法
水道を利用する際には、使用開始の申請をおこなわなければなりません。
- 窓口
大田原市上下水道課の窓口で「開始申込書」を記入し、直接申請します。使用者の運転免許証やマイナンバーカードなど、住民基本台帳上の住所がわかる書類を持参しましょう。
・ 所在地:栃木県大田原市本町1丁目4番1号(本庁舎5階)
・ 受付時間:平日8:30〜17:15 - オンライン
大田原市上下水道課の公式サイトから、24時間オンラインで手続きを申請できます。忙しい人や営業時間外に手続きをおこないたい人にとって便利です。
・ 公式サイト:水道の使用開始の届出 - 郵送
大田原市上下水道課に「開始申込書」を提出することで、手続きを済ませられます。使用者の運転免許証やマイナンバーカードなど、住民基本台帳上の住所がわかる書類の写しを添付する必要があります。
・ 郵送先:栃木県大田原市本町1-4-1 大田原市役所上下水道課水道管理係
必要な情報
- 使用する住所(建物名やアパート名を含む)
- 契約者の氏名
- 使用開始希望日
- 携帯電話の番号と電話番号
- 使用用途
- 使用人数
- 使用水
- 使用目的
- 親権者の住所・氏名・押印
- 支払い方法(口座振替または納付書)
- メールアドレス(インターネットで申請する場合)
- 生年月日(インターネットで申請する場合)
- 性別(インターネットで申請する場合)
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの住民基本台帳上の住所がわかる書類
入居当日から水を使えるようにするためにも、遅くとも3営業日前を目安に申し込みを済ませておきましょう。なお、大田原市では給水開始手数料として1件1回につき2,200円(税込)が加算されます。
水道の使用中止手続き
使用中止が必要なケース
- 大田原市外へ転出する場合
- 市内で別の住所に引越す場合
- 建物を取り壊す場合
手続きの流れ
退去する際には、使用中止届を申請します。
- 遅くとも3営業日前までに上下水道課に使用中止希望日を連絡する
- 職員が水道メーターを確認し、最終使用量を確定する
- 未払い分を含めた最終料金を清算する
手続きの方法
- 窓口
大田原市上下水道課の窓口で「中止申込書」を記入し、直接申請します。使用者の運転免許証やマイナンバーカードなど、住民基本台帳上の住所がわかる書類を持参しましょう。
・ 所在地:栃木県大田原市本町1丁目4番1号(本庁舎5階)
・ 受付時間:平日8:30〜17:15 - オンライン
大田原市上下水道課の公式サイトから、24時間オンラインで手続きを申請できます。忙しい人や営業時間外に手続きをおこないたい人にとって便利です。
・ 公式サイト:水道の使用中止の届出 - 郵送
大田原市上下水道課に「中止申込書」を提出することで、手続きを済ませられます。使用者の運転免許証やマイナンバーカードなど、住民基本台帳上の住所がわかる書類の写しを添付する必要があります。
・ 郵送先:栃木県大田原市本町1-4-1 大田原市役所上下水道課水道管理係
必要な情報
- 使用中止する住所(建物名やアパート名を含む)
- 契約者の氏名
- 使用中止希望日
- 転居先住所
- 携帯電話の番号と電話番号
- 最終料金の支払い方法(口座振替または納付書)
- 生年月日(インターネットで申請する場合)
- 性別(インターネットで申請する場合)
- メールアドレス(インターネットで申請する場合)
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの住民基本台帳上の住所がわかる書類
- 撤去年月日
請求書を新しい住所で確実に受け取るためにも、転居先を正確に伝えておく必要があります。
水道料金の仕組み
基本料金と従量料金
大田原市の水道料金は、基本料金と従量料金で構成されています。
- 基本料金:契約者ごとに固定で発生する料金
- 従量料金:使用した水量に応じて加算される料金
検針は2か月ごとにおこなわれ、使用量を基に請求額が算定されます。
下水道使用料
下水道区域に居住している場合は、水道使用量を基に下水道使用料も発生します。水道料金と合わせて請求されるので、両方をまとめて支払うことになります。
以下の表は口径が13mmの場合の2か月分の料金です。
使用水量(m3) | 水道料金(円) | 下水道料金(円) | 合計(税込) |
---|---|---|---|
1 | 3,740 | 2,774 | 6,514 |
2 | 2,798 | 6,538 | |
3 | 2,822 | 6,562 | |
4 | 2,846 | 6,586 | |
5 | 2,871 | 6,611 | |
6 | 2,895 | 6,635 | |
7 | 2,919 | 6,659 | |
8 | 2,943 | 6,683 | |
9 | 2,967 | 6,707 | |
10 | 2,992 | 6,732 | |
11 | 3,016 | 6,756 | |
12 | 3,040 | 6,780 | |
13 | 3,064 | 6,804 | |
14 | 3,088 | 6,828 | |
15 | 3,113 | 6,853 | |
16 | 3,137 | 6,877 | |
17 | 3,161 | 6,901 | |
18 | 3,185 | 6,925 | |
19 | 3,209 | 6,949 | |
20 | 3,234 | 6,974 | |
21 | 3,927 | 3,393 | 7,320 |
22 | 4,114 | 3,553 | 7,667 |
23 | 4,301 | 3,712 | 8,013 |
24 | 4,488 | 3,872 | 8,360 |
25 | 4,675 | 4,031 | 8,706 |
26 | 4,862 | 4,191 | 9,053 |
27 | 5,049 | 4,350 | 9,399 |
28 | 5,236 | 4,510 | 9,746 |
29 | 5,423 | 4,669 | 10,092 |
30 | 5,610 | 4,829 | 10,439 |
31 | 5,797 | 4,988 | 10,785 |
32 | 5,984 | 5,148 | 11,132 |
33 | 6,171 | 5,307 | 11,478 |
34 | 6,358 | 5,467 | 11,825 |
35 | 6,545 | 5,626 | 12,171 |
36 | 6,732 | 5,786 | 12,518 |
37 | 6,919 | 5,945 | 12,864 |
38 | 7,106 | 6,105 | 13,211 |
39 | 7,293 | 6,264 | 13,557 |
40 | 7,480 | 6,424 | 13,904 |
水道料金の比較
以下は、大田原市の水道料金と全国平均・県内平均・周辺自治体との比較をまとめた表です。

大田原市は、周辺地域の水道料金と同程度です。ただし、全国平均や県内平均よりも高いので、経済的な負担を減らしたい場合は節水を意識しましょう。
支払い方法
- 口座振替
銀行口座を登録しておくことで、自動的に料金が引き落とされます。支払い忘れを防げる便利な方法です。手続きをおこなう際は、通帳・お届け印・お客様番号のわかるものを持参し、口座振替申請書に必要事項を記載して提出しましょう。 - 納入通知書払い
検針後に届く納入通知書を使用し、金融機関・ゆうちょ銀行の窓口・水道課の窓口・コンビニエンスストアで支払います。支払いには期限が設けられているため、必ず期限内に対応しましょう。
引越し前に準備しておくこと
- 使用開始や中止の手続きは遅くとも3営業日前までに済ませておく
- 契約者名や住所を正確に伝える
- 支払い方法を事前に決めておくとスムーズに進む
- 賃貸住宅の場合は大家や管理会社にも連絡しておく
トラブルを防ぐための注意点
使用中止を忘れた場合
退去後も契約が続き、二重支払いが発生する可能性があります。
名義変更をしなかった場合
前の住人の名義のまま使用を続けると、請求や支払い責任が不明確になりトラブルの原因になります。
料金を滞納した場合
未払いを放置すると、督促状が届くだけでなく、給水停止となる場合があります。必ず期限内に支払うようにしましょう。
Q&A(よくある質問)
- 引越し当日に水道を使うためにはいつまでに申し込みをすればよいですか?
-
遅くとも3営業日前までに手続きを済ませることをおすすめします。とくに3月や4月など引越しが集中する繫忙期には、早めの申し込みが安心です。
- 使用中止の手続きは電話だけで可能ですか?
-
電話での申請は受け付けていません。インターネット・窓口・郵送で手続きしましょう。
- 水道料金の目安はどのくらいですか?
-
使用量や世帯人数によって異なりますが、一般家庭で月2,000円〜4,000円程度が目安です。下水道使用料を含めるともう少し高くなります。
- 支払い方法は何がありますか?
-
口座振替と納入通知書払いがあります。クレジットカード払いに関しては、現時点で対応していません。
- 退去後に前住所の請求書が届いた場合はどうすればよいですか?
-
退去時の最終料金です。届いた請求書に従って支払えば問題ありません。未払いを放置すると督促につながるので、すみやかに清算しましょう。
まとめ
栃木県大田原市で引越しをする際には、水道の使用開始や使用中止の手続きを必ず申請する必要があります。
どちらも窓口・インターネット・郵送で簡単に手続きできるものの、引越し日の直前では対応できない場合もあります。トラブルを未然に防ぐためにも、遅くとも3営業日前までには連絡を済ませておくことが大切です。
水道料金は基本料金と従量料金で構成され、下水道使用料を含めて請求されます。支払い方法は口座振替と納入通知払いがあり、利便性を考えると自動で引き落とされる口座振替がおすすめです。
引越しには多くの手続きが伴うものの、水道は生活の基盤を支える重要なライフラインです。水道の手続きを優先的におこない、安心して新生活を始めてください。